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頬杖をして遠く見てソーダ水 松岡隆子 昭和の恋人たち編 こはれさうな恋 と 同席ソーダ…
景色を朧(おぼろ)にし気持ち湿らせる春の雨 しかし、耳を澄ませば ところどころにコントラ…
「死」や「過去(あの世)」が暗示された句を集めましたが、 どんな暮らしにも影があるわけで…
※ 悴む(かじかむ) 「あるある」編 悴みて 大阪駅に迷ひけり 樺山翠 一見すると…
冬木立 日中をしんと美術館 水野節子 思い出されたのは昔の西宮大谷記念美術館。古く…
「ぼろ市」は十二月中旬と一月中旬の行事。時期がズレてしまいました。 そのことと「暮らし…
走り書きも 想ひはありや 古日記 いしだゆか 普通に考えると「走り書き」は「心が雑」な状態。しかし生きていれば、いろんな出来事がいっぺんに押し寄せてくることもあるし、感情が先走って問題をかえってややこしくしてしまうことも。 それは未熟といえば未熟ですが、おいしい経験は未熟な季節にこそ降り注ぐものかも。それが人生の「旬」だったりして。 だとすれば、「走り書き」は「雑」ではなく「即興のパフォーマンス」。「想ひはありや」というのは、そこに気づいたということでしょう。
冬至近し 父母と夕餉に対ひゐて 小島せつ子 おだやかさに惹かれました。 のんびりと…
○[幻聴ラヂヲ]オダチャイルド[短編] 記事に、写真へのリンクを追加しました。 信長…
虫売の 檜笠のにほふ 雨上り 児島千枝 虫売りや 日暮の街の 濡れてをり 辻兎夢 深…