記録を重ねるプログラムオフィサー・佐藤李青|東京アートポイント計画のメンバー紹介Vol.04
アーツカウンシル東京 東京アートポイント計画事業には、「プログラムオフィサー(PO)」という専門スタッフが所属しています。ミッションは「アートプロジェクトの中間支援」。それってどんな仕事? どんな人が働いているの? と、ご質問いただくことが増えてきたので一人ずつご紹介します! 第4弾は、noteで“1ヶ月前の日記”を綴っている佐藤李青(さとう・りせい)です。
■ 小金井のプロジェクト立ち上げから東京アートポイント計画へ。印象深いのは、10年前のオンライン企画。
― POになる前はどんな仕事(活動)をしていましたか?
大学院生でした。また、いまは東京アートポイント計画で担当もしているアートプロジェクト「小金井アートフル・アクション!」の事務局長として、運営組織や拠点(シャトー2F)の立ち上げをしていました。
― アートプロジェクトの印象深い"原体験”は?
ほうほう堂@あちこちシリーズ。ダンスユニット「ほうほう堂」がまちなかのいろんなところで踊るシリーズの1回目。Ustreamを使った中継からはじまり、窓越しにダンスを眺める。最後は観客が近隣のビルに移動し、向かいのビルの屋上で踊るふたりをみる。ネット回線の確保など準備に右往左往しましたが、ラストシーンは、いまもよく思い出します。いま振り返れば、オンライン中継を使った企画としても先駆的だったなと思います。
■ 状況に一石を投じるのがプログラムオフィサー。
― PO歴は?
2011年6月に職員になり、10年目です。
― 担当しているプロジェクトは?
東京アートポイント計画の中では、東京の西側地域を舞台とした「小金井アートフル・アクション!」(東京都小金井市)や「Artist Collective Fuchu [ACF]」(東京都府中市)、映像を使ったコミュニティアーカイブプロジェクトの「移動する中心|GAYA」(東京都世田谷区)を担当しています。ほかにも人材育成事業の「Tokyo Art Research Lab」、東京都の芸術文化を活用した東日本大震災の被災地支援事業「Art Support Tohoku-Tokyo」を立ち上げから担当しています。
― POの仕事を一言で説明するなら?
状況に一石を投じる。いろんな人たちの間に立ち、調整ごとの多い仕事です。単なる調整役にならないように意識するとき、心に留めている一言です。
■ 1ヶ月前は何をしていた? 時間差の日記をnoteで続けている理由。
― noteで読んでもらいたい記事は?
毎週1ヶ月前の日記をnoteで更新しています。
もともとは新型コロナウイルスの感染拡大のなかで起こる変化を記録するためにはじめました。プログラムオフィサーの仕事は、どこかに山場があるというより、日々のコミュニケーションやさまざまな出来事の「繋ぎ目」に溶け込んでいます。その一端を垣間見ていただけるのではないかとも思います。
おまけ😀チームメンバーに佐藤の印象を聞いてみました
😀「穏やかに、ずばっと核心に迫る!」
😀「POチームのMCであり、DJである」
😀「ボキャブラリー収蔵庫(経験と個性に裏打ちされたPOとしての言葉をたくさんもっていると感じます。盗みたい)」
😀「ブレない平常心と物事の機微を捉える言葉の人」
😀「3歩くらい先を見てるらしい」
😀「心優しき東北のお兄ちゃん」