"ナルシストな母親"13のサイン
ナルシストの母親は自分の欲を優先し、子供を道具扱いします。また、批判にとても敏感で、子供をコントロールして自分は常に被害者を演じるため、愛情を持って子供を育てることが困難です。
ナルシストな母親の特徴
自己愛性人格障害（NPD）の診断基準などについては、下の記事をご参照下さい。
ナルシストな両親にとって、自分の子供は自分自身の延長（「分身」などと言う）と見なし、親の幸せを高めるために子供の幸せを設定します。
そのため、母親のナルシシズムは、健全な親子関係の形成を乱し、子供の要求を著しく損ねるのです。
ナルシストな母親の特徴
・誇張された特権意識
・傲慢
・利己のために人を利用する
・成功、権力、富の空想
・業績、才能、地位の誇張
・ナルシスティックサプライの要求
・他者からの嫉妬を信じている
・他者への嫉妬
・自己欲求に準じた共感レベル
"ナルシストな母親"14のサイン
ナルシストの虐待は狡猾であり、彼らに育てられた子供たちは、その育成環境の有害性を気づかずに成長します。
1.バウンダリーを尊重しない
ナルシストな母親は、強烈な対人コントロールと権力への欲求を持ち、利己のために子供のバウンダリーを侵害します。
子供は一人の人間であり、人間にはそれぞれの意思があります。そして他者のすべてをコントロールすることは、決して許される行為ではありません。
健全な親子関係では、親は子供のバウンダリーを尊重するものですが、自己愛性人格障害（NPD）を持つ人々はこれに苦労をします。
バウンダリー（境界）については、下の記事をご参照下さい。
2.子供は自己表現の方法
子供に自分を投影して、彼らの成功に誇りを持つことは自然なことかもしれません。
しかし、ナルシストな母親は、子供たちを独立した人としてではなく、'自分自身の延長"として認識しており、子供たちに自身を投影するのではなく、"自分自身の表現方法"として扱います。
そのため、子供を自分のものであるかのように扱い、その業績に浸ります。
また、子供が失敗をしたりすると、母親は羞恥心を感じ、ナルシスティックな怒りに陥ることがあります。
3.団結を認めない
ほとんどの母親は、子供たちが仲良くなることに喜びを感じますが、ナルシストの母親は子供たちが仲良くなることを望みません。
ナルシストな母親は、いつも子供たちの中心になることを切望しているので、子供たちの人間関係に対して嫉妬をするのです。
そして、子供たちに様々な自分を演じることで、正常な家族の人間関係が発展するのを防ぎます。
4.ミュンヒハウゼン症候群
ナルシストな母親は、ミュンヒハウゼン症候群の兆候を示すかもしれません。
これは、"偽りの病気の症状を他者に示す"という精神疾患のひとつで、これによってナルシストな母親は、「注意や心配をされたい」というニーズを医師などの専門家から得ることができます。
5.絶え間ない批判
子供を自分の延長と見なす感覚は、子供に対して、自分と同じレベル（誇張を含む）の成功と達成を強要します。
そして、母親の期待に子供が応えられるまで、子供を批判し続けるでしょう。母親は自己利益を維持するために、子供たちに完璧さを要求します。
6.期待という利己的な威圧
ナルシストな母親は、子供が自分自身の達成できなかった目標を達成することを期待します。
これは、子供たちの能力を"良い意味で評価せず"「好きなことをしても良い」と教育するということではなく、子供の能力は母親の希望を叶えるために存在するという考えです。
このため、母親の期待に応えることができない場合、子供たちに罰を与える可能性があります。
7.軽い批判に重い怒り
ナルシストの母親は、軽い批判や疑問を持ちかけられるだけで他者を激しく非難したり、かんしゃくを起こします。
もちろん、かんしゃくや非難の対象は"子供を批判する相手"にも及びます。これは、パッと見では子供を守る強い親に見えますが、それは事実と異なります。
ナルシストの自尊心は根本的にとても低いので、どんなに軽い批判でも重大なダメージと認識します。その防衛反応として、怒りで抵抗をするのです。
8.優秀で完璧な母親
ナルシストの母親は、他者から優秀で完璧な母親に見られることに固執します。
彼女にとって成功とは、実際に自分が何をしたのかではなく、"自分のおこないを他者に納得させること"なのです。
9.ニーズを無視する
研究によると、ナルシストな母親は、子供への共感と関心が欠如しており、限られたことにだけ関心を示すという傾向があります。
10.子供と競走をする
ナルシストな母親は、特に娘と競争をします。また、母親は娘の若さ、美しさ、成功に対してイライラする可能性があります。
その際、子供に「無駄」「愚か」「利己的」などと批判をしたり、何らかの方法で妨害をしようとすることもあります。
11.ガスライティング
ナルシストのガスライティングも本質的には、対象者に自分自身を疑わせ、コントロールしやすくすることを意図とした認知・心理的虐待です。
例えば、子供が母親の行動や思考について疑問を持ったりすると、「それは考えすぎ」「過剰になってる」「興奮してる」と言うかもしれません。
また、子供を怒らせるような露骨な嘘をついたり、それを「冗談だった」と無理やり納得させようとするでしょう。
12.人前でだけ優しくなる
ナルシストの母親は、いくつかの人格を持っているように見えます。
他者が見ていない時の母親は、残酷、軽蔑的、冷徹な人格を持ちますが、公の場では自分や子供のことを自慢したり、愛情を持っているかのように接します。
13.被害者になって注目を浴びる
ナルシストの母親は、同情や注目を集めるために状況をコントロールし、被害者を演じることがあります。
被害者を演じる母親は、ドラマや演劇の役者になった自分を楽しんでいるように見えるでしょう。
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