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83歳現役カメラマンと出会い、Nikonユーザーになりました

「んんんんー、カード2回払いで!」

先日、思い切って、フルサイズミラーレスカメラとレンズ一式を購入しました。

ここ3ヶ月ほどレンタルで使わせていただいていたNikon Z 5の24-50 レンズキットと、Nikkor 50mm f1.8のレンズが、正式に我が家の一員になりました。

カメラとスーツケース一つで日本へ

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気づくと、私がカメラに出会ったのは、かれこれ15年前のことです。

あの春、母から譲り受けたフィルムカメラを肩にかけて、私はスーツケース一つで、単身、韓国から日本に渡ってきました。

「何を伝えたいか考えず撮った写真からは何も伝わらない。何を伝えたいか考えてシャッターを押すんだよ」

そんな母の言葉を胸に刻んで。

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たくさんシャッターを押す瞬間がありました。

日本という他国での日常は毎日が新鮮で、ただ街を歩くだけでも面白い。

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大学生活のほとんどを暗室で過ごしました。

赤い明かりの下で、自分が伝えたいと思っていた時間が印画紙に映し出される瞬間がたまらなく好きでした。

Zとの出会い

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社会人になって5年目の秋。

旅が好きになって、写真をたくさん撮り始めた私に、夫がカメラをプレゼントしてくれました。

初めてのデジタル一眼。APS-Cの一眼レフでした。

切り取りたい瞬間に出会う→立ち止まる→ファインダーを覗く→設定をいじる→シャッターを切る。
この一連の流れの楽しい。

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旅に出れば一日撮る写真は100枚以上。
お気に入りの一枚をセレクトするのも、レタッチする時間も全部好き。

そして、次第に、自分の目で見るこの世界をもっと美しく写したいという気持ちが湧いてきました。

写真とカメラが好きになればなるほど、35mmフィルムの世界に戻りたい欲が強くなってくる。

フルサイズ欲しいな…。
でも、高いよなー
重いよなー
んー私プロじゃないしな…。

そんな時、1年ほど前からご縁があってお仕事をさせていただいていた、GENICさんから連絡が来ました。

「ひょんさん、フルサイズミラーレスを試してみませんか」

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Nikkon Z 5 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

桜のつぼみが顔を出し始めた春の日。私は品川にあるNikonの本社にいました。

憧れのカメラメーカーさんに、お仕事で行くのは初めてで、少し緊張しました。

この日は、Z 5の受け取りと共に、使い方のレクチャーを受けるために本社に伺いました。

そして、広報の方々から、会社の概要と、Nikonカメラの歴史、プロダクトに込めた思いなど、たくさんお話を聞くことができました。

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Nikkon Z 5 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
(モデルが持っているレンズは24-200mmと少し大きめのものです)

初めて手に取ったZ 5の印象は、びっくりするぐらい、小さい、軽い。

自分が元々持っていた、フルサイズ=重いのイメージを早速覆される。

カメラ本体と、24-50mmのレンズと組み合わせで、重さわずか約870g。

500mlのペットボトルとリンゴ一つ、今日のランチのお弁当と同じ重さ。

いつものカバンにすっぽり入るし、日常使いしやすそう。

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Nikkon Z 5 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
@ 五島 福江島 水ノ浦教会

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Nikkon Z 5 + NIKKOR Z 24-50mm f4-6.3
@ 五島 福江島 こふひいや

毎日、カメラを肩にかけて、街を歩く日々が始まりました。

中でも、Nikkor Z 50mm f/1.8 sの単焦点レンズが大のお気に入り。憧れだった50mmで切り取る世界は、そのボケ感と焦点距離、理想そのものでした。

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Nikkon Z 5 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

使ってみたいレンズの35mm換算値を毎回計算しなくても、画角が狭いと悩むこともなく、理想のレンズで理想の一枚が撮れる。

最高。楽しい。

83歳の現役カメラマンさん

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Nikkon Z 5 + NIKKOR Z 24-50mm f4-6.3
@ 五島 福江島

Z 5をお借りしていた時期は、ちょうど本業の仕事をお休みして日本中を飛び回っていた頃。

ピンクの頭とNikon Zのストラップは私のトレードマークとなりました。

旅先で会う人会う人と、髪とカメラの話で盛り上がる。

私は大好きな日本の美しい景色を、たくさん撮ることができてただただ幸せでした。

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Nikkon Z 5 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
@ 和歌山県 高野山

ただ、時間が経つのはあっという間。気づくとZ 5をお返しするまで、後1週間。

ああ、まだ手放したくないな……。
このカメラやはりすごく好き。

・・・

そして、運命の出会いは突然、必然のように訪れる。

千葉の南房総で泊まったADDress(注1)の拠点で、83歳の現役カメラマン横山さんと出逢います。

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Nikkon Z 5 + NIKKOR Z 24-50mm f4-6.3
@ 千葉 ADDress南房総邸

