とくだ@心療内科院長

とくだ心療内科院長が行った、メンタルヘルス講演会・研修会の内容を販売しています。【プロ…

とくだ@心療内科院長

とくだ心療内科院長が行った、メンタルヘルス講演会・研修会の内容を販売しています。【プロフィール】沖縄県出身の精神科医。平成19年4月にとくだ心療内科を開設し現在に至る。精神保健指定医・日本精神神経学会会員・日本東洋医学会会員・日本認知療法学会会員・ 日本医師会認定産業医

最近の記事

筋トレは最高の自己投資

毎週金曜日、スポーツジムのグループレッスンで、筋トレをしています。 音楽を聴きながら、バーベルやダンベルを使い、筋肉を徹底的に鍛え上げます。 インストラクターの指導の元、10人位でやるんだけど、これがまた最高のレッスンです。 なぜなら、理由は3つあります。 自分自身の成長がわかる 先週は持ち上げられなかったこのバーベルが、今日はなんとか持ち上がった! このように成長を実感できます。 人間にとって成長はなによりも最高のご褒美です。 筋トレ、最高です。 とにかく楽しい イ

    • なぜ睡眠は大切なのか

      昨日に引き続き、睡眠の話。 睡眠はなぜ大切か? その理由は、ズバリ認知症予防です。 80歳以上では5人に1人が認知症になり、90歳以上では5人に3人が認知症になると言われています。 なぜ認知症になるのか? それはアミロイドβ蛋白が関係します。 アミロイドβ蛋白は脳に蓄積すると、神経細胞にダメージを与え活動を低下させます。 結果的に認知症を引き起こします。 このアミロイドβ蛋白が脳内に溜まらないように、脳脊髄液による洗浄が行われます。 そしてこの洗浄は寝ている時にしか

      • メンタルがまいっているとき、この3つを整えよう

        今日は、メンタルが参っているときに整えるべき3つのポイントについて、お話しします。 器質性疾患と機能性疾患 どんなに健康は人でも、病気にかかると調子を崩します。 そしてこの病気というものは、大きく2つのグループに分かれます。 器質性疾患と機能性疾患です。 器質性疾患とは、病気の原因が物として表せるものです。 ケガや腫瘍、感染症等が挙げられます。 器質性疾患は、原因となっている病気を取り除けば解決します。 一方、機能性疾患とは、身体の働きがうまくいかないものです。 高血

        • 全ての分野に必要な‘抽象摘出力‘

          ビジネス系YouTubeから得た知識をシェアします。 ビジネスにとって大事なことの1つは、うまくいった成功事例からポイントを取り出し、それを自分の仕事の分野に転用・応用する考え方です。 たとえばネット通販がビジネス分野で成功していますね。 ここで、ただAmazonや楽天などのネット通販は便利だねぇと感心するだけでなく、なぜうまくいったのかを深掘りしていきます。 もちろんたくさんの成功要因はありますが一例として、オンラインでの通販は、選択・購入・決済等の、一連の買い物行為

        筋トレは最高の自己投資

          朝掃除を続けると人生は必ず変わる!

          最近、新しい習慣をいくつか始めています。 ストレッチしたり、5分だけ本を読んだり、このnoteの毎日連続投稿を行ったり等。 その中の1つが、朝掃除。 平日どころか休日も忙しいため、なかなか手がつけられなかった掃除を、朝早く起きてすることにしました。 朝掃除を始めてみて、気づいたことが3つあります。 ①身体を動かすので目が覚める 朝はまだ目覚めきっていないので、身体を動かすことで血液や気が巡り心も目が覚めてきます。 もちろん朝から激しい動きは取れません。 その分、朝掃除

          朝掃除を続けると人生は必ず変わる!

          決して寝てはいけない時間〜睡眠禁止ゾーンとは!?〜

          みなさんの中には、 疲れているので、帰宅したらいったん仮眠をとって、それから家事をしている。 帰りの電車で、ついウトウトして寝てしまう 車運転したら、眠いのでコンビニ駐車場で仮眠を取る という方いらっしゃらないでしょうか? 結論から言うと、今日からその行動はやめましょう。 というのは実は、その時間帯は決して寝てはいけないという時間帯があります。 それが、睡眠禁止ゾーンです。 具体的には、寝る予定時間の2から4時間前。 午前0時に眠るのであれば、20時(午後8時)から22時(午

          決して寝てはいけない時間〜睡眠禁止ゾーンとは!?〜

          自分の機嫌は自分で取ろう

          「生殺与奪の権を他人に握らせるな」 マンガ「鬼滅の刃」物語冒頭で、冨岡義勇が主人公の炭治郎に言った言葉。 ネタバレになるので詳細は語りませんが、メンタルヘルスにとって大事な格言だと思い、話題として取り上げてます。 このセリフは、生死に関する場面で語られます。 どういうことかというと、 私たちは、自分の生き方・考え方・機嫌まで、他人に支配・影響を受けています。 人は集団の中で生きているので、他人からの影響はもちろん免れませんが、喜怒哀楽などの自分の心持ちさえも他人に支配

          自分の機嫌は自分で取ろう

          思いは「言葉に」置き換えよう

          こころのモヤモヤ 人は自分の願い・やりたいこと・思いや考えが伝わらないとき、こころの中でモヤモヤします。 そのモヤモヤ、ほおっておいてはいけません。 モヤモヤは気持ちと気持ちのぶつかり合いなので、熱を帯びてきます。 この熱は葛藤ともいいます。 モヤモヤはほっとかない こころの中の熱は脳に広がり、自律神経を通じて身体中に広がります。 やがて熱によって心身のバランスが乱れ、調子を崩してしまいます。 そうならないためにも、この葛藤という熱はこころの外に吐き出す必要があります。

          思いは「言葉に」置き換えよう

          眠れない時に間食。これってOK?

