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なぜ睡眠は大切なのか

昨日に引き続き、睡眠の話。

睡眠はなぜ大切か?
その理由は、ズバリ認知症予防です。


80歳以上では5人に1人が認知症になり、90歳以上では5人に3人が認知症になると言われています。

なぜ認知症になるのか?
それはアミロイドβ蛋白が関係します。

アミロイドβ蛋白は脳に蓄積すると、神経細胞にダメージを与え活動を低下させます。
結果的に認知症を引き起こします。

このアミロイドβ蛋白が脳内に溜まらないように、脳脊髄液による洗浄が行われます。
そしてこの洗浄は寝ている時にしか行われません。
しかも寝ついてから3時間以内(ちょうど睡眠初期のノンレム睡眠に相当します)。

7時間以上の十分な睡眠時間と深い眠りを確保することで、脳が脳脊髄液で十分洗浄され、アミロイドの蓄積を防ぐことができます。
その結果、睡眠が認知症の予防につながるのです。

睡眠は認知症予防にとって非常に重要な要素です。
なので、とにもかくにも睡眠はしっかり取りましょう!

以上、診察室からお伝えしました!

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