失敗の恐怖"アティキフォビア"の克服①定義と診断
失敗の恐怖は、"アティキフォビア"と呼ばれていて、仕事やプライベート、人生の目標やゴール達成に対して大きな障壁となります。
アティキフォビアを感じる人は、たとえそれが現実にならなくても、失敗について絶対の確信を持ってしまいます。
しかし、思考、感情、行動を妨げるアティキフォビアにしっかりと対処をすることによって、より肯定的な計画性、集中力などを身につけることができるのです。
アティキフォビアの定義
アティキフォビア(失敗の恐怖)は、物事がうまくいかないことを恐れるというよりも、自分自身について不満を感じたり、「他の人を失望させてしまう」という信念が強く現れます。
さらに、
・極度の心配
・批判的な考え
・目標やゴールに対する躊躇
・不本意なイメージ
などがあり、アティキフォビア(失敗の恐怖)に関連する不快感は、軽度から重度まで幅広く存在します。
軽度のアティキフォビア
アティキフォビア(失敗の恐怖)によって、動機付けやポジティブなストレスが得られ、"物事に対する持続力"と"ゴール達成能力"を向上させます。
重度のアティキフォビア
アティキフォビア(失敗の恐怖)が人生にマイナスの働きかけを起こし、人生の歩みを止め、ゴールや目標にへの行動力が減少し、エルゴフォビア(働くことへの恐怖)など、他の不安につながる可能性があります。
上記のように、アティキフォビア(失敗の恐怖)は、先延ばし癖や完璧主義、人生を前進させるための信念や思考、行動と密接に関係しているのです。
完璧主義とアティキフォビア
完璧主義とアティキフォビア(失敗の恐怖)は関連性があり、似ているところもあります。どちらの概念も、自信、自己評価、自尊心の低下と、批判に対する感覚についての根本的な問題を抱えていることがあります。
完璧主義者は、ハイレベルな基準を持ち、自分や他人に過度に批判的な人格特性を持っています。完璧主義者はアティキフォビア(失敗の恐怖)を経験すると、自分が完璧であることを自分自身や他人に証明することに固執するのです。
アティキフォビア診断
アティキフォビア(失敗の恐怖)の症状としては、先延ばし癖、心配性、絶望感、疲労感、頭痛などがあり、ここに至るまでに"失敗に対する強い恐怖を経験している"場合があります。
以下はアティキフォビア(失敗の恐怖)の兆候となります。各項目をチェックしてみましょう。
・未来に対する絶望感
・慢性的な心配
・他人からの批判や批判的な評価
・先延ばし癖
・低い集中力、些細なことで集中できない
・計画的な行為や対人関係を避ける
・目標やゴールを妨げる身体的症状(疲労、頭痛、腹痛、関節痛、筋肉痛)
つづく
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