見出し画像

昭和のヒーロー・ヒロインを描こう。 01:名たんていカゲマン


画像1

小学館の学年誌やコロコロコミックで人気を博したギャグ漫画「名たんていカゲマン」。シンプルかつシャープな線で描かれた見やすい絵、センスあふれるデフォルメ、子供心にそのハイセンスさに魅了されました。
カゲマン、シャドーマンの主人公コンビはもちろん、「19」という数字に異様な執着を見せる怪人19面相をはじめ、敵キャラたちも個性が際立っており、毎月読むのが楽しみでした。

「そのときカゲマン少しもあわてず!」
「ガハハ」
「くそったれ!」
などなどセリフにはついつい口走りたくなるようなフレーズが満ち溢れており、とにかく楽しい。
ギャグはキレッキレというわけではありませんが、子どもたちにわかりやすい毒があり、スピーディな展開の中でマシンガンのように小ネタが繰り出されるます。時事ネタも多く、今読み返すと「あの時代」の空気がとてもよくわかります。

2001年に教育テレビでアニメ化されていますが、原作ファンとしてはアレは完全に別物として捉えています。

illustration:カゲマンとシャドーマン

1970年代から1980年代にかけて小学館の学年誌およびコロコロコミックに連載されていた山根あおおに先生の漫画。
少年探偵のカゲマンが、自身の影である相棒のシャドーマンと共に怪人19面相・他の起こす事件を解決して行く。連載当時のテレビタレントやコマーシャルをネタにしたギャグが多用されているのが特徴。
(Wikipediaより)

この記事が参加している募集

マンガ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?