          質問 60代男性。 うつ病で治療中です。 夜中途中起きたときに、つまみ食いをして寝ているんだけど、これって大丈夫ですか? 答え 結論から言うと良くないです。 理由 ①寝ている時に食べ物を食べると、胃や腸が動きます。 胃腸系が動くと身体全体が起きてしまいます。 空腹は収まるかもしれませんが、身体は起きてしまいます。 ②太る 単純に太ります。 夜間は血糖が低く、そこに食べ物が入ると血糖値の急激な上昇、すなわち血糖値スパイクが起きてしまいます。 その急激な血糖を下げるた

          眠れない時に間食。これってOK?

          メンタル不調を治す基本的な考え方

          こころに関係する不調や不具合、病気について、ここではメンタル不調としますが、このメンタル不調を良くしていく基本的な考え方についてお話します。 結論 それは 「自分で問題点を見つけ、解決法を考え、実行していく」 これにつきます。 順番に解説します。 自分の問題は自分にしか分からない メンタル不調の多くは、ストレスに反応する形で作られます。 ストレス・原因は人によっていろいろです。 何がうまくいかないかは、その人でないとわかりません。 自分の問題は自分で見つけていく

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          休日は、積極的休養(アクティブレスト)が超絶オススメ

          疲れている時こそ運動すべきです。 ある実験で、運動して休むグループと、横になって休むグループに分けて、疲労物質である乳酸を測定したところ、運動したグループの回復は80%、横になって休んだグループは20%程度の回復だったそうです。 運動するとなぜ疲れが取りやすいのか? 理由が3つあります 1つめは、運動することで成長ホルモンが分泌され、その成長ホルモンに疲労回復効果があること 2つめは、運動することで睡眠が深くなり、深い睡眠のおかげで疲労が回復すること 3つめは、運

          休日は、積極的休養(アクティブレスト)が超絶オススメ

          メンタルがしんどい時に、クリニック以外に行くところ3選

          メンタルが病んでいる時、ほとんどの方がメンタル系のクリニックか病院を訪れると思います。 もちろん医療機関に受診することは大事ですが、この記事ではそれ以外に行ったほうがお勧めな所を3つご紹介します 先に結論です 公園 カフェ 本屋 です。 順番に説明します。 公園 メンタルが病んでいる時、まずやらなければならないのは休む事です。 ストレスや悩み事にこころが反応し過ぎているから、疲れているわけです。 まずこころの反応をやめること、リラックスが必要です。 もちろんお

          メンタルがしんどい時に、クリニック以外に行くところ3選

          狩猟民族だったご先祖様から学ぶ健康法

          世の中にはいろんな健康法がありますが、今日は狩猟民族だったご先祖様から学ぶ健康法をお伝えします。 旧石器時代、縄文時代、弥生時代にかけて、私たちの祖先は主に狩猟で食を繋いでいました。 シカやイノシシ等の獣を食べてきた、いわば狩猟民族でした。 獲物を求め毎日歩き、移動の時間を縮めるために小走りしたり、時には獲物を追うために全力疾走をする、このような体の動かし方を私たち祖先は延々と行ってきました。 そして狩猟民族だった時の遺伝子は、今でも脈々と私たちに受け継がれています。

          狩猟民族だったご先祖様から学ぶ健康法

          メンタルを健康に保つために、荷物はできるだけ軽くしよう

          旅行や外出をするとき、いくつか荷物を持つと思います。 出先であれこれ困らないように、荷物をたくさん揃えておきたいところです。 しかし、仕事でも旅行でもなんでも、荷物はできるだけ軽くすべきです。 荷物を軽くすると、どんな良いことがあるか 3つ挙げられます。 出会いのチャンスが増える まず1つ目 荷物を軽くすると、身も軽くなります。その結果、移動距離が増えます。 移動距離が増えると、その分新しい事を体験する時間やチャンスが増えます。 旅先は特にその傾向が強いです。 旅先で必要

          メンタルを健康に保つために、荷物はできるだけ軽くしよう

          診察室でうまく話せない方へ

          「診察室でうまく話せない」 「何を言っていいかわからない」 「医者の前では、緊張して話せない」 診察で困っている症状や自分のこと等について、うまく伝えることができないと悩む方が多いです。 日常とは違う診察室の場面で、緊張して、うまく言えないのは当たり前のことですよね。 メモはとても役に立つ そんな時にとても役立つのが、伝えたいことを”メモ”にしていくことです。 メモはとても役に立ちます。 理由は3つあります。 思いついた事を忘れない 症状に気づきやすいのは普段の日常

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          メンタルが不調の時、知っておきたい漢方薬ベスト3

          こころや身体が病んでいるときは、生活指導やカウンセリング、薬物療法をおこないます。眠れない・不安・落ち込みなどで生活に支障がある場合は、安定剤や睡眠剤を用いることもあります。 しかし時々、安定剤や睡眠剤まで用いる必要がない方、安定剤・睡眠剤が合わない方や希望しない方、症状ではなく体調を整えたいだけの方もいらっしゃいます。 そういう方々には、漢方薬がうってつけです。 漢方薬は、生薬というより身体に馴染みのある薬草で構成されています。 より本来の自然に近い効能が期待できます

          メンタルが不調の時、知っておきたい漢方薬ベスト3