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現場でのリアルな体験を学生に伝える──東急リゾーツ&ステイ 新卒採用担当の想い

こんにちは。東急リゾーツ&ステイ広報マーケティンググループです。

今回は当社の新卒採用担当者の想いについてです。

2020年現在、入社3年目の金子 遥さんはサービス職の新卒採用を担当しています。最初の2年間は東急リゾートタウン蓼科(たてしな)でホテルのフロント業務やプラン作成などを担当し、その後採用グループへ異動になりました。現場で得たリアルな体験を、今度は学生に伝えようと奮起する金子さんの想いをご紹介します。

イベント会社でのアルバイトをきっかけに、ホテル業界へ

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私は、2018年4月に東急リゾーツ&ステイ株式会社(当時は株式会社東急リゾートサービス)に入社しました。

実は、就職活動当初から今の会社に興味があったわけではなく、当時は自分がホテルや観光業に携わるとは思っていなかったというのが本音です。

大学では空間デザインの勉強をしていました。子供のころから絵を描くことや物をつくることが好きだったことと、実家を建て替える際に建築家の仕事を目にし、漠然と建築家になろうと思っていました。ただ、就職活動中の建築事務所でのインターンシップを経て、自分が想像していたものと現場で働くことのギャップを感じるようになり自身のキャリアを見直ししました。

私は大学1年生から4年生までイベント会社でアルバイトを経験していたのですが、イベントという非日常体験の中で、接客を通じお客様に笑顔を届け、笑顔を守る仕事にやりがいを感じ、人と関わる接客業に興味を持つようになりました。

接客業の中でもホテルという旅行者がくつろげるような空間に携わることができるという点で、当時の東急リゾートサービスに興味を持ちました。その中でも東急リゾートサービスは、会員制のホテル以外にもゴルフやスキー・別荘事業にも携われる機会があり、リゾート運営全体が学べることに惹かれ、入社を決めました。また、人事の方の印象も強く、そのことも入社を決めて良かったなと思える理由のひとつでした。

最終選考のときに、「金子さんの素敵な笑顔で今まで選考を通過したので、そのままの金子さんで最終選考も受けてくださいね」と声を掛けてくれました。内定式の際も、同期が40名ほどおり、さすがに名前は覚えられてないかなと思っていましたが、私だけでなく40名全員の名前を覚えていて、「内定式に来てくれてありがとう」と一人ひとりに声を掛けていたのが非常に印象的で、今でも記憶に残っています。

入社後、初任配属先はリゾートタウンとしてゴルフ事業やホテル事業など、幅広い展開をしていた東急リゾートタウン蓼科(たてしな)になりました。入社前より複合リゾートへの配属を希望していたため、配属先が発表されたときは嬉しかったです。

苦労の1年目、飛躍の2年目

蓼科リゾート/全景・外観/通年_38673

東急リゾートタウン蓼科に配属され、私はホテルのフロント業務を担当することになりました。

最初は右も左もわからない状態でしたが、お客様とのコミュニケーションの取り方やチェックインの方法など、先輩方に丁寧に教えていただき、また仕事ぶりを参考にしながら実戦で学びながらこなしていきました。

また、メインの接客業務以外にも担当業務というものがひとりずつ割り当てられ、1年目はハーヴェストクラブの会員様向けの販促を担当していました。会員向けの会報誌の作成やHPの更新、イベント・ツアーの事前準備や、そのツアーを楽しんでもらえるようお客様に同行してフォローアップなども行っていました。

1年目当時を振り返ると、自分の知らないことばかりで、自分が対応できるキャパシティ以上に新しい仕事を任せていただいたこともあり、ついていくのが大変でした。しかし、その分のやりがいはとても大きく、この経験があったからこそここまで成長できたと感じています。

