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[ひとりごと]ねぼけ石蕗(つわぶき)

 あの時の あの石蕗が 何故ここに?

実家の石蕗を見て、ふと若い頃、仲間と訪れた群生地の景色を思い出しました。花を通して蘇った景色はついこないだのようで、思わず、花はタイムトンネルかと、ファンタジックな想像をめぐらしたのですが、石蕗は「うん」と云ってくれません。

 デジャブじゃないよな 勘だけど
   湿原で咲いてたのも キミだった?

 
そう尋ねると、ようやく微笑んでくれました。
どうやらあの時、わたしはひと束の石蕗を自分の心に生けたようです。それが根付いてくれてた。自覚がないものですから、まさかあの時の花と一緒に生きてたなんて。 ……とかなんとか。

頭がお花畑モードになってるついでにもう少し

野にあるように生けるというのは、
心に移植した花はずっと咲き続けてくれる、

という意味だったりして。

紅葉だって、できる?

わかりませんが、まずは自分の中を探しましょうか。

ひときわ鮮やかなのは、ひとりで山歩きしていた時に見かけた紅葉。山桜とちがって、きれいな紅葉って人が植えたっぽい。特に、わずかでも平地になっている場所は家があった気がする。
山中で草庵結んで、周囲に好きな花や木を植えて過ごすというのは、ひとつの夢ですね。

鹿、熊、猪、猿、ねずみ…… それは困る

やっぱり、桃源郷は夢の中~

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