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会社員と作詞家!?ハイブリッドに自分らしくはたらく”昆さん”

こんにちは!はたらく女性を応援するメディア「東京女子キャリア」です。
今回は、作詞家兼会社員の昆さんにインタビューをしました。

昆さんのTwitterはこちら。
https://twitter.com/konmayumi?s=20

昆さんは

・会社員も作詞家も「どちらか」ではなく「どちらも」頑張りたい
・作詞家という仕事の実態について多くの人に知ってほしい

という考え方の持ち主でした。

この記事はこんな方におすすめ!

・どうすれば作詞家になれるのか知りたい
・限られた時間で最大の成果を残したい
・SNSを使ったイベント集客のコツを知りたい

現在のはたらきかたについて

ーーまずは簡単に自己紹介をお願いします。

昆(こん)と申します、よろしくお願い致します。

月曜~金曜は会社員(Webマーケティングの営業)をしながら、それ以外の時間は作詞家として活動しています。

現在、作詞の仕事を始めて5年ほどになります。

ーー会社員と作詞家というのは珍しい組み合わせですね。なぜ今のはたらき方をされるようになったのですか?

学生の頃からものを書くのが好きで、コラムやエッセイを中心に活動していました。

といっても文章一本で生きていくことを目指していたわけではなく、就職して会社で働くというスタイルが好きだったのと、大学で学んでいたメディアの分野に興味があったこともあり、ネット広告の広告代理店(メディアレップ)に勤めました。

やっぱり文章の仕事もしていきたいなと考えたときに、せっかくやるなら今までやったことがない、ワクワクするチャレンジをしたいと思いました。

もともと音楽が好きだったことと、短い文章が得意だったこともあり、作詞家という仕事には親近感をおぼえながらも、周りに作詞家の知り合いなどはいなかったので、できそうでできない、でも手を伸ばしてみたい…そんなとても魅力的な仕事だと感じました。

1年ほど会社員として専念した後、月に何回か音楽学校に通って3年ぐらい勉強し、事務所に入って作詞家としてデビューしました。

ーーすごいですね。作詞家についてはゼロからのスタートだったんですね。

そうなんです。作詞家になるにはどうすれば良いのか、本を読んでも「音楽業界とのツテを作れ!」としか書いてありません。

でもそんなこと、普通の人には難しいですよね(笑)

作詞家を目指すにあたって、とりあえず最初は学校に通ってしっかり基礎を学ぶことから始めようと思いました。

あとのことは勉強してから考えれば良いと思っていたので、知識もツテも全てゼロからのスタートでした。

時間管理のコツ

ーー会社員としてフルタイムではたらきながら学校に通うというのは、両立が難しかったのですはないかと思います。どんなふうに時間管理をなさったのでしょうか?

通勤時間や、営業先への移動時間を活用しました。

とくに私は通勤時間が長かったので、ただぼんやり過ごすのはもったいなかったんです。

電車の中でも、音楽を聴いてメモするぐらいだったらできますし、歩いている時も曲を覚えることはできます。

そういった隙間時間を活用できるように、事前に曲をiPhoneに入れるなど、準備だけはしっかりとしています。

仕事をしながらだとしっかり時間を取って取り組むのは難しいので、少しの時間を有効に活用できるよう工夫しています。

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昆さんの1日のスケジュール例

ーーいつでも勉強できるように準備をしておくというのが大切なんですね。

もちろん私も何もしない時間が全くないわけではありませんが、できるだけ意識的に時間を過ごしたいと思っています。

そのための準備は、一番気合いを入れているかもしれません。笑

「これから移動だ」とか「今日は移動時間(つまり勉強できる時間)が3時間ある」と思えば、それに応じた準備ができますからね。

作詞家と会社員という良いバランス

ーーところで作詞家というのは、どのような流れでお仕事をされているのですか?

