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AIと音楽④―みんなの考え【インスタde思考実験 Vol.1】

ここまで読んだあなたはすごい!こんな拙くて長い文をここまで読んでくださってありがとうございます。

続きを長々と。

「人間味」の否定された先に…

息づかいとかアレンジとか、歳とるごとに変わる声の感じとか、生の人間味がなくなるのは嫌だな

たしかに、「生理現象」や「加齢」は、日常では疎まれるけれども、AIと比較すると、それが人間を人間たらしめる要素の1つとして現れるんだな。

「効率性」を追い求めれば、「生理現象」や「加齢」は【無駄】だとされてしまう。だけど、【無駄】こそが人間であることの証明をしてくれているんだ!

大体人間なんて、生まれて生きて、最後はみな死んでいくのだから、生きることそのものが【無駄】なんだもの。

【無駄】を蓄えるほど、豊かな人生になるのか!?
 

ところで、もしAIが、息づかいや加齢といった人体の無駄をリアルに表現できたら?

「人間味」ってなんだ??
人間味をAIが表現できれば、AIは人間になれるのか??

AIは、おそらく表面的な模倣はお手の物だろう。過去のデータを学習して、より普遍的な「人間」を【演出】してくるだろう。

さて、そんなAIに人間味が模倣されたとき、人間がこれまで「人間である」ことに置いてきた意味が揺るがされる。

例えば、カウンセリング。今の時代、機械にカウンセリングされても、むしろ心は落ち着かない。やはり人間が自分の身体で、自分の言葉と態度で、相手と向き合うことが、カウンセリングだ。

でも、技術の発展により、相手が落ち着き、課題を解決するカウンセリングの方法をAIが学習し、言葉だけでなく、態度、その場の状況なども合わせて、科学的なカウンセリングを機械が行ったとすれば、「人間が」カウンセリングすることの意味は何だろう?
人間よりもAIのカウンセリングの方がすっきりする!となったら、人間の尊厳はどうなるだろうか?

そうなったとき、自信を持って人間として生きる意味を言葉にできる存在こそ、強い人間なのかもしれない。

”LIVE”とは…?

ライブの価値は高まりそう。空気感の共有とか、グルーブみたいな部分で。

正直、AIアーティストのライブがどんなものになるのか、全く想像がつかない。価値は高まるのか??
だから、この考えに真正面からぶつかれないかも。ごめんなさい。

ただ、こう思った。
人々がライブに求めるものが変わるかも。例えば、ジャニーズのライブでよく見る「こっち見て!」のうちわは、 AIのライブで意味を持つだろうか?
ライブという場でそのアーティストと同じ空間を共有できることの価値は、求められなくなりそう。

では、ライブだからこそ、AIアーティストの音楽から感じ取れるものってなんだ??

また、もしかしたら、ライブが宗教的な要素を取り入れてもおかしくないぞと思う。 AIがライブで観客を熱狂・心酔させたければ、宗教の技法を使わない手はないだろう。
例えば、全世界からメッカという一所に教徒を集めるイスラム教は、学習してライブに応用するにはもってこいだ。

宗教――それは、ある神に何億人以上という数の人々がすがり、人々に行動を起こさせる。
もしその対象が神ではなく、アーティストに向いたとしたら、、、
ライブは宗教儀式のように熱いものになるのだろうな。

そもそも、AIという"live"していない存在が、"LIVE”の 空間を作り出すこと自体がおもしろい。

"Life”の捉え方も揺るがされるね。 AIにはたしかに生物的な命はないが、観念的な命は有しているとも言えそう。それこそ、AIに人格が認められたら、命のないものに、命と結びつきの強い価値が生まれる。

"live"していない存在が生み出す"LIVE"の空間。 不気味でいて、興味をそそる。

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続く。次でラストです。

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