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半促成ミニトマトが始まりました。

スイカの傍ら、じわじわと半促成ミニトマトの準備をしていました。
ミニトマトの定植までの過程を紹介します。

定植前準備

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マルチ張り、イボ支柱たて、エスター線(横の線)張り、アグリシート(通路のシート)張り、などの工程を行います。

マルチ張りまではこちら。

マルチ張り後の作業がこちら。


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ハウスの全体像はこちら。株間は縦横80cm、潅水チューブはマルチ中央に1本ずつ、通路にそれぞれ1本ずつの計5本通しています。

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イボ支柱には、80cm、130cm、180cmの位置にエスター線3本、その間に、誘引ひもを張っています。

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イボ支柱は5mおきくらいに、ハウスの支柱と横一列に結びつけることで、
トマトの重みで支柱ごと倒れてしまうのを防止します。

定植当日(4月2日)

ようやく、待ちに待った定植です。

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定植する苗をコンテナごと、液肥を入れた水にどぶ漬けします。
定植前に根鉢に水分をしっかり含ませて定植することで、定植後の活着を促進します。

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植え穴には予め、アルバリン粒剤(害虫の殺虫剤)を少量撒いておきます。

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それを手で混ぜ、根鉢がちょうど入るサイズの穴を開けます。

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開けた穴にそっと置きます。

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周りの土で根鉢をなじませ、平にします。この際、必ず、接ぎ木した部分が埋もれないように注意します。
こうして定植完了です。

接ぎ木苗の果たす役割

今回は、「キャディ」という台木に、「サンチェリーピュア」を穂木として接いだ苗を使用しました。

野菜苗は、味の美味しさ、収穫後の日持ちの良さなどを目指し、日々改良が加えられて、新しい品種として世に出ていますが、更に生育よく、病気に強く育てるため、接ぎ木が行われます。
そこで、接ぎ木に使われる土台(台木)を用います。台木は、台木で、根張りに優れ、土壌病原菌への耐性をもつよう改良が加えられます。
それらを接ぎ木でつなぎ合わせると、商品性の高い野菜を、病気が少なく育ちやすい条件でつくることが出来ます。

定植から3日後(4月5日)

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ごくわずかですが、動き出したかな?という感じです。まだ、大きな変化はみられません。

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連日、5℃以下の低温が続いており、葉が少し紫がかっているものもあります。これは、低温障害の症状で、葉にアントシアニンが合成されているらしいです。

詳しい解説はこちらにありました。

温度管理、水管理、仕立て方など、覚えることはたくさんありますが、まずはこれからの生育が楽しみです!

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