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"静かなる集中"集中ができない7つの理由

どのような人でも、時々「集中ができない」と感じることがあります。今回はその理由についてお伝えしていきたいと思います。

静かなる集中

本来の集中とは、リラックスをした状態の"静かなる集中"のことで、「よし、集中するぞ!」と気合を入れなくても、スっと集中状態に入っていけます。

"静かなる集中"ができるようになると、思考能力が冴えて、これまで思いつかなかったようなアイデアも湧きでるようになるのです。

集中ができない7つの理由

「集中ができない」という人は、いくつかの根本的な理由が存在している場合があり、それにはメンタルヘルスや慢性的な健康の問題が関連していることもあります。

・注意欠陥・多動性障害(ADHD)

ADHDと診断された人は、高いレベルの衝動性、多動性などの症状がありますので、その症状によって集中することに苦労します。私の運営する整体院では、ADHDの方を施術することもありますが、ほとんどの場合、体に力が入っており、なかなか意識的に力を抜くことができない人が多いです。実際にADHDでない方でも、意識的に体の力が抜けない、無意識的に体に力が入っている、という人は、"静かなる集中"が困難なことが多いはずです。

・うつ症状

悲しみは一般的な感情ですが、あまりにも激しい悲しみの感情が長期間続く場合は注意が必要です。そのような状態になると、気分、認知機能、感情のコントロール、集中力などがひどく妨げられるでしょう。つまり、自分の激しい感情に振り回されてしまい、集中するどころではないという状況です。

・ファイト・オア・フライト反応

不安や緊張はごく自然なものですが、常にファイト・オア・フライト反応を起こしているほどの不安と緊張がある人は要注意です。

よくファイト・オア・フライトのような不安を持つという人は、ある特定の恐怖やトラウマ、出来事、状況などに固執する傾向があり、そのトリガー(引き金)に固執すると、ファイト・オア・フライト反応を起こしてしまい、他のことに集中することが難しくなります。もちろんこれは、リラックスと反対の状況です。

・薬の影響

身体機能や筋肉に関連する薬は、記憶や集中力を低下させることがあます。また、アレルギーの薬、睡眠薬、SSRI、SNRIの薬も集中力に影響する可能性があります。上記のような薬を飲む必要があり、集中ができないという人は、症状や副作用についてよく調べたり、その辺をきちんと理解している専門家に相談をするのも良いでしょう。

・トラウマ

大きなショックを受けたり、トラウマを経験すると、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症することがあります。特に過去の出来事や情景がはっきりと思い出される症状(フラッシュバック)がある場合は集中力を損なう可能性が高いでしょう。

・バーンアウト(燃え尽き症候群)

バーンアウトは定義上、肉体、精神的に疲弊しているためパフォーマンスが低下します。これによって集中どころか、物忘れ、思考力の欠如、物事を完全に考えることができないこともあります。

・認知症

認知症は、集中力、記憶力、言語スキル、理解力、時間と空間に関連する脳機能の問題を起こします。認知症も進行すると集中どころか、場合によっては性格の変化などを引き起こすこともあります。

次回は、「集中できない」を「集中できる」に変える方法をご紹介します。

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