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第1話「友達へプレゼントを贈ることは難しい🎁」

何時迄も苦手なんだよな~。

僕は東京在住の22歳大学生で、最近は自らの情熱を言葉に昇華させることに没頭しています。言葉で感情を表現することは簡単ではなく、つい擬音に頼ってしまったり、あるいはどこかのドラマで聞き覚えのある言葉を模倣してしまうこともあります。そして今日から書き記し始めたこの「東京大学生ブルース」。始めるに至ったのには特別なきっかけはなく、むしろ社会人に転じる前に学生時代の感受性とフレッシュさを保存したいという思いが芽生えたのかもしれません。

さて前文はこの辺にして本題に入りましょう。友人にプレゼントを贈る際、皆さんはどのような気持ちで贈り物を選びますか。僕は心配性ゆえ、ついいろんなことを考えてしまいます。贈るタイミングや金額はもちろんのこと、相手が受け取っても不快な気持ちにならないよう心を砕いています。このように考えるようになったきっかけは、以前プレゼントを受け取った時に素直に喜べずに、感謝の気持ちを表現できなかった経験が影響しているかもしれません。そしておそらく相手もそれに気づいていたことでしょう。今でもその時の申し訳なさを感じているからこそ、余計に考え込んでしまうのです。

そして、現在は冬の季節で、クリスマスシーズンが真っ盛りです。電車の中から都会の街まで、どこもかしこもイルミネーションの話題で賑わっています。行き先の店舗では、クリスマスプレゼントにふさわしい商品がずらりと並べられています。そんな中、クリスマスプレゼントを買うためにとあるショッピングモールへ足を運びました。行く先々でクリスマスの商材が所狭しと並び、その前には、娘のために贈り物を選びに来たスーツ姿の紳士や制服姿の女子高生が必死に悩んでいました。その光景はとっても愛らしかったです。そしてその中に自分も混ざり、贈り物を必死に探し求めていました。途中で自分の買い物もしつつ、気分転換を図りながら5、6軒回ってようやく「寒さ対策万全、ジェラピケのもっこもこ靴下」に決めることができました。

何はともあれ購入後に思ったのは、やはりプレゼントを選ぶ時間は、贈る相手のことを考えているためか、自分の悩み事などをすっかり忘れて夢中になって探し回ることで、非常に充実した時間になったな、という気持ちでした。そしてクリスマスプレゼントとは、贈る瞬間だけでなく、むしろ相手を思いやる時間を含めて僕自身もクリスマスに楽しませてもらっている様な、そんな特別な瞬間なのかもしれません。そんなことを思いながら、一人でイルミネーションを横目にして自転車を漕ぎ続ける僕でした。

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