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JTCの辺境人材に会いに行こう〜大企業スキル勉強会に参加してみた〜

こんにちは、まさ@アップデートする情シスです。

ここ最近「大企業」や「JTC」なるワードをテーマにしたイベントや勉強会に参加させて頂いたこともあり、色々な方とディスカッションや意見交換をすることができました。

そこで感じたこと

「大企業やJTCの人はやっぱり凄いぞ!」

なんです

大企業にいる人は所詮、組織の歯車やろ

JTCはJTC。いつまでたっても変革出来ない

SNSではこんな言葉で揶揄されがちな大企業やJTCですが本当にそうでしょうか?

そんな大企業やJTCに居ながらも、自己実現や組織変革の推進役として活躍している人や取り組みを紹介します。

会社がクソだから…自分も変われない
上司がダメだから…自分は評価されない
仕事が忙しいから…やりたいことが出来ない

周りにこんな言葉を使う人がいたら要注意。

その人に巻き込まれてしまうか
その人を巻き込むか

それはあなた次第じゃないでしょうか?

▶︎大企業で経験したこと🏢

私自身、社会人としてキャリアをスタートしたのは大企業でした。当時社員数50000人の大手総合メーカーのシステム本部に配属され顧客向けシステムやパッケージの企画をする部門に配属されました。

私がこの会社で得た貴重な学びはズバリ

ぼーっとしてたらずーっとこのまま成長なし

と言う事に気づいたことです。

当然、大企業には優秀な人材が集まります。そんな人達は誰から強制される事なく努力し続け、実績を積み上げ、社内の競争を勝ち抜いていきます。

しかし一方で大企業の安定性と居心地で良さに甘えてしまい、徐々に活躍の場を失っている先輩達の姿もたくさん見てきました。

「あの人、優秀なのにもったいないなぁ」

やがて私は、12年間の大企業生活に別れを告げてITベンチャーに転職します。元上司の勧めもありましたが、一番の理由は

「会社の看板を外した自分はどれくらい価値があるのか?」を確かめたかったからです。


▶︎JTCで見たもの👀

転職したITベンチャーで私は役員、システムの提案営業やマーケティング、Webディレクションなど経験したことがない仕事をゼロからやりました。

失敗もたくさんしましたが、自己開示の大切さや新しいことにチャレンジする精神はこの時期に根づいたと思います。

そして2018年、51歳で今の会社に転職し、情シスとしての新たなキャリアをスタートさせました。現職は中堅製造業、古き良き伝統を重んじる同じ価値観を共有する人が集ういわゆるJTCです。

新卒で入社した会社同様にここでも優秀な方ばかり。社員はみんな自社の技術力や品質に対するこだわりが強く、仕事に対しては真面目過ぎるほど時間と手間をかけて真摯に取り組みます。

その一方で組織としての課題も見えました。

・失敗が許されない雰囲気がありチャレンジすることに億劫になっている

・情報は常に上位から展開されるヒエラルキー社会。良い意味では統制が取れているが閉鎖的

・変化や変革を避ける傾向があり、改善活動の中には形骸化したものも

変化が激しい今の時代、JTCも経営が「俺たち変わろうぜ!」と言っても、自ら変革を起こした経験がないJTCの社員にとっては高すぎるハードルなんだろうなぁ…と思うわけです。


▶︎JTCで埋もれる辺境人材☺️

ITベンチャーから転職した私にとっては変化やトラブルは当たり前。突然のM&Aであたふたしたり、運転資金ショートになりそうになったり、開発案件トラブって裁判沙汰直前まで揉めたり…

まあ色々経験させて頂いたおかげで失敗に対する耐性と何とかなるさ的な度胸だけは持ち合わせることができました。

JTCにはそんなリスクを犯してチャレンジしそうな人材なんていない…そう思われるかもしれませんが、そうではありません。

辺境人材と呼ばれる人は大企業やJTCにもいるんです。

※辺境人材とは?
トランスフォーメーション(X)する突破力を持った人材のこと。伝統的な企業文化と外部との境界線の「ギリギリ内側(辺境)」にいることから辺境人材と呼ばれる

あなたの会社にもコミュニティで活躍し、変革を推進する「辺境人材」を社内勉強会やワークショップで見つけてみませんか?


