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パラレルワーカー堀さんの「即・再現可能な幸福を生み出す仕組み」とは?

「自分の納得のいく働き方」をしている人は、一体どんな生活をしているのだろう。
そんな思いから、今回はパラレルワーカーの堀さんにインタビューをさせていただきました。

堀さんが生活の中で大切にされている「自分を動かす仕組み」は、まさに目から鱗。
「新しいことにチャレンジする時間を作るために効率よく生活したい」と思っている方に、ぜひ知っていただきたいライフハックを学ばせていただきました。


現在の働き方

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ーー現在の働き方と、今までの経歴を教えてください。

現在はユニファ株式会社で会社員として働きながら、「Kamila’s 4AM Art」というフィリピンと日本を中心に活動しているアートショップの経営を行っています。個別にデザインされた手作りの衣服やジュエリーのことを「着用するアート」=ウェアラブルアートと呼ぶのですが、「Kamila’s 4AM Art」では本物のお花をレジンでアクセサリーにしたウェアラブルアートを販売しています。

また、週末にはチャリティ英会話CCCを主宰をしています。授業は無料受けることができ、受講者の方からお気持ちで寄付金を頂戴していて、ここでお預かりした代金は全てカンボジアのNGOに送金しています。このNGOについても私自身が運営に携わっているので、会社員、アートショップの経営、コミュニティの運営、NGO運営と様々なことに取り組みながら生活をしています。

学生時代は就職する前にどうしても海外に出たかったので、アメリカへの留学を経験したあと、新卒で大手企業に入社しました。入社当時は「いつか海外の発展途上国に関わる仕事がしたい」と漠然と思って数年で会社を辞めるプランはあったものの、具体的なキャリアプランはありませんでした。
働いていくうちに「もっと、本当に困っている人のために役立つ仕事がしたい。このまま続けていても、自分の理想とする働き方を叶えるのは難しい」と感じるようになりました。仕事は楽しかったですし沢山勉強させていただきましたが、この環境に身を置き続けても自分の将来のためにならないという結論に至り、入社して9ヶ月、25才でノープランのまま退職を決意します。

退職して1年間、国内のNPOで「カモノハシプロジェクト」という社会人アソシエイトに参加しながらアルバイトをして生活していました。この時期は朝から晩までシフトを詰め込んで、カオスな生活を送っていましたね…(笑)
そのあとに、留学時代のお世話になった人の繋がりでカンボジアで仕事をすることになりました。カンボジア留学事業設立プロジェクトのメンバーとして、ここから3年間、カンボジアでの生活が始まります。
現地の方々は、家族の幸せを一番に考える「家族ファースト」な生活を送っていました。幸福な人々と共に生活する中で見つけた”家族”というテーマが、その後の自分の仕事にも大きく繋がっています。
カンボジアは大好きでしたが、次のステージに進むために日本に帰国し、現在勤めている株式会社ユニファに出会いました。家族コミュニケーションを大切にしている点に共感して面接を受けにいったんです。

幸福を生み出す仕組み作りとは

ーーそうして、現在の働き方を確立されていったんですね。

複数の事業に携わる毎日はご多忙かと思いますが、モチベーションが下がってしまうことはありませんか。

めちゃめちゃありますよ(笑)。自分で立てたスケジュール通りに過ごせなかったら嫌になりますし、仕事の中で落ち込む時や、なんかやる気が出ない…ということもしばしば。

ただ、複業をしていくうちにモチベーションに振り回されないように「強制的に自分を動かす仕組み作り」が重要だと気づいたんです。

それが、この3つ。

・毎日4時半起床
・30分単位で1日のタスクを書き出す
・ベストパフォーマンスを出せる環境を作る

1つ目は、毎朝4時半に起きることです。

ーーストイックですね…!

そう思われますよね。…でも実は、今日は寝坊して5時45分に起きました(笑)。
この習慣は「Kamila's 4AM Art」を共同経営しているパートナー・ミミの影響です。彼女は幼少期、両親に4時に起こされていたため早起きの習慣が身についていて。その姿を見て私も早起きを習慣づけようと思い至り、ただ、4時は早すぎるから(笑)、4時半という時間設定をしたんです。

ーーよく見ると、企業名の「Kamila's 4AM Art」にも、「4AM」の文字がありますね!

ミミさんの大切な習慣を分かち合っていらっしゃるんですね。

実際に早起きを始めてみていかがですか?

めちゃくちゃ効率がいいです。誰からも連絡がこない時間なので集中できますし、「朝早くから活動できた!」と自己肯定感が上がります。
SNSで発信したり本を読むだけでも良いそので、朝の時間を有効活用するのはおすすめです。

ーー「30分単位でタスクを書き出す」というのは、やるべきことを明確にするためですか?

そうですね。やることが多い分、タスクが多岐に渡るので整理するために取り組んでいます。

早起きもタスク管理も慣れるまでは眠たいですし、ついついサボりたくなっちゃうんですけど…これをサボると立てた予定がどんどんずれこんでいって、嫌になってしまうのが分かっているので、やるしかない。

ーーなるほど。ご自分が「スケジュールがずれ込むとパフォーマンスが落ちてしまう」ということを、分かっていらっしゃるわけですね。

その自分への理解というのが、3つ目の「ベストパフォーマンスを出せる環境を作る」ポイントに繋がるんです。
以前、1ヶ月間自分の生活の要素分解をして、データを取ってみたんです。
誰しも「すごく仕事が捗った!」、もしくは「全然何もできなかった…」という日がありますよね。この原因となる要素を理解しておけば、捗った日の要素を取り入れた生活をすればベストパフォーマンスを出すことができるわけです。

ーー確かに、目に見えて分かりやすいですね!

データの取り方やまとめ方の詳細はこの記事にまとめています。
サボりたくなってしまうこともありますが、自分を理解するだけでも生活がしやすくなると思います。
「新しいことにチャレンジする時間を作るために効率よく生活したい」と思う方はぜひ、トライしてみてください。

集客こそが収益に繋がる

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ーー最後に、堀さんのように1つの会社に囚われず「自分の納得のいく働き方」を目指す方々へアドバイスをいただけますか。

まずは、とにかく行動することが大切だと思っています。無鉄砲に動くのが良いわけではありませんが、最初から考えすぎて身動きが取れなくなるよりは、まずは行動してみることがベターです。

今は「個人の時代」と言われ、自分がどれだけ行動できるか?という点が求められていると思います。
何をしたら良いか分からない方は、まずはスモールスタートから。いきなり仕事を辞めたり起業したり…は大変なので、「SNSのフォロワーを1000人にする」位の目標からスタートさせてみて欲しいです。

「副業(複業)=すぐに稼がないといけない」という考えを持つ方もいるかもしれませんが、私自身は収益化が最優先ではないと思っています。どんなビジネスでもまずは「集客」から。私も複業を始めた頃は、まずは自分の行動に対して応援してくれる方が集まってくれて、その方達にお返しをしたいと思うことを更に追求していったら収益に繋がっていったという形でした。
「自分の納得のいく働き方」をするためには、例えばカフェでオフ会を開いたり、SNSで情報発信をして仲間を増やしたり、小規模からでも周りを巻き込んで行動することが大切です。
一緒に頑張りましょう!

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編集後記

幸福な人生や、そのための働き方は人によってさまざま。けれど「時間」だけは、誰にも平等に与えられているもの。

堀さんのインタビューは私にとって、「1日1日を大切にしなくては」と背筋を正すきっかけとなりました。

この記事が幸福な人生を追求する多くの方に届きますように。

(インタビュアー 小野寺)

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