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ラブラブ人間関係の法則【ロサダ比(ロサダの法則)】

より良い人間関係を築く上で、「このような形がいいですよ」という比率を"ロサダ比(ロサダの法則)"と言います。

ロサダ比(ロサダの法則)は2005年に、ノースカロライナ大学の心理学者であるバーバラ・フレデリクソン氏と、マーシャル・ロサダ氏が提唱しました。

その後、このロサダ比を再検証して否定をしたのがケンブリッジ大学のニコラス・ブラウン氏です。

ブラウン氏は、ロサダ比の論文の数値を数学的に検証し、データが不十分で科学的根拠がないと指摘したのです。

最終的にロサダの比(ロサダの法則)を提唱したバーバラ・フレデリクソン氏は、その法則の数学的な間違いを認めましたが、それ以外は問題ないと認識をしたそうです。

このように紆余曲折あったロサダ比(ロサダの法則)ですが、少し面白い内容なので、以下にご紹介していきます。

ロサダ比(ロサダの法則)

ロサダ比は、ポジティブとネガティブを使って人間関係を考えています。

友達、兄弟、両親、恋人などと会話、行動をする際、笑顔でする会話や行動をポジティブ、笑顔でできない会話や行動をネガティブというイメージで分けているのです。

友人との人間関係のロサダ比

友達と仲良くしたい場合は、ポジティブ3、ネガティブ1の"3:1"が良いとされています。

つまり、友達に対して1つネガティブな意見を言う場合、3つはポジティブに褒めたり優しくするということです。

ラブラブカップルのロサダ比

ラブラブなカップルのロサダ比は、ポジティブが5、ネガティブが1の"5:1"が上手くいくと考えられています。

つまり、愛する人が嫌がることを1つ言うなら、ポジティブな意見を5つ言うということです。愛する人に対しては、友人よりもポジティブな意見を多く伝える必要がありそうです。

ラブラブカップルの実験

以下は、ある実験結果をまとめたものです。

調査対象
A:付き合って3ヶ月未満のカップル
B:夫婦になって10年のカップル

AとBのカップルに対して、「どれだけ相手のことを理解してるか?」と質問すると、A,Bどちらのカップルも「60%ぐらいは理解している」と答えました。

しかし、調査の結果、Aのカップルは相手の事を40%ぐらいしか理解していませんでした。

付き合いたてのカップルがさらにお互いをよく知るためには、「言わなくてもわかるでしょ?」「普通は、そうするでしょ?」という無言のやりとりではなく、お互いにしっかりと意思を伝え、よく聞くことがポイントになりそうです。

では、Bのカップルは、相手の事をどれくらい理解していたでしょうか?

結果はなんと"20%に満たない"というものでした。

人間の脳は人物だけに限らず、その物事や情報を一度認識すると、その後は、かなり意識的にその物事、情報を見ようとしないと、再認識をしなくなるという特徴があります。

人間関係についても、そのような脳の特徴が実験に反映されたのでしょう。

長い付き合いほど意識しよう

先述のラブラブカップルの実験でわかったことは、長く接している相手ほど、よりいっそう相手を理解しようとする必要があるということです。

具体的な方法として、相手を知るための会話や、行動がポイントになるのは言うまでもありません。

詮索しないように、5:1のロサダ比を意識するのもありでしょう。いつまでも仲良く、良い人間関係を築いていくという姿勢が重要となるのです。

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