作詞家のお仕事の受注は、いわゆるコンペで決まることが多いです。

つまり日本中の作詞家が作品を応募して、その中から良かったものが採用される、という形式です。

最初からこの曲に対して作詞をしてください、と直接依頼が来るには実力やら運やら縁やらいろいろなものが必要で、簡単ではないと感じています。

今のところ、私は基本的にコンペ応募を基本としていますが、そういった形でお仕事をもらえることが増えたらうれしいです。

ーーなるほど!そういった現状は知りませんでした。

作詞家というのは、資格を取ったからなれるという仕事でもありませんし、ご縁やタイミングの影響を大きく受けます。

自信作だからといってコンペに通るわけではないので、凹むこともありますが辞めずにずっと続けています。

ーーその熱意の原動力は何からきているのでしょうか?

楽しいから、というのが一番です。

会社の仕事と使う脳の部分が違うというか、家に帰ってからクリエイティブな仕事をすることでむしろリフレッシュになることも多いです。

逆も然りで、ずっと作詞ばかりしていると会社の仕事がリフレッシュになったりします。

お互いに逃げ場のような側面があるのかもしれませんね。笑

よく「作詞の仕事だけで食べていくのが理想」という話を聞きます。

もちろんその考えも理解できますが、今の私は会社も作詞もどちらも好きでやっているので、両方やってる状態が自分にとっての良いバランスなのかなと思っています!

ーー現在、トークショーの主催もされているそうですね。

そもそも作詞家とは一体何をしている人なのか?どんな生活をしているのか?など、皆さんご存知ないと思うので、知り合いの作詞家をゲストとして呼び、普段の仕事などについて話すトークショーを開催しています。

関係者の方、作詞家を目指している方、音楽に携わっている方など、様々な方が聴きに来て下さいます。

2、3ヶ月に1度ぐらいの頻度で開催しており、これまでに3回ほど開催しました。

今はコロナ事情でしばらく開催できていませんが、またいつか機会を持てたらと思っています。

ーー集客はどのようにされているんですか?

基本的にはSNSで告知しています。広告よりもSNSの方が効果があったように感じます。

具体的には、ゲストさんと私自身のTwitter、Facebookですね。

ありがたいことに、半分くらいは知らない方が来てくださっていて、SNSはすごいなぁと感じています。

ーーSNSで告知をするときに何か心がけていらっしゃることはありますか。

どういう人に来てほしいのかを明記するようにしています。例えば「作詞を実際にやっていなくても興味がある人」などです。

自分が作詞家になりたての頃にも、いろいろなイベントに足を運んだので、自分が行ってみたいと感じるようなことを追求しています。

特にマーケティング的に意識している部分はありませんが、自由に楽しくやっているのが伝わるといいなと思っています。

これからのビジョン

ーーこれからのビジョンなどあれば、お聞かせください。

ある人に、「作詞って癒しを与える仕事の分野だよね」と言われてはっとしたのを覚えています。

文章を書く仕事、という角度だけでなく、「歌詞で人を癒す」ことを意識していけたらと思っています。

歌そのものが、聞いた人の癒しになることを含め、歌詞を学べる場所や交流できる場所を提供することは、作詞で悩んでいる人への癒しのひとつ。

歌詞のコンペに参加するだけでなく、歌づくりの企画、プロデュースから関わることや、様々なメディアで発信していくことも視野に入れています。

会社員としてはたらく中で刺激を受けて思いつくこともたくさんあります。

ーー会社のお仕事はこれからも続ける予定ですか?

はい!私にとって、会社も必要な場所だと思っています。

世の中の流行り・廃りも分かりますし、会社ではたらいているからこそ出会える人も多くおり、それも含めて全て学びで、楽しいと感じています。

そう考えると、作詞家の仕事も、会社員の仕事もどちらもありがたいなぁと思います。

会社ではたらいているからこそできること、経験させてもらっていることに一度目を向けてみるのも大切なことかもしれませんね。

編集後記・まとめ

以上、昆さんのインタビューでした。

会社員と作詞家という異業種でハイブリッドにはたらく昆さんは、これからますますご活躍なさることでしょう!

ありがとうございました!

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