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スイカ交配から2週間。

スイカは交配から概ね2週間程度が経過して、順調に大きくなってきました。

大体直径20cm位になってきています。
見た目は既に立派なスイカですが、
まだまだこれから大きくなります。

今日は内トンネルの撤去を行いました。

今まではこのような内トンネルで保温していましたが、朝の最低気温も以前と比べ高くなり、内トンネルの役割はこれでおしまいです。

びしっと、旺盛に育ったすがたは壮観な眺めです。

内トンネルで被覆を行うとどうしても湿度があがってしまい、スイカの病気の原因となります。
そのため、摘果終了後、早い段階で内トンネルは撤去します。
今年は、この時期としては朝が冷えこむ日が続いたので、内トンネルを例年より長い期間使用しました。

しかしながら、ごくまれに菌核病という病気が発生してしまいます。湿度が高く、果実についていた雌花の残骸が長くついたまま残っていると発生しやすくなります。
この写真のスイカの中央部分の白っぽくなっているものが菌核病です。
こうなった果実は菌核の部分を除去して、トップジンペーストなどの薬で殺菌してやります。

それでもなかなか、商品になるスイカにはならない場合が多いですが、この玉を摘果してしまうと、
もう一方の玉の生育が旺盛になりすぎて(一株に二玉ならせています。)かえって空洞果などになりやすいので、病気を最低限抑えながら育てていきます。

この時期は、水分を多く必要とし、5日に一回、100mのハウスに10トン程度の水を潅水しています。しっかり水をやることで玉を大きく太らせ、収穫の2週間前に潅水を終えることで、今度は玉に糖度をのせるように管理を行います。

鳥取のスイカは6月から出荷が始まりますが、熊本のスイカは既に出荷が始まっていて、もう旬を迎えてきているようです。
もう待ちきれないので一足先に熊本スイカを頂いてみようと思います!

http://www.itou-suika.com/syuuhin.html

ということで、こちらのスイカを注文してみました。届くのが楽しみです。

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