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練習の在り方とは、というお話。

ハロー、こちら東京メタルシティ。桜舞い散る…ではなく花粉飛びまくりの3月の昼です。
早く花粉の季節終わらないかな〜。なかなか春を楽しめません。

みんなは花粉症大丈夫かな?お茶でも飲みながら少しお話しましょう。色々立て込んでる為、シリーズで書いてた木工戦記は少しお休みです。

さて、今日のテーマは練習です。
大きなテーマですね。ギターの練習の話ですが、唐突に伺いますがみなさんは『練習』というものにどういうイメージを持っていますか?
きっとそれぞれなんじゃないかなと思います。
体育会系的な感じだったりワークアウトの感覚だったりはたまた武道な感じだったり。

ボクの持ってるイメージを先に言いますと、『クセをつける作業、クセを抜く作業』の繰り返しです。この話、あんまりしたくないです。大事なことなので。

簡単にいうと、今自分がしてる作業をちゃんと分類出来ているか、というのが大事だと思ってます。
エレキギターはそれなりに負荷のある楽器といいますか、3-5kgくらいのものを抱えて肘から先を常に上げる動作が続きます。あんまり自然な動作では実はないですし、日常的に使う筋肉や腱ではない部分を使います。
なので、とにかく『慣れていくこと』が大事で、動作をどう自分なりに自然なものに近づけていくか、が肝だと思ってます。

また演奏を仕事にしてる人とかはどうしても長時間の演奏・練習が続くのでいかに怪我や故障をしないか、というのが肝要になります。
無理な姿勢、無理な負荷を掛けない・掛け続けないためには常にフォームの見直しも必要ですし、メンタル的な持っていき方も重要です。

抽象的な話を続けてますが、逆に『良くない練習』があるとすればどういう練習かというと無理な姿勢や、動作や曲、フレーズのインストールと応用を同時にやろうとしたり、千本ノック的に疲労感が溜まる=達成感を感じたりすることが挙げられるとは思います。
とはいえ、こういう練習、若い時はボクもやり続けてはいました。だからこそ成長した部分もあるので一概に『絶対やるな!』とは言えないです。
自身の衝動の赴くままに弾き、時間が許す限りギターを抱え続ける、これは案外究極の練習法だとも思いますし。

ただ、どこかでより自分にとってより合理的(ここで大事なのは自分にとって、という前提です)な取り組みを模索することが大事なことですし、その際にちゃんと『問い』を立てながらやることをおすすめします。
一体今は何をやってるのか、という簡単なことですが。
何の理解を得ようとしてるのか、どの動作を習得しようとしてるのか、一度に全部のことをやろうとしてないか(1時間練習するとしたら最後の10分くらいはそれをやっても良いと思います。楽しいので)、とかちょっとした心構えですね。

それがあると『今自分はクセをつける作業をしてるのか、抜く作業をしてるのか』が見えやすいと思います。ここでいう『クセ』は決して悪者ではなく、自分自身の思考や身体の特性でもあるし、個性と呼ばれるものにつながるものです。

そこを尊重し、過剰についた部分を見直す、というような作業の繰り返しかなぁと思ってます。
決してみんなに共通した一つの何かがあるわけでもないので。

練習について考える時に参考にしてもらえたら嬉しいです。

最後に、故障や怪我を避けるためにあらゆることを考えるのもまた練習です。

ちゃんとストレッチとかしようね。
極端な練習をして手が痛くなったり、熱を持ったら休みましょう。好きな音楽を聴くのも良い練習です。
鏡とかみて、身体に不必要な捩れが出てないかチェックしましょう。
よく指を独立してバラバラに動かせるようになりましょうと見ますが、身体は全部一つに繋がってるのでバラバラに動くわけではありません、そういう話を言葉だけで見ないようにしましょう。

みんなの健やかな楽器との付き合いを願ってます。

東京メタルシティより愛をこめて。


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