鈴鹿詩子の好きな曲を語りたい ~全部剥き出しのリアルすぎるアーティスト~
こんにちは!今回はちょっと好きなVTuberのちょっと好きな曲について語ります。
冒頭:うたのおねえさん、腐女子、婚活、謙虚
ANYCOLOR株式会社が運営するVTuberグループ「にじさんじ」に鈴鹿詩子(すずかうたこ)という女性のVTuberがいます。
にじさんじ公式HPの説明によれば、
YouTubeチャンネルの概要にある挨拶文は以下です。
自分なりにまとめると、主な特徴は以下のような感じでしょうか。
メイン設定は「うたのおねえさん」。実際に歌はお上手だと思います。
作詞作曲もできます。
一番の特徴は腐女子(BL好き)であること。
生放送や動画において成人向け漫画の話題を厭わない。
ポルノ中毒気味であると自認しており、頭の中が男性同士のエッチなあれこれでいっぱいの様子。そして、そんな様子を臆することなく全世界に発信し続けているのが一番の特徴でありおもしろいところ。
婚活(苦戦)中。
めちゃくちゃ腰が低い。謙虚で低姿勢。物腰柔らかで言葉遣いが丁寧。
私にとって鈴鹿詩子さんの好きなところは特に以下の点です。
オリジナル楽曲や替え歌を自分で作詞しているところ
自作の歌詞がリアルで胸に響くところ
自分の強みも弱みも剥き出しで人生の現状をさらけ出して勝負しているところ
物腰柔らかで言葉遣いが丁寧で謙虚なところ。どこか品があるところ
歌声がいい
そんな鈴鹿詩子さんのキャラクター・持ち味が一発で伝わると思われる「替え歌」動画がこちらです。
未視聴の方はもしよろしければ一度聴いてみていただけませんでしょうか。かなりおもしろいと思うんですよね。
⓪「【替え歌】『腐れてんだー』(腐女子の『Pretender』/Official髭男dism)【鈴鹿詩子/にじさんじ】parody (cover)」
この替え歌動画、「婚活を真面目に頑張ってはいるが、BL好きな自分が止められない、歌が上手なお姉さん」という彼女らしい要素がよく出ていますよね。
私はそんな鈴鹿詩子さんの楽曲や動画、たまに配信などを2020年~2021年頃楽しく拝見しておりました。
しかし、2022年~2023年の活動は正直なところあまり存じ上げておりません。(もちろん別にきらいになったとかではありません)。
それでも、2020年頃に聴いていた楽曲がずっと好きで心に残っているので、ここではそれを語りたいのです。
鈴鹿詩子の好きな曲を語りたい
① 【オリジナル曲】Will you marry me? -Patra Remix- Utako Suzuka【鈴鹿詩子/にじさんじ】
まず1stオリジナルソング「Will you marry me? -Patra Remix-」(2020)です。
これは2019年にリリースされた「Will you marry me?」(作詞:鈴鹿詩子、作曲:鈴鹿詩子, 井上道也)を、ASMRなどで有名な大人気VTuber「周防(すおう)パトラ」がRemixしたものです。(そんなことできるんですね)。
歌声、歌詞、曲、どれもいいですよね。
「腐女子であること」と「結婚願望が強いこと」が正直かつユーモラスに表現されています。
リスナーに対するプロポーズソングみたいな面もあり、なんだかグッと来ます。
健気で献身的なところもいいですよね。そこらへんもわざとらしくなくて、何となくリアルな気がします。(あと必死の懇願っぽさが出ていておもしろいです)。
「リスナーに対するメッセージ」みたいな曲を、初のオリジナルソングで自ら作詞作曲して発表するというのは本当にかっこいいと思います。
② Thank U, Babys - Utako Suzuka[Official Music Video]【鈴鹿詩子自作オリジナルソング】
2ndオリジナルソングもまた、歌声も歌詞も曲もめっちゃよくないですか!?
