見出し画像

読書のススメ

1. 動画からの学習で十分と思っていないか?

 YouTubeを起点に動画市場が飛躍的に大きくなった現代だが、筆者もYouTubeを見る時間がとても多い。そのなかで、エンタメ系ではなくいわゆるビジネス系のチャンネルも人気を集めており、筆者も視聴者の一人である。そして最近、知人との会話の中で以下のような場面があった。

俺は本を読めないからYouTubeの動画で勉強しているけど、正直これで十分だよね。

 私はその会話を普通に終えたが、内心大きな危機感を抱いていた。そのような経緯を経て、今回は読書の効果について述べたいと思う。

2. 読書の効果その1:一次情報が得られる

 読書の大きなメリットとして挙げられるのが、「一次情報」が得られることだ。「一次情報」とは、情報の発信者が直接発するオリジナルの情報である。では一体、なぜ「一次情報」が得られることがメリットなのだろうか。現代はSNSが発達し、簡単に情報を入手できるようになった一方で、簡単に情報を提供できるようにもなった。この潮流は、とても便利になった一方で情報リテラシーをより必要とする社会に変革させたと言っても良い。仮に、Aという事実があったとしよう。そのAという情報は、拡散されればされるほど事実からは乖離していく。皆さんも実生活において、噂話が全く異なる話へと展開されるのを間近で見たことがあるだろう。この現象が厄介なのは、意図的に歪曲させようとしなくても情報が事実から乖離されることにある。そのようにして事実から乖離した情報を得ても、その情報には何の価値もない。しかし読書においては、筆者の生の意見を直に読み取ることができる。重要なのは、「一次情報」を得ることなのだ。

3. 読書の効果その2:最高にレバレッジの効いた学習である

 読書は、最高にレバレッジをかけた学習である。つまり、書籍の価格の遥か上の価値を得られる学習なのだ。通常、ビジネス書等の出版は専門領域で成果を上げた人が行うが、仮に1500円で書籍が販売されていたとして、その本の著者が書籍に書かれた知見を得るのに一体いくらかかったのだろうか?答えを考えると計り知れない。単純に教育課程を経て発生する金額だけでも書籍の価格からは桁違いの額になるだろう。書籍を一冊購入して読むという行為は、偉人が計り知れないお金と時間をかけて培った知見を短時間で得られる、言わば「チート」なのだ

4. 読書を始めよう

 読書の効果やテクニックは他にもたくさんあるため、それは追ってまた紹介したいと思う。ここまで文章を綴ったあなたに私が言いたいことはたった一つ。「今すぐ読書を始めよ」ということだ。読書をすることで、人生は明らかに好転する。難しいことは言わない。「今すぐ読書を始めよ」。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?