ちょっと気になる「気」の話 2
前回までのおさらい
前回の記事では、
気は目にはっきりとは見えないものの、人が健康的に、かつ心穏やかに
生きていく上では必要不可欠なものの一つであること、
また気の作用は以下のようにまとめられることを紹介しました。
この記事では、一番目に挙げた推動作用について紹介します。
(専門内容が多くなったため一部有料とさせていただきます。
無料内容だけでも是非ご覧ください。)
気の推動作用
気は目に見えないものですが、体の中で色々なものを移動させています。
気は感情を動かす
人間は生きていく中で、否応がなく色々な感情を抱きます。
時に笑い、怒り、悲しみ、驚き、そして時に悩みます。
毎日色々な感情が生まれる中で、その感情が心の中に留まり続けてしまうと、体になんらかの症状として現れます。
ご存知の通り、心、感情と体は繋がっています。
この繋がりを五行の観点で紐解くことができるのが、中国医学の大きな特徴ですね。
良い感情も悪い感情も、ずっとそれに固執してしまわないように、
うまく流してくれていた正体は気です。
それに、まず「気」持ちが動かないと感情は生まれません。
これをうまく利用すると、
「気を補うもの」や「気の流れを助けるもの」を自分で食べたり、
そのような施術を受けたりすることで、感情をコントロールしやすくなります。
もちろん体の中の気の流れが止まったり悪くなったりすると、感情の動きも同じように止まったり澱んだりすると考えられます。
同じことについて延々と悩んでしまったり、とある感情が長く続いてしんどかったり、なかなか気分が乗らなかったりする場合は、気の観点から解決策が見出せることもあります。
そして、気が動かすのは感情面だけではありません。
肉体を構成するものや、私達が口にした食事も動かしています。
気が体内の「陰」のものを動かす
そもそも中国医学では
体の中に五臓六腑と呼ばれる内臓、骨や筋肉や血管、
その他に目に見える臓器の他にも、
「気血津液」という存在が一緒になって体を構成していると考えられています。
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