デジタルサービスの品質向上のために東京都がはじめることとは?
東京都デジタルサービス局のICT職一期生の宮部と申します。
私達は、都におけるデジタルサービスが都民誰しもが使いやすく、満足度の高いものにするため、昨年11月に東京デジタルサービス会議を立ち上げ、有識者の方々と議論を重ねてきました。
品質の高いデジタルサービスの安定的・永続的な提供を推進することで都政のQOS向上に寄与し、都民のQOLの向上に貢献する、これが我々がいまここにいる理由であり、我々の活動の目的です。
この目的を達成するため、行動指針というものを規定しています。
これは、サービスの開発・運用に従事する全ての職員等に守ってもらいたい
行動規範 = 共通の価値観
ガイドライン = 品質を再現するための作り方
から構成されるものです。
まず、共通の価値観として整備したものが行動規範10か条です。
これは、デジタルサービス局の職員が普段重要だと思っていることや、デジタル庁などが示す重点項目、先行する海外政府事例などをベースに案を作成し、庁内職員とのワークショップや都民の方のご意見も伺いながらブラッシュアップしてきたものです。
また、我々は品質を再現するための作り方のテーマとして、
#1 顧客視点でデザインしよう を実現するためのUI/UX
#4 資源(データ)を最大限に活用しよう を実現するためのデータ利活用
これに先行的に取り組むための準備をすすめています。
例えばUI/UX。
都のサービス開発において、「顧客が誰で、どんな価値を届けたいか」について考えるプロセスが残念ながら我々にはまだ不足していると考えています。
Do notにあるような、行政目線・都合で、サービスを構築・提供してしまうのではなく、
行動原則にさだめているように、
はじめに顧客が誰なのかきちんと考える
顧客がどんな体験を求めているのかきちんとリサーチする
こんなことを都庁職員等が実行できるようにしていきたいと考えています。
まだ始まったばかりのプロジェクトですが、
「#6 オール東京一丸となって取り組もう」
「#10 ともに学びつづけよう」
の行動規範に従い、
都の取組や成果は今後このnote等で発信を図っていくとともに、
この活動に興味をもってくださった皆様にご意見をいただいたり、先行する民間組織や国・自治体様の取組などから学びつづけていきたいと思っています。
こちらのnoteの内容にご意見などありましたら、コメント欄にぜひお寄せいただければと思います。
よろしくお願いいたします!
東京都デジタルサービス局戦略部戦略課
幸田 友資
三田 恭平
宮部 麻里子
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