「恋愛成就は心と体の距離感」最短距離で自己開示とはいえ、ソッコーで深い話ばかりするのは自分大好き人間です
「自己開示」とは、自分の情報を他者に伝えるという事です。
自己開示の内容は、自分の情報すべてと言っても良いでしょう。その内訳は、ポジティブな情報や長所だけでなく、ネガティブな情報、短所、悩み、経験談なども含まれます。
文字通り、ありのままの自己を開示する事によって、信頼関係の構築やコミュニケーションが円滑になると言われています。
ただし、自己開示をしまくる行為は、キャッチボールに例えると、投げたボールが戻って来る前に違うボールをガンガン投げている事と同じです。気をつけましょう。
人には「自己開示の返報性」という特性があると言われています。
これは、自己開示をしてくれた相手に対して、自分も同じように自己開示をしようとする事を言います。
「私の秘密を話したのだから、あなたの秘密だって話してくれないと、私さみしい」みたいな感じです。
もともと、返報性の原理(法則)とは、社会心理学者であるロバート・B・チャルディーニが、著書「影響力の武器」の中で書いた6つの原理のうちの一つで、人は誰かに何かをしてもらった時に、してもらった相手に対して「何かお返しをしなければ」と思う心理現象を言います。
初対面 認知心理学のポイント
初対面でのポイントは、「見た目重視」です。
初対面は、第一印象・外見からの情報がポイントになります。
なぜなら、人間の五感による知覚の割合は、
視覚83%
聴覚11%
嗅覚3.5%
触覚1.5%
味覚1%と言われているからです。
何度も会う、パーソナルスペース内に居る
「物理的に何度も隣に居る」という時点でかなり親密な気がしますが、物理的でなくても、「相手が心でリアルに感じるような近い距離」に居ると良いです。人は繰り返し相手が近くに居ると認識すると、好感度、親近感が増します。
「パーソナルスペース」は、相手との関係性に合わせた距離の事を言います。
・密接距離(~45cmまで)
・個体距離(45~120cm)
・社会距離(120~360cm)
・公衆距離(360cm以上)
パーソナルスペースは、上記4つの分類になります。意識的にこれらの距離を考えて相手と接すると、相手は自然な振る舞いと感じて、好感度が上がるはずです。
ちなみに、パーソナルスペースは身体的な距離の事を言っていますが、これを心に置き換えてみてもおもしろいと思います。
何度も見れば記憶に残る。記憶に残れば「なんか気になる」それが単純接触効果です。
「単純接触効果」は、何度も繰り返し接触をする事で、関心や好感度が高まる現象を言います。人は何度も接触(直接触れなくて良い)する事で馴染みを感じ、印象が勝手に良くなっていくものです。
ただし、もともと印象が悪いのに何度も接触をすると逆効果となるため、やはり第一印象が重要になります。
気になる相手との関係を築くためには、一緒に過ごす時間の長さよりも、接触回数の方が効果的のようです。つまり、少ない回数で長時間一緒に居るよりも、短かい時間でも多い回数を共にする方が良い結果をもたらすでしょう。
一緒にいる、近くにある、仲間とみなす。脳はそんなものです。
「プレグナンツの法則」は、ゲシュタルト心理学のメインとなる理論で、チェコの心理学者M.ヴェルトハイマーによって提唱されました。
人は脳内での情報処理を減らすために、対象物をグループ化する傾向があるという理論です。
「プレグナンツの法則」は、いくつもの要因から成り立っているので、いくつかご紹介します。
・近接の要因
・類同の要因
・閉同の要因
近接の要因
距離や時間が近いものを1つのグループと認識する事を言います。
例えば、同じ形の図形が近くに並んでいると、それをグループとして関連付けようとします。
類同の要因
同じような形、色、大きさのものが関連付いて見える事を言います。
閉合の要因
枠で閉じられているものが関連付いて見える事を言います。
サポートは、さらに良い記事を執筆できるように研究費として活用いたします☺️✨️ いつもありがとうございます💖