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実証実験は泥臭く。

広告系デジタルエージェンシー、新任マネージャーの徳田です。
最近の仕事の興味や管理職の悩み、はたまた趣味やスキルについて書き連ねていきます。

いきなり間が空いてしまいましたが、ちょっと入院してました。
親不知の抜歯4本です。病院のUXについても思うところがあったのですが、まだ整理できていないので、それはまた後日。

今日は僕も最近担当しているIoTに関するこの記事。

今年のCESでもコネクティッドカーが多く取り上げられるなど、今年一番注目されているテクノロジーがIoTなのではないでしょうか。
僕のチームのメンバーに、席にハンダゴテを持ち込んで、自分で基板を作ってしまったりする人がいるおかげで、簡単なものを作ってみたり、クライアント側で開発したプロダクトをPoCという形で導入支援・改善していく案件も担当しています。

特にそういう案件を担当させてもらう時に意識しているのが、「ダメなことはダメ」という冷静な判断を下すこと。代理店的な立場だと、次に仕事に繋げるために少しよく見せたほうがいいんじゃないか、という悪魔のささやきが聞こえてきたりもするのですが、ポテンシャルは見極めつつ、切り捨てるべき物は切り捨てさせるという客観的な意見が、第三者としてPoCに関わる価値なんだと思います。
悪く言うと、ひどく怒られることもありますがww

新規事業が絶対にうまくいかないポイントがあり、「自分たちのできることから発想している」ということで、多くの日本企業では、自分たちのできる範囲の中で、自分たちに都合のよいお客様の顔を想像し、特にロジックもなく、説明しやすい形で経営者に上申し、判断を求めます。

この一文、すごく同意できます。既存のビジネスを振り切って発想するのは日本の会社は苦手な気がします。PoCの結果は、GO or No GOでないといけないと思うのですが、「ここを改善すれば、、、」という追加条件が出てきて、延々とPoCが続くことは多い気がします。むしろ「この機能にフォーカスする」というような引き算の発想が必要です。

一方、米国のエンジェル投資家は「何やっているかよくわからないけどすごい。だから1,000万出そう」と投資判断をします。よくわかって判断できるということは新しいものではないということで、説明できないということが当たり前と考えるそうです。

起業家のこういう話、羨ましいです。
先日読んだ、『異文化理解力』という本で、日本の稟議という制度の異常さが書かれていました。日本の社会は階層的なのに、トップダウンじゃなくて合意形成型で物事が決まる、という点です。まぁそれではスピード感落ちますよね。

そういう場合の乗り切り方ですが、ツールの選定を考えます。
Google Appsで簡単なDBも作れるし、プロトタイピングソフトもだいぶこなれてきています。ステータスの変化に応じて表示を変えるような簡易のWebアプリも安価で作れるソフトがあったりします。
最近の例では、お客さんが使いたいと言っている履歴管理を実現するために既存のシステムでは対応ができず、Googleスプレッドシートと既存の画像処理プラグインを手動で更新するという運用に切り替えて、2週間のPoCを終えました。
毎日手動でダッシュボードを更新するという泥臭い作業をしていたのですが、履歴管理という本来の用途での検証を通じて、有用な展開案が見えてきました。

目的ははっきりしてても、ツールの制限で目的とズレたことをしてしまっていることも、幾分あるんじゃないかなと思っています。

「目的を持つこと」は当然大事なんですが、そのためにはスコープを明確にして、そのスコープ全体を任せられるパートナーを見つけて、検証目的に適した環境を用意する、ということなんじゃないかな、と思います。

今年はIoT関係のプロダクトを少なくとも1つローンチすることを目標にしているので、特に汐留の営業さんからのお仕事のご相談お待ちしています。

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