マルハナバチさんいらっしゃい。
ミニトマトハウスに入居したてのマルハナバチを紹介します。
マルハナバチは、ハウス栽培において広く用いられています。
性格は非常におとなしく、触っても滅多に刺してはきません。
そんなマルハナバチですが、仕事は一人前で、
ハウスに放てばあっという間に交配を行ってくれます。
ハチが交配する前の花
花粉を貪ってます。
写真には分かりづらいですが、花の先にうっすらハチが咬んだ跡が残ります。これを、バイトマーク(バイトは英語で咬むの意味)と呼びます。
交配した花は夕方には閉じるのでこれもサインになります。
マルハナバチの巣箱がこちら。
マルハナバチは暑さに弱いので巣箱の周りをすだれで覆います。
巣への出入りはこの穴から。左の穴は出入り自由。右の穴は回収用です。巣に入ることは出来ますが、ここから出る事は出来ません。
なのでハチを巣箱に回収する際には、右の穴だけを開けます。
ハチが元気でかつ、花が少ない時期にずっと放ち続けると、花を咬み過ぎて傷めたり、花粉をハチにとられた分、トマトが花粉生産に体力を使うため、樹勢が落ちる原因になったりするので、適宜回収して巣箱の中で大人しくしていてもらいます。
ハチはこの巣箱の出入り口の仕組みになれないうちは巣箱の周りをうろうろして、入口を探しています。
右側の穴は、押したら開き、バネで閉じる扉になっており、慣れないハチはそれを理解してないようです。
あっちこっちすき間をガリガリしてどうにか入ろうと頑張ってますが、どこも見当違いです。そのうち慣れたら上手に帰れるようになるようです。
定期的に巣箱の上から乾燥花粉をえさとして与え、ハチの巣が飢えないように、また、巣の中でしっかり子育てしてハチが増えてくれるように育てていきます。
ハチさんよ頑張ってくれ。
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