見出し画像

大きな夢を追う「ユーグレナ」・「宮田運輸」の使命とは!?

めっきり秋めいてまいりました。皆さん元気にお過ごしですか?
ご飯も美味しい季節で、食事が大好きな私は毎日楽しく過ごしています。
(運動もしてますよ・・・)

さて、今回は毎月発刊している「藤間秋男の100年企業創りレポート」より、皆さんの会社が 今日から100年続く企業にしていく為の、エッセンスをお話させていただきます。
新しく『100年残したい日本の会社』(扶桑社)を出版したんですけど、このお話をさせていただきます。

社員・家族・お客様・社会から、皆さんの会社が100年残ってほしいと思うような会社になりませんか?という考え方から、この『100年残したい日本の会社』を扶桑社から出版いたしまして、ありがたいことにAmazon書籍ランキング「環境とビジネス」部門で1番になりました。
皆さんの会社も、やっぱり世の中から残ってほしいぞって思われるよう努力をするための参考としてですね、この本を見ていただきたいです。

私どもは日本一多くの100年企業を創るというビジョンを持っています。TOMAグループは100年企業創りコンサルタントの私、藤間秋男が多くの100年企業を取材してきましたが、今回は、100年に満たない会社であっても、この会社は100年残るはずだ、残らなくてはならないと思う企業を10社取材させていただきました。その選定基準は、大きな夢を目指して、その社員をその夢に巻き込もうとしているかどうかです。夢も志に変わっている会社でした。志があるから頑張れるのです。
各社を紹介させていただきますが、対談して感じたのが、色々な夢を社員の志に変えていっているというところが凄いな、と思いますし、そういう会社がやはり世の中からこの会社に残ってほしいぞって思われる会社になるんだろうなと思います。
 
まず第1のテーマは
「大きな夢を追う」 です。

株式会社ユーグレナをご紹介します。社長との対談で、
栄養豊富なユーグレナ(=和名:ミドリムシ)を研究し商品化したのは、栄養失調に苦しむ子どもたちに提供し、世界から貧困をなくすためだとお伺いしました。
貧困の撲滅を成し遂げたら、貧困とは何かを学ぶ貧困博物館をバングラデシュに作りたいという夢を聞いて涙しました。
(ちなみに私はとても涙もろいです。周りが吃驚するぐらいすぐ泣きます)

対談の冒頭で、「夢はなんですか」と聞いた時に、「貧困博物館作りたいんです」って言われ、え?と思ったんです。そんな大きい夢じゃないのでは?と思ったんです。
ところがそうではなくて、バングラデシュという貧困の国の貧困をなくして、その結果として、バングラデシュに貧困博物館を作りたいんだという、素晴らしい夢をね、彼は語ったんです。
この夢を志に変えて、社員も巻き込んで会社を経営していると様々な社会貢献ができる仕組みに変わってきている。そういう意味でも素晴らしいなと感じました。
 
次にご紹介する会社は、株式会社宮田運輸。ここは自分の子どもたちが描いた絵を、トラックにラッピングして運転することによって、事故を防ごうと考えました。さらに協会を作りその活動を広げ、会員267社・ラッピングトラック935台のグループを作りました。
そのスタートは、会社のトラックで小さな子どもを持つお父さんを亡くしてしまった事故が起きた際の、被害者の父親の言葉でした。これもやっぱり聞いて涙が出たんですね。
 
現社長も一生懸命で、この運輸というサービスが大好きで、とにかくお父さんがやっている仕事を何の迷いもなく継いだわけですね。
 
そんな中、ある日自分の会社のトラックの運転手さんが、大人を轢いてしまった。謝罪に行った際、その亡くなった方のお父さんが、お孫さんを連れて話をしたそうです。社長は、怒鳴られたら土下座をしてでも謝らなければいけないなと思った時に、こう言われたそうです。

「この子はあなたの会社のトラックの運転手さんが轢いてしまった人の子どもです。この子の将来をどうするんですか。」

怒るのではなくて、淡々と。
これからトラックを運転する時の指導をきちんとしてほしいという話をされて、彼は本当にどうやったら事故がなくなるのか、何かできなることはないかと考えました。
そして考えたものが、トラックの運転手の子どもに絵を描いてもらうことでした。お父さん今日も頑張ってね、お父さん今日も事故起こさないでねっていう絵を描いてもらい、それをトラックにラッピングして出発するんです。

事故できないですよね。
自分の子どもが描いた絵を背負って運転してるわけです。
その活動後、やはり事故が画期的に減り、協会を作ってその運動を広げているということです。
尚且つ、最近交通事故になると大体弁護士さんが示談に入るんですけど、この弁護士さんが、轢いてしまったトラックのオーナーに「この活動があるんだけどこういう所に入ってもらうことが一つの条件ですよ」といって示談の条件として入れているという例も聞きました。
私も今、賛同して入会してさせていただいてますけど、やっぱり世の中にどんどんラッピングトラックを増やして、その運転手さんが自分の子どもの描いたものを背負って事故を減らしていくというような考え方を持ってるってことですね。

それからもう一つは、運転手が一斉に出庫するときにですね、歌が流れるんだそうです。その歌は、その子どもたちが作った安全運転の歌だそうです。
お父さん頑張れ、お父さん事故起こさないでね、今日1日頑張ってね。
いう言葉を歌にして流して運転手さんを送るんだそうです。
これ聞いたらやっぱり事故できなくなるよね。
本当に運転手さんも大変な思いをして、色々辛いこともあるだろうけど、やっぱり子どもの思いを背負っていたら事故は減るだろうなというふうに私は思います。
これを実際に宮田運輸さんはやっているんです。
交通事故を出すと、本当にその家族の人がみんな悲しむ、そういうことを撲滅するために子どもの絵をラッピングする。いい案ですね。
また、出庫のときにみんなで子どもが作った歌で出ていく。
事故による様々な気持ちの問題をこの協会、宮田さんは吸い上げてるなというふうに思います。


この話の動画は下記から視聴いただけます。チャンネル登録・高評価もよろしくお願いいたします。


#100年企業 #経営者 #社長 #永続企業 #コンサル #経営コンサルタント #ユーグレナ #宮田運輸 #夢

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?