物質転送機
物質を分子レベルまで分解して
遠く離れた場所まで一瞬で転送する
私はそんな夢のような機械を造った
そして動物実験にも成功した
あとは
人間である自分自身で試すだけだった
成功する自信はあった
だが転送機に紛れ込んだ一匹の
・・・・
ブタが
私の人生を大きく狂わせてしまった
私のケツとブタのケツが
分子レベルで入れ替わり
私のケツは
ブタのケツになってしまったのだ
だが問題はそこじゃない
私のケツ丸出しのブタが
逃げ去ってしまった事
それが私にとっての
一番の問題なわけで・・・
恥ずかしいったらありゃしない
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