千葉の南房総邸は、ADDressの会員になって、絶対行きたいと思っていた拠点です。

家から1秒で海、部屋から心地よい波の音を聞くことができる、そんな最高のローケーション。

そして、この南房総邸の家守さん(注2)は、横山匡さんという、83歳の現役カメラマンさんです。

92年カメラマンとして独立し、ずっと聖書の舞台を撮り続けていらっしゃいます。

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Nikkon Z 5 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

「家から歩いてすぐのところに、毎日夕日を観に行っています。良かったら一緒に行きますか?」

先に声をかけて下さったのは横山さんでした。

その日の夕方、夫と、一緒に滞在していたりえさんと横山さん、4人で夕日を観に行きました。

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Nikkon Z 5 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
@ 千葉 南房総 岡本浅橋

「夕日って毎日違いますか?」

「当たり前ですよ。同じ夕日なんてありませんよ」

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Nikkon Z 5 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
毎日南房総の夕日を撮り続けている横山さん

そう言いながら、この日も横山さんはシャッターを切りました。

見たことのない3000mmの超望遠レンズは、Nikonでした。

Nikonさんはずっと守ってくれたんです

夕食の時間、食卓を囲んで色んなお話を聞きました。

カメラマンとして世界中を飛び回ってきた横山さんのお話は、とても刺激的で、写真集を見ながら聞く数々のストーリーにワクワクが止まりませんでした。

「NikonのZを使ってるんですね」

急に、私が使っているZ 5について話始める横山さん。

「そうなんです。今、Z 5のプロモーションのお手伝いをしているんです」

「おお…そうだったんですね。それはびっくり。僕はね、ずっとNikonのカメラを使っているんですよ。カメラマンになってからずっとね」

「そうだったんですね!さっき、レンズがすごくてびっくりしました」

「海の向こう側に浮いている船の名前まで見えるからね」

「それはすごい」

「でもね、最近悩んでるんですよ。このままNikonのカメラを使い続けるか。他社のミラーレスに乗り換えるか」

「えっ、そうなんですか?」

プロのカメラマンがミラーレスを検討しているということには驚きました。

「私はね、ずっとNikonのカメラを使ってきて、Nikonのレンズをたくさん持ってるんですね。だから、これを全部売らないといけないから。どうするか本当に悩んでいて」

「ああ・・・」

「Nikonさんはね、僕が持っているレンズをずっと守ってくれたんですよ」

10冊以上の写真集を出されているプロのカメラマンさんにこんな話を聞けるなんて思いもしなかった。

「Nikonさんだけは、マウントを変えなかったから。私の持っているレンズをずっと使えてきたんです」

旅に出る前、Nikonの本社で広報の皆さんから聞いた話が頭に浮かびました。

 "Nikonは、お客さまのレンズは資産だと思っているから、その資産を守ることを大事にしてきました"

「今、Nikonのミラーレスを使って頑張っている方に会えるなんて、これも何かの運命でしょう。Nikonの未来を頼みます」

思いもよらぬ一言、身に余るお言葉に、私の心が大きく動き出しました。

私こそ強い運命を感じました。

そして、東京に戻ってきた次の日、Nikon Z 5を買いました。

お仕事とか関係なしに、横山さんのために、Nikonユーザーになると決めました。

撮りたい気持ちを大切に

私のカメラ人生は全然短くて、これからです。
大切なのは、撮りたい気持ちだと思っています。

もっと上手く撮りたい、もう少しこの世の中を美しく映したい。

フルサイズミラーレスNikon Z 5は、そんなプロの世界に、ほんの少しだけ近づくことができる楽しいカメラだと思います。

横山さん、ありがとうございました。
夏、また、南房総行きますね。

今度は、カメラ教えてください。

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ADDress南房総邸にて、83歳現役カメラマンの横山さんと


※この記事は、PR投稿ではありません。私の実体験をもとに個人的な感想を書いています。

※Nikonのカメラには、長い歴史を持つラインナップ豊富な「F マウント」と、ミラーレスカメラZ シリーズとともに誕生した「Z マウント」の2種類のマウントがあります。

注1)ADDress:月額4.4万円(税込)から、ADDressが日本各地に管理する家に住み放題できる定額多拠点生活サービスです。

注2)家守:ADDressの家での生活をサポートするコミュニティマネージャー。家の管理をしながら、会員とコミュニケーションを取り、地域の方や会員同士の交流の架け橋となってくれる方々です。


【Nikon Z 5体験レポート】

【多拠点生活サービスADDressについて】

Hyun(ひょん) | Tokyo Hyony
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