フランスのスタートアップ”Kinetix”が€1,100万(約14.8億円)を調達!スマホで撮影したビデオをメタバース上でアバターに変身させるサービスを提供
パリのスタートアップ企業Kinetixは、そのディープラーニング技術によって、スマートフォンを用いて人や物の動きをモーションキャプチャーし、メタバース上での3Dコンテンツの作成プロセスを簡素化させるサービスを提供している。
Kinetixの創設者であるYassine TahiとHenri Mirandeは、ユーザー達をメタバースに誘うことを夢見ている。
ビデオシーケンスからアバターと3Dアニメーションを作成するプラットフォームを開発しているこのスタートアップは、5月4日に1,100万ユーロをシードで調達した。このラウンドは、Adam Ghobarah (Top Harvest Capital と元 Google Ventures) がリードし、The Sandbox , Zepeto, Sparkle Ventures、さらに Voodoo の Xavier Niel と After Effects の創設者が参加している。
Kinetixのソリューションは、「ノーコード」である。動画を人工知能の粉砕機にかけて、わずかな操作で3Dレンダリングを作成することができます。そして、これらの映像はバーチャルユニバースにエクスポートすることができます。「私たちが提供するのは、メタバースのためのユーザー生成コンテンツ作成プラットフォームです」と、CEOのYassine Tahiは声明の中で述べている。
世界ではアバターベースのアプリダウンロード数が劇的に増加中
このスタートアップは2020年に設立された。現在、約30人を雇用している。ソーシャルネットワークやRobloxなどのサイト上のコンテンツクリエイターがコアターゲットを形成している。創業者たちは、レゼコー紙で、プラットフォームから3Dアバターで作成したNFTから収益を得るために、NFTマーケットプレイス 、を立ち上げるつもりだと付け加えた。Kinetixはまた、「仮想世界での映画、コンサート、振り付け、ビデオゲーム」の放送を希望するプロデューサーが、同社のソリューションを利用できるようにすることも計画している。
Data.aiによると、アバターベースのソーシャルアプリ(Zepeto、Bud、Oasis...)のダウンロード数は、「メタバースへの関心の伝染」の効果で、2年間で3倍になったそう。Robloxのメタバースに関しては、2021年の世界の携帯電話における消費者支出のNo.1アプリとしての地位を確立し、45億ドル以上の資金を調達している。
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