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懐かし恋愛日記⑪「合鍵」

こんにはトクです。

本日もnote訪問くださりありがとうございます(_ _)

今回はアパートの合鍵を作って「ちえ」に渡した時のお話しです。

初キスも初Hも済ませたので「ちえ」にそろそろアパートは合鍵を渡しても良いかなと考えました。

いつものように「ちえ」を迎えに行ったときに「これからちょっと付き合って欲しい所があるだけど」と言うと。

「えっ、それってどこ?何か良いことある?」

「まあ、行けば分かるから」

そしてホームセンターのサービスカウンターへ。

「これの合鍵を作って欲しいんですけど」と言ってアパートの鍵を渡しました。

10分ほどで合鍵が完成。

そのまま駐車場に停めた車に戻ります。

「ちえ」はアパートの合鍵を作ったことに気が付いていませんでした。

そのままアパートに戻り「ちえ」に「これ持っててくれない?」

と言って「ちえ」の小さな手のひらに合鍵を握らせました。

「えっ、これって、もしかしてアパートの鍵?」

「そう。「ちえ」には、これを持ってて欲しいんだよね」

すると「ちえ」は想像以上に喜んでくれました。

「いつでも、このアパート使っても良いからね。だけど男を引きずり込むなよな」

「バ~カ。そんなことする訳ないじゃない」

「えー。でも、嬉しいなあ···。なんかやっと本物の彼女になれたような気がする。△ちゃん本当にありがとう」

「△ちゃんが居ない時に、こっそり入って浮気してないか探っちゃおっかな···」

「おい!まだ俺の事信用してないのか?」

そんなら、この鍵は渡せない。返して」

「ウソ、冗談だから···。でも、本当にいつでも使って良いの?」

「もちろん、良いよ」

「だけどね、本当は大家さんに断らないと合鍵作っちゃいけないだよね。だから誰にも秘密にしてな」

「うん、分かった。この鍵も、二人の財布と同じように、このポシェットに入れとくね」

その翌日の事です。

いつもは会わない曜日に「ちえ」が突然アパートにやって来ました。

そして呼び鈴も押さずに、合鍵でアパート内へ。

「ごめん。△ちゃん。ビックリした?なんだか合鍵使ってみたくなっちゃって···」

「食材買って来たから、今から作るね」

そう言ってキッチンに向かいました。

いきなり、それも合鍵を渡した翌日にやって来るとは思いませんでした。

でも、悪い気はしませんでした。

今日は、どこで夕飯食べようかなと、考えていたとこなので、ちょうど良かったのです。

「ちえ」が作ってくれたのは、私の大好物の辛いカレーでした。

それでは最後までお付き合いくださ

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