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忠臣蔵の尊皇メッセージ

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山鹿流と忠臣蔵
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忠臣蔵の尊皇メッセージについて(4)

忠臣蔵の尊皇メッセージについて(4)

●忠臣蔵の尊皇メッセージについて(1)
●忠臣蔵の尊皇メッセージについて(2)
●忠臣蔵の尊皇メッセージについて(3)忠臣蔵考ー日本人の誕生ー

尊皇義挙説を支持する状況証拠はなんといっても内匠頭が語った「遺恨」です。梶川の供述に照らしても、覚悟の行動のようにみえる。吉田松陰が詠んだ「かくなることと知りながら、やむにやまれぬ大和魂」です。 
事件後の内匠頭を含む関係者の供述からみて「乱心説」は却下

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忠臣蔵の尊皇メッセージについて

忠臣蔵の尊皇メッセージについて

尊王家を育てるためのコンテンツ。

1 万葉集(恋の歌集)―日本人に愛などいらぬ。恋があれば十分だ。-三島由紀夫
2 忠臣蔵(尊皇劇)―山鹿流陣太鼓に込められた愛国の思想 
3 日本国憲法 - 国体護持のアクロバット 

忠臣蔵が尊皇劇であることを示す台詞は、討ち入りの夜。上杉の一言。
「あれは山鹿流。内蔵助よくやった」です。

忠臣蔵の通奏低音である山鹿素行の山鹿流がそれです。山鹿素行の「中朝

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忠臣蔵の尊皇メッセージについて(2)

忠臣蔵の尊皇メッセージについて(2)

ネットの世界ではねずさんなど極少数の市井の人が唱えている説です。書物で書いているのは、ねずさんと僕ぐらいではないかと思います。そのことを承知でいっています。 

1 山鹿流が通奏低音になっていることは「山鹿流陣太鼓」の登場のことをもってご同意いただけると思います。

2 史実には、「山鹿流陣太鼓」は出てこない、などというなかれ。ここでは史実がなにかではなく、江戸の庶民が何を信じていたか、信じようと

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忠臣蔵の尊皇メッセージについて(3)忠臣蔵考ー日本人の誕生ー

忠臣蔵の尊皇メッセージについて(3)忠臣蔵考ー日本人の誕生ー

●忠臣蔵の尊皇メッセージについて(1)
●忠臣蔵の尊皇メッセージについて(2)
●忠臣蔵の尊皇メッセージについて(3)忠臣蔵考ー日本人の誕生ー
新年早々、「忠臣蔵」のことを考える時間が得られてよかった。
日本がいつ、国民国家となったのか、日本にいつ日本人が生まれたのか。インテリ気取りの弁護士仲間(左翼もいる)で議論となると、この問題はどうしても外せない。

左翼は、日本人が成立したのは明治維新だと

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