▶︎辺境人材に会いに行こう👇

私は社内だけでなく、社外の辺境人材にも会いに行きます。毎日会社に行き、同じ席に座り、同じ景色を眺め、同じ価値観の人とだけ仕事をしているだけではアップデートできないからです。

社内で企画を通す時には社外の類似事例を見るだけでなく、必ず一次情報として実践している人に直接お話しを聴くようにしています。

社外のワークショップやコミュニティにはそんな貴重な一次情報を持っている人が集まっています。そこに参加してインプットした情報をXやnoteなどのSNSでアウトプットすることで企画内容をより良くする効果があるのです。

では、何処に行けば良いのでしょうか?

次に私が最近参加したオンラインのワークショップをご紹介します。


▶︎大企業スキル勉強会

大企業出身者のノマドワーカー大澤あつみさんが主宰する「大企業スキル勉強会」はそんな大企業やJTCの辺境人材に出会えるオンライン・ワークショップです。

2月15日の「大企業スキル勉強会 特別編」に初めて参加しました。

まずは課題図書を読みます。今回の課題図書は「あなたの強みを高く売る」でした。

大企業に勤める方が仕事を通じて得たスキルや経験はとても貴重なはず。しかしそれに気づかずに自分を過小評価したり、自分が持つ魅力を発揮できずにいることがあります。

この本は、そんな自分自身の強みを「AMMシート」に書き込んて言語化するプロセスが書かれています。

課題図書「あなたの強みを高く売る」

「大企業スキル勉強会 特別編」では、自分の経験や出来ることをAMMシートに書いた状態でスタートします。

ワークショップでは参加者がお互いのシートに書いた強みを開示して、お互いに気づいたことを伝えます。

そしてワークショップが終わる頃には、参加者全員が今まで気づかなかった新たな魅力やスキルを再認識することができるのです。

例えば、大企業の方はロジカルで理路整然とお話します。さらに問いかけが上手く初めて会った人の話に対して的確な質問を投げかけます。

私にとっては「凄い!!」と感じたのですが、ご本人はそう思っていない。

「大企業スキル勉強会」は、そんな気付きを楽しみながら得ることができる素敵な場でした。本は読んで終わるのではなく、その後で他人と意見交換してアウトプットすることをオススメします!

最後は笑顔で!

▶︎コミュニティ参加3箇条⚠️

私がコミュニティやワークショップに参加する時に大切にしていることがあります。

  1. TakeしてもらったらGiveしよう
    コミュニティやワークショップで話される内容はその人にとってはナレッジやノウハウです。学びを貰ったら必ず自己開示してお返ししましょう

  2. InputしたらOutputしよう
    参加して勉強した気になり満足してませんか?必ずアウトプットしましょう

  3. 会社の顔は一旦外そう
    コミュニティやワークショップは「あなたが何をしたいか?」を問われるフラットな場所です。会社の肩書きや役職はは一旦忘れましょう。


▶︎こんなとこにも辺境人材

そんな私が参加しているワークショップやコミュニティを紹介します。

1️⃣ダム際ワーキング/組織変革Lab
組織変革の第一人者で作家の沢渡あまねさんが推進するユニークな取り組みです。体験ツアーもあります。組織変革Labは組織変革を実現したい人が具体的な課題解決をするためのオンラインワークショップです。

2️⃣あいしずHR
同じく沢渡あまねさんが主宰する、企業横断型の変革ワークショップです。愛知県と静岡県に由来のある企業の辺境人材が集まり、コトを起こすためのワークショップをやっています。


3️⃣CMC Meetup
小島英揮さんが主宰するコミュニティ運営のためのコミュニティ。ここにも大企業やJTCの辺境人材がたくさんいました!


最後までお読みいただきありがとうございます。

私はワークショップやコミュニティで日本中の情シスマネージャーと会って話をしていますが「あなたはここで何をしたいの?」と必ず問われます。明確でなくても良いので、目的を持って参加することをオススメします。

では、何処かのコミュニティでお会いできる時を楽しみにしています。

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