一方で勤務する中では多くのミスやトラブルを経験しており、その都度先輩にフォローしていただき、何度も心が救われました。

ある日慣れない送迎業務の中で、お客様をお迎えに行く際に自身が運転する車がぬかるみにはまってしまい、お約束の時間にお迎えができなくなることがありました。お客様にご迷惑をお掛けしてしまう事態となったことに非常に焦り、対応方法もわからずに右往左往する私に、先輩方が助けて、力になってくださいました。

ひと段落した後もかなりショックを受け落ち込む私に、先輩方が皆優しく前向きな言葉で励ましてくださり、次は同じミスをしないようにしよう、と立ち直ることができました。

思うようにいかない日もありますが、私はお客様により良いサービスを提供するために、日々しっかり気持ちを切り替えることは大切だと考えています。サービス業なので時間が少し不規則になってしまうこともありましたが、毎日短文の日記をつけてその日を振り返り、気持ちをリセットして眠りにつくようにしていました。あとは同期や先輩とおいしいものを食べてぐっすり寝てリフレッシュしていました。

2年目では業務内容が広がり、会員様ではないお客様にホテルをご利用いただくために魅力的なプランの作成やPRの業務を行っておりました。

この経験を経てホテルの表側・裏側も含め全体が見えるようになりました。訪れたお客様に笑顔で過ごしていただくために多くの役割があり、その一つひとつの重要さに気づけました。

現場から採用グループへ──蓼科での経験を生かして

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蓼科で2年働いた後は、採用グループへ異動になりました。

もう少し現場で学びたいという気持ちはありましたが、「頑張ってきてね!」と蓼科の皆さんに背中を押していただき、新しいチャレンジの場をいただけたと考え、前向きな気持ちで仕事に取り組んでいます。

2020年現在は、サービス職の新卒採用を担当しています。選考準備や説明会の運営、内定式や内々定学生のフォロー、来年の採用に向けて企画・設計もしています。またサービス職だけに限らず、チーム全体で協力していきながら進めています。コロナウイルスの影響もありますが、なるべく柔軟に対応できればと考えています。

蓼科での経験は、今の採用業務にも生きています。入社していただく学生には当社をより深く知ってから入ってきてほしいので、私が実際に現場でしてきたリアルな経験をそのままお伝えしたいです。

蓼科では、お客様の話を聞くということを常に大事にして接客をしていました。学生さんに対しても、彼らがどんな想いで就職活動を行っているのかということを大事にし、話を聞くようにしています。ホテルでの業務で培った経験を生かして、自分なりのプラスアルファを添えてお伝えすることを心掛けています。

今後は、採用業務と人材定着を目標に

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実際に採用業務に携わってみると、いろいろと大変なこともありますが、目の前の学生さんの持つ想いや経験したい仕事の実現について選考の過程で話をし、彼らが笑顔になる瞬間をつくるのは楽しいですね。

また、自分が関わった学生が入社の意思決定をしてくれると、純粋に嬉しいです。入社していただいた後もサポートしていきたいと思います。親のような気持ちですね(笑)。

私は、つい半年ほど前まで現場にいたので、そのリアルな声を学生さんにも届けられるというのが、自分が面接担当をする上での一番のポイントだと思います。美化されすぎたイメージで入社したとしても、入社後にギャップがあると学生さんにとっても無駄な時間になってしまうので、なるべくありのままで答えられるように意識しています。

これからは、目の前の採用業務を経験しながら仕事を学んでいくだけではなく、長期的にはサービス職以外の職種や、採用した人材がしっかり成長していけるような場づくりもしていきたいと考えています。

そして、まだまだ採用以外にもやりたいことはたくさんあります。ホテル以外にもスキーや別荘の事業など、現場においても知らないことがたくさんあるなと感じているので、積極的に与えられたチャンスには飛び込んでいきたいと思います。

自分としてはあまり長期的な目標を立てない性格でもあるので、後で振り返ったときの自分が笑顔でいられるよう目の前の仕事に一生懸命取り組んでいきたいですね。

以上、金子さんありがとうございました。

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播間

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