「私たちはロミオとジュリエット」恋愛認知心理学の色々
カベがあるほど燃え上がる、ロミオとジュリエット効果
アメリカの心理学者リチャード・ドリスコールが、男女のカップルからの調査結果を元に命名した心理効果が「ロミオとジュリエット効果」です。
ロミオとジュリエットは、モンタギュー家のロミオと、キャピュレット家のジュリエットが恋に落ち、敵対し合う両家によって引き裂かれながらも、燃え上がる恋を描いた悲劇の物語です。
成就させたい恋や目的がある場合、何らかの障害があったほうが、それを乗り越えようとする気持ちは高まります。障害があるからこそ情熱的になり、それを愛の深さだと感じやすいという心理効果です。
恋愛や恋をする事で、恋愛ホルモンのフェニルエチルアミン(PEA)が分泌される
「フェニルエチルアミン(フェネチルアミン、PEA)」は、代表的な恋愛ホルモンのひとつで、好意を持ったり、集中したりしているときに脳下垂体から分泌されます。
PEAのポジティブな効果
・性的興奮、快感をおぼえる
PEAの効果である、ドーパミン、ノルアドレナリンの濃度上昇により恋愛特有のドキドキ感や高揚を感じます。
・ポジティブになる
恋愛や恋により、前向きになる事はしばしばあります。
・キレイになる
食欲を抑える作用や肌の状態がよくなるので、キレイになります。
「チョコレートなどには恋愛ホルモンが含まれてる」と言われていますが…
PEAはチョコレート、ワイン、チーズなどの発酵食品にも含まれている事はホントですが、効果を発揮するには多量に摂取が必要なのと、モノアミン酸化酵素によって速やかに代謝されるため、脳に高濃度のPEAが集積する事はないらしいです。ごめんなさい。
他にも、「とても美しい」と感じるとPEAが分泌されると言われてるので、美しい風景、画像、映像などを見ると良いと思います。
「口を開いてる人の写真のほうが好感度が高い」という調査結果をどう思われますか?
アメリカの心理学者ストロングの調査
「口を閉じて、表情を静止させた写真」と「口を開いて、いまにも動き出しそうな表情の写真」を見せたところ、多くの人が後者の写真の人物に対して、暖かな印象、社交的で人当たりが良い印象を受ける事がわかった。
との事ですが、個人差、ランダム性などを加味して、「写真によるのでは?」と感じました。
「笑顔が一番」と言われている典型的な調査結果をお伝えします。
心理学者ハーカーとケルトナーによる調査
大学の卒業写真で、「笑顔を見せている人」と「笑顔を見せていない人」では、前者のほうが27歳の時点で結婚率が高く、52歳の時点で結婚への満足度も高かった事がわかっています。
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