第7話「どうしても好きになれない人💔」
自分を大切に。相手を大切に、ね。
東京の大学に通う学生ならではのブルースに、正面から向き合って行くこの連載。第7話は、好きになれない人に関するエピソードである。
この頃よく、僕は身の回りの人との関係性について整理する様になった。特に自分にとってリスクになる人、つまり悪影響を及ぼしかねない人との接触はなるべく避けたい。
しかし、そんなうまくいかないのが人間関係である。そもそも、人は、支え合って生きているらしい。確かにこれには納得がいっている。僕だって、できるのであればいろんな人と良好な関係を気づいて、リスペクトしあいたいし、そういう人たちに向けて日頃から感謝をして生きて行きたい。でも実際は、どうだろう。大学生なんて病んでいる人がそこら中にいるし、特に異性関係でのイザコザの相談相手なんて飲み会に行った回数だけある。それって本当に支え合ってるのか、とよく疑問に思う。
最近友人と話した話じゃ、人が病んでしまう原因は、相手が強く当たってきた事によって起こるようだ。人に嫌なことを言う人=機嫌が悪い人、だとすると攻撃的な発言をする人達は、己の機嫌の悪さを発散し受けてもらう事で、自身の承認欲求を満たしている。しかもいう相手も選んでいてわざと言いやすい様な人を選んでいるときた。これは確実に受け止める側への配慮が足りていないし、僕はあなたのオナホにされている。そう言わんばかりの軽率な行動である。マジでキモいから、やめてほしい。なんてね笑。
まぁ、そんなこんなで今日もバイトに行ったのだが、普段は割と人当たりよく接している僕なのだが、アルバイトの後輩で唯一といいていいほど、本気で苦手な人がいる。普段からメンタルケアをして心の余裕みたいなものを調節しているのだが、たまにメンタルがすり減っていて、人に当たりたくなる時もある。しかしだ。今日も含めて、その後輩と会う時は、特にこれと言ってすり減っている訳でもないのに、無性にその子が癇に障る。というよりかは、癇に障ってくるのだ。その子の特徴はと言うと、とにかく指示待ち人間で、何故か言葉も発さずに、レジ打ちが終わった途端、こちらの顔色を伺うように、じっと顔を見てくる。そして何も発さずに、またレジ打ちへと戻る。客の波が一通り収まったかと思うと、今度はこっちに近寄って来ては、人のパーソナルスペースに無言で立ち入り何をする訳でもなく、客を待っている。もう怖い、怖すぎる。そこら辺のB級ホラー映画よりも遥かに鳥肌が立つ。しかしこちらも先輩なわけで、そんなことを考えながらも、やはり仕事の指示をしなければならない。こちらとしてもあまり仕事を振りすぎるわけにもいかないし、かと言って、隣でレジを打たれるのも怖い。本当にどうしたらいいものか。いっそ、なんでそんな寄ってくるのか、聞いてみてもいいのかもしれないが、きっと本人も自覚していないのだろう。この恐怖とは長い戦いになりそうだ。
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