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公式ウェブサイトがリニューアル! アートプロジェクトに関する情報を活用する、3つのポイントをご紹介。

このたび、アートプロジェクトの担い手のためのプラットフォーム「Tokyo Art Research Lab 」のウェブサイトを全面的にリニューアルしました!
この記事では、それぞれの興味関心に合わせてウェブサイトを活用するための3つのポイントを簡単にご紹介します。

「Tokyo Art Research Lab」とは?

はじめに「Tokyo Art Research Lab 」のご紹介から。

Tokyo Art Research Lab(TARL)は、アートプロジェクトの担い手のためのプラットフォームです。
当たり前を問い直す、課題を見つける、異なる分野をつなぐ――そうしたアートの特性をいかし、個人が豊かに生きていくためのよりよい関係や仕組み、コミュニティづくりを目指しています。
時代に応答したアートプロジェクトをつくる学びの場と、現場の課題やこれから必要な技術について考える研究・開発を東京アートポイント計画と連携して行っています。

Tokyo Art Research Lab 「TARLとは」から引用

今回のリニューアルでは、Tokyo Art Research Lab の10年以上にわたる取り組みによって蓄積した膨大な情報を整理し、直感的に「いま、ほしい情報」に手の届くページ構成を心がけました。ウェブサイトでは、掲載情報を大きく3つに分類しています。

  • プロジェクト …… 日々変化する社会に向き合うための学びの場づくり

  • 資料室 …… アートプロジェクトの企画・運営や研究のための資料

  • ひとびと …… さまざまな専門性をもつアートプロジェクトの担い手

いずれも充実した内容になっているので、ぜひご覧ください。どこから見ればいいの? おすすめの使い方を知りたい! という方は、下記の3つのポイントを道しるべにウェブサイトをめぐっていただけたら幸いです。

ウェブサイトを活用する3つのポイント

(1) 数値でわかる

それぞれのページには、コンテンツの数や規模感がわかる「数値」を表示しています。総数がわかることで、自分の欲しい情報にどれくらいで辿り着けるのか、どう探すといいのかを想像しながらウェブサイトをめぐることができます。

TOPページより。2022年12月23日現在、資料室には“276”ものコンテンツを掲載しています。
2022年12月23日現在、ひとびとは“313”の情報を掲載。
一覧ページでは、検索したい項目の該当数が事前に表示されています。
気になるプロジェクトも、期間や回数、参加者数などから規模感を想像できます。

(2) キーワードで探す

プロジェクトや資料には、内容に応じた「キーワード」が紐付いています。これらのキーワードは、アートプロジェクトが見据える展望や、学びを広げるヒントを表した「ことば」です。
ご自身の活動領域に近いキーワードで探すのもひとつの手ですし、気になる資料に紐付いたキーワードから検索を広げることもできます。ふと、目に留まったキーワードに飛び込んでみても面白いかもしれません。

TOPページにはキーワードの一覧が並んでいます。
プロジェクトや資料は「キーワード」から絞り込み検索が可能です。
ほかにもプロジェクトは「参加方法」、資料は「メディア」といった性質からも検索できます。
キーワードの解説も掲載しています。
キーワードを概観することで、現在のアートプロジェクトの全体像が見えてくるかもしれません。

(3) 関連情報でつながる

プロジェクトや資料、ひとびとの個別のページは、その内容に関連するページへのリンクが掲載されています。もっと知りたいと思ったら、興味の赴くまま、さまざまなページに足を踏み入れてみてください。

プロジェクトページからは、関連する「ひとびと」「資料」「レポート」などの情報にアクセスすることができます。
気になった資料があったら、その「関連資料」から検索を続けることができます。思いも寄らない発見や出会いがあるかもしれません。

ほかにも「資料案内」のページでは、初めてアートプロジェクトを学ぶ人から、現場で課題を抱えている実践者、専門的な知識を深めたい研究者まで、それぞれの関心に合わせた資料の活用例を紹介しています。ぜひ、あわせてご覧いただけたら幸いです。

「東京アートポイント計画」のウェブサイトもリニューアルしています!

さらに、今回の Tokyo Art Research Lab のウェブサイト改修に合わせ、「東京アートポイント計画」のウェブサイトもリニューアルしています!
地域社会を担うNPOとともにアートプロジェクトを実践する東京アートポイント計画。ウェブサイトでは、2018年度以降に実施したアートプロジェクトの実績や、それぞれの関連資料、現場のひとびとへのインタビューなどを掲載しています。

「東京アートポイント計画とは」より。事業の仕組みをわかりやすく図解。
2018年度以降に共催したプロジェクトの一覧(2022年12月公開時)。

そして、これら東京アートポイント計画の取り組みや、わたしたちが実践する「アートプロジェクト」の展望を紹介する英語ページも同時公開しました。

国際的な情報発信に向けて、東京アートポイント計画の取り組みを丁寧に解説しています。

これからも、アートプロジェクトに関する情報を続々更新してまいります

今回は紹介しきれませんでしたが、リニューアルにあたってはさまざまな制作プロセスを経て公開に至りました。

どのようなひとびとがウェブサイトを活用し、どこにハードルを感じるのか、ユーザの感情や行動の検証からはじまり、目標を共有する制作チームの編成や、アクセシビリティ診断の実施など、多くの挑戦に取り組んでいます。そうしたプロセスも、また誰かが「活用できる資料」にできるよう、いずれご紹介できればと思います。

ぜひ、それぞれにウェブサイトを使い倒してみていただけると嬉しいです。ウェブサイトは公開すればゴール、ということではありません。今後もウェブサイトの運用と更新を通じて、時代に応じた情報を蓄積してまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします。

Tokyo Art Research Lab ウェブサイト
https://tarl.jp/


Tokyo Art Research Lab ウェブサイト(2022年度〜)制作チーム
ウェブディレクション:萩原俊矢
デザイン:井山桂一(Grandbase Inc.)
バックエンド開発:藤森吉昭(Grandbase Inc.)
フロントエンド開発:北村元伸(TRAFFICS Co.,Ltd)、西沙織(TRAFFICS Co.,Ltd)
編集:川村庸子
編集アシスタント:遠藤ジョバンニ
ウェブアクセシビリティ向上サポート:
プロジェクトマネージャー・岡上洋子(サニーバンクスタッフ/株式会社メジャメンツ)、アドバイザー・伊敷政英(サニーバンクアドバイザー/Cocktailz)、 レビュアー・サニーバンクワーカーのみなさん
プログラムオフィサー:櫻井駿介、小山冴子