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3分で読める展覧会レビュー

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たぶん、業界一視野の狭いレビューかと思います。それでもよければ。
運営しているクリエイター

#美術館

100%モネ、しかもテーマを絞った構成は分かりやすい〜モネ展(1/28まで)

よかったです。100%モネってのと、世界各国の美術館から集結してるところがポイントです。連作…

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ゴッホと静物画〜ゴッホを含む巨匠の画家たちによる花の絵画が見どころ(1月21日まで…

ゴッホというと風景画だったり、人物画も多いのですが、静物画がけっこう残っています。今回は…

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美術館を使ったツアー型の展覧会〜梅田哲也展@ワタリウム美術館(1月28日まで)

神宮前のワタリウム美術館では、美術館の建築自体を活用したインスタレーション展示が行われて…

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1億円で必ず命を救ってくれる医者がいたら〜ブラック・ジャック展(11/6まで)

手塚治虫のマンガで、医師免許無資格の医師ブラック・ジャック、連載開始50年記念の回顧展。前…

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工業デザイナー ミーツ 加賀伝統工芸〜中川 衛 美しき金工とデザイン(9/18まで)

開館20周年記念展 中川 衛 美しき金工とデザイン パナソニック汐留美術館 2023年7月15日(土…

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展覧会の雑記帳(2023.2月振り返り)竹久夢二/佐伯祐三/諏訪敦

龍星閣がつないだ夢二の心―「出版屋」から生まれた夢二ブームの原点―@日比谷図書文化館(2…

2021年よかった展覧会・絵画

2021年は、113回、美術館とギャラリーに行きました。 -内訳- ・78回有料イベント(美術館系)、25回無料イベント(ギャラリー系) ・ぐるっとパス12館使用(3冊ほど購入) ・インスタアップ40回 ・図録購入30冊 ということで、パンデミックで県間移動が制限されている期間が長い中、後半に盛り上げてよくまわったなと思いつつ、2021年を振り返ります。 よかったの定義(去年同様) ときめくか、ワクワクするか、没入感があるか。また、絵(作品)単体としては、グッときたもの

俵万智からマーダーミステリー。「本棚劇場」だけじゃない、まる1日楽しめる角川武蔵…

角川武蔵野ミュージアムは、2020年11月にグランドオープンした隈研吾設計の図書館、美術館、博…

2022年よかった展覧会

2022年は160本ほど、美術館とギャラリーに行きました。 上半期80本、下半期80本とバランスよく…

KING&QUEEN展(1月11日まで)@上野の森美術館に行ってきました。

ロンドンの肖像専門美術館、ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリー所蔵の王室の肖像画…

コレクター福富太郎の眼 昭和のキャバレー王が愛した絵画(6月27日まで)@東京ステー…

今年の東京ステーションギャラリーのラインナップが発表された時点で、かなりワクワクしていた…

大正から昭和に活躍した挿絵画家の描いた雪岱美人。

小村雪岱(こむらせったい)は、明治生まれ、大正から昭和まで活躍した日本画家、版画家、挿絵…

2020年よかった展覧会・絵画

あけましておめでとうございます。色々あった2020年ですが、今年は展覧会が無事に開催される安…

ベルナール・ビュフェ回顧展 私が生きた時代@Bunkamura ザ・ミュージアム(1/24まで)に行ってきました。

ベルナール・ビュフェは、戦後に活躍したフランスの画家。その直線的な輪郭線のタッチは唯一無二。自分がよく立ち寄る銀座のギャルリーためながで時々見かけて、クールでセンスがいい絵だなと思ってました。ちなみに、1月31日まで、同画廊でもビュッフェ展をやっているようで、こちらも併せておすすめです。 展覧会は時系列に展開していて、その時代ごとに画風が変わっていくのですが、ハイライトは、伴侶となるアナベルと出会ってからの1960年代かと思います。そのあたりも含めて6点ほどピックアップして