【朝読書】マニュアルは最強のツール
今日は、良品計画会長の松井 忠三さんが書かれた"無印良品は、仕組みが9割"を読みました。
マニュアル?標準?基本?
この本を読んで思ったこと
それはなんでも「仕組み化」するということです。
でもの仕組み化をするにあたって大切なのは、標準化することです。
標準化というと、難しく感じるので僕なりに表現してみる「誰がやっても決まったことを決まったようにできる」ということだと思います。
これってかなり難しいですよね?
僕も誰かに「この仕事をやって〇〇さんに報告して」とお願いしても
Aさんは「10の仕事を8程度やって報告」
Bさんは「10の仕事を1程度やって報告」
Cさんは「10の仕事を10やったが、仕事が終わった報告だけを電話で伝えるだけで、メールにも残さない」
などなど捉え方は色とりどりになってしまった経験があります。
僕のお願いの仕方がもちろん悪いのですが、この例からとっても標準化することがいかに難しいかがわかります。
それをあの無印良品を展開する良品計画はマニュアルを作成して、店舗に展開した各従業員に行き渡らせているからこそ、仕組み化できて今の店舗展開までできているのだと思います。
でもこの仕組み化ができれば、無印良品と同じような店舗拡大ができるという裏返しでもあると僕は実感しました。
この本ではマネキンへの服の着せ方を一例として載せているのですが、
シルエットのバランス
色のバランスとして、3色まで
などと写真付きでかなりわかりやすく書かれていました。
ここまでいけば、僕でもできそうと思ってしまいしました。
そして、さらに良いのはここまでマニュアルがあり、仕組み化されているとわからない時にマニュアルを見たら良いので、他の人や上司に聞く必要がないということです。
これは、他の人の仕事の時間を奪うことをせずに、各従業員それぞれが各々の仕事に専念できるということでもあります。
まさにメリットだらけだと気付かされました。
良いマニュアルとは?
では、こうなってくると「良いマニュアル」と「そうでないマニュアル」ってどういう違いなんだろう?って疑問に思いました。
もちろん、この本ではその正解のヒントが書かれていました。
それは、
「良いマニュアルとは、新入社員でも理解できる」
でした。
無印良品では、食料品から衣料品まで扱っています。
その中で「インナー」「POP」 などの用語は、誰でも知っているだろうではなく、その用語がどういう意味なのかまで説明されているとのことでした。
これなら新入社員でもわかりますよね?
先ほどの僕の仕事の例で言えば、「〇〇さんに報告しておいて」という指示の「報告」が一体何を示すかまで具体化されてあるようなことだと思います。
つまり、「報告=メールにて関係者(指示されたものをCCに報告する人をToに入れる)に行った仕事の内容と進捗を伝える」といったことになると思います。
ここまで徹底されていれば、自分の指示でお願いした人が自分の思った通りに動いてくれると思います。
良いマニュアルとは、逆に作り上げるのが難しいとも言えそうです。
でもそこまでするからこそ価値になるのだと思わされました。
日常でも取り入れる
マニュアルや標準化などの話をして来ました。
この松井さんは、「家事」もマニュアルがあれば良いと書かれていました。
「料理」を全くしたことがない人には、料理マニュアル
「家事」を全くしない人には、家事マニュアル
こういったことです。
この本で例として挙げられていたのは、「洗濯」でした。
洗濯をしたことがない人に「洗濯しておいて」って言うのは簡単ですが、その人にとっては未知の領域です。
だからこそ、"「洗濯」する時にはAという洗剤と〇〇メモリまで入れて、洗濯に入れる"などのマニュアルを作っておけば、誰でもできるということです。
これはあらゆることに使えますよね。
家族が家事を手伝ってくれないのであれば、マニュアルを作ってその通りにやってもらうなどの工夫も可能であるということです。
僕もこのマニュアルをうまく利用して、仕事でもプライベートでも利用していこうと思います。
この本は、かなり勉強になりました。
あとは、実生活で使っていくのみですね!
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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