今度は本当に真っすぐなリスナーに感謝を伝える楽曲で、すごく心温まるものがあります。
ただ一箇所だけ「君の知らない世界 私が 教えてあげる」だけ含みがあってゾッとするのはおもしろいところですね。
リスナーに対する感謝の気持ちを真っすぐ伝えてくれるのってすごく素敵ですし、やはり作詞作曲両方自分でやってるというのが本当に素晴らしいと思います。
「コミュニケーションとしての歌」、あるいは「贈り物としての歌」って本当にいいですよね…。
③ U・S - Utako Suzuka[Official Music Video]【鈴鹿詩子オリジナルソング】
3rdオリジナルソングは全体的にクオリティが高いですね。
歌唱の表現力も増しています。可愛さがかなりありますよね。いい年齢になってきたお姉さんが可愛く振舞ってるのって一番愛おしく感じますよね。
歌詞も総決算って感じで、腐女子、婚活、あまりゲームがうまくないところ、リスナーへの感謝など鈴鹿詩子さんらしい要素がふんだんに盛り込まれています。
キャラ立ち、曲のよさ(長く楽しめるだけの音楽性)、歌のうまさなど総合的に見ても、VTuberのオリジナルソングとして素晴らしいと思います。
④【替え歌】『腐日』(腐女子の白日/King Gnu)【にじさんじ/鈴鹿詩子】parody for geek girl (cover)
King Gnu『白日』の替え歌、「腐日(fujitsu)」です。
これもまた初めに引用したOfficial髭男dism『Pretender』の替え歌、「腐れてんだー」と近いジャンルのコンテンツになります。
これもまた本当におもしろい替え歌ですね。最後にはやはりオタクであることを高らかに歌い上げるのが本当に清々しくて感動的でさえあります。
⑤ 【3Dで歌ってみた】わたしの一番かわいいところ/FRUITS ZIPPER【鈴鹿詩子/にじさんじ】
最後は単純に好きな歌の紹介です。
TikTokでバズったアイドルソング、FRUITS ZIPPERの「わたしの一番かわいいところ」を鈴鹿詩子さんが3Dで歌っているシーンの公式切り抜き動画です。
2021年以降あまり鈴鹿詩子さんの動画を見れていませんでしたが、楽曲だけはたまにチェックさせてもらっていました。
そんな中で2023年4月に上がったこの動画だけが妙に気に入ってしまって、かなり繰り返し聴いていました。(私のYouTube2023年ハイライト第37位でした)。
もう単純に鈴鹿詩子さんの歌声が好きなのかもしれませんね。
まとめ:リアルすぎるアーティスト
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
今ではあまり鈴鹿詩子さんのことを見れていないにもかかわらず、楽曲がずっと好きだという思いだけでここまで語らせていただきました。
妙に思いが強いためどこかで形に残したかったので、それができて自分としてはよかったです。
ここ二年ほど、数か月に一度発作のように語りたくなるときがあったのです。やっとこの思いが成仏できるかもしれません。
鈴鹿詩子さんは作詞、作曲、歌唱の技術を遺憾なく発揮することで「うたのおねえさん」という設定を内実あるものにしているVTuberさんですよね。それはVTuberとしてやはりひとつの美点かもしれません。
腐女子であることや婚活中であること、その苦悩や葛藤、喜びをありありと歌い上げる姿はかっこいいです。
また、彼女の配信などを見ていれば伝わってくるところですが、彼女の物腰柔らかで謙虚なお人柄にはすごく魅力があります。VTuberの中でも発信しているコンテンツ自体は極めて下品であるにも関わらず、人柄としてはかなり上品な方だと感じています。
どれくらい共感していただけるかわかりませんが、下ネタも彼女が言っているとなぜか不快じゃないんですよね。彼女ご自身が本当にエッチなことが好きすぎてそれが全力で放出されているだけの方だと思うので、もう下品とか引くとかじゃなくて、おもしろいところまで行っちゃってるんでしょうか。
彼女自身の好きなこと、悩み事、リスナーへの感謝などを全部ぶつけた歌詞が、シンセサイザー系のポップな伴奏の上で、あの綺麗な歌声で届けられるというのは本当に素敵なことです。リアルさ、電子音楽、低めだけど可愛さのある歌声、どれも結構好きなんですよね。
あえてリアルかフェイクかで言えば、鈴鹿詩子さんはめちゃくちゃリアルなアーティストでしょう。
そのときの等身大の音、等身大の歌詞、等身大の感情を真っ直ぐに届けてくれているのが伝わってきます。いいアーティストさんですね。
私は鈴鹿詩子さんに関して「推し」とも「ファン」とも言えないくらいの状態ではありますが、彼女の作ったコンテンツのごく一部分に関しては結構ちゃんと好きです。
今後もたまに作品を楽しませていただければと思います。
これからも鈴鹿詩子さんとそのファンの方たちが日々を快調に過ごしていけることを陰ながらお祈り申し上げております。
おわり
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?