うざわともや 施療家&ラッパー

「ゆるす」ことを生業にしています。柔道整復師。埼玉県さいたま市大和田にある「常月接骨院…

うざわともや 施療家&ラッパー

「ゆるす」ことを生業にしています。柔道整復師。埼玉県さいたま市大和田にある「常月接骨院」の院長であり、音楽(ラップ)や詩の朗読などの活動をするアーティストでもあります。「からだ」と「こころ」の声を毎日翻訳していく中で感じたことをシェアしたいと思います。

マガジン

  • からだは許せば緩む。~腰痛・肩こりでお悩みの方へ~

    現代病の代表といってもいい「腰痛」や「肩こり」。 何をしても変わらない...とお悩みの方も多いと思います。 実は大切なことは「許す」ことだと私は考えます。 現代人は「許す」ことがだんだん苦手になっているように感じますが、実はそのこととからだへの影響はとても大きなものです。 筆者も腰痛でかなり苦しんでいましたが、ほとんど今はツラさなく過ごすことが出来ています。 施術家として私が学んだことや腰痛に心から苦しめられた経験があるからこそ

最近の記事

当院がヨガを推す理由。~運動否定派だった私を変えたもの~

久しぶりの更新になります。 今世界中に多くの医師・治療家・施術家がいます。 ですので同じ「からだ」に対して向き合う者同士だとしても様々な考え方が存在します。 その中の1つが「健康維持のために運動・筋トレは必要か不要か」ということです。 運動は大切だ、と世間一般に当たり前のように言われています。 それはもちろんその通りだと思います。 ですが「本来の自然な健康という状態の維持」のために「わざわざ不自然な筋トレや運動を日常にとりいれなければ健康になれない」ということに関して

    • 当院がヨガを推す理由~今の状態を楽しむ~

      ヨガを始める前の自分は、運動でも何でも、とにかくがむしゃらに一生懸命動くことがよいことだと思っていました。 私は基本的には運動のセンスがない人間で、柔道もダンスも一生懸命やっていましたが、何か腑に落ちぬまま、大きく花開くこともなく、うまくいかないまま続けていたように思います。 私はそれらの運動をする時、たしかに自分の力で動いていましたが、「自分がどのように動いているか」といことはほとんどわかっていませんでした。 ですので、柔道では腰を、ダンスでは首を痛めることになってし

      • 私がヨガを勧める理由

        かねてから本気でやりたかった「施術×ヨガ」が10月より本格始動します。 私もプライベートでヨガを好きでやっていて、独学で始め、何度かレッスンにも行き、今では信頼できる先生のプライベートレッスンを月一回程度受けて、あとはまた部屋で少しずつやっているような感じです。 私は患者さまから「何かおススメの運動はありますか?」と聞かれれば、だいたいの場合ヨガをオススメしています。 もはやどこかの回し者かな?というくらいしょっちゅう言っていますが別にそういう訳ではありません。(笑)

        • #20 Switch~オンとオフ~

          スイッチをONにしてからだや気持ちを動かす。 なんてまるで家電やロボットみたいですが、 「動く」、「働く」という動作が存在する以上、その反対側の作用、つまり「戻る」、「休む」もまた存在します。 「自律神経」という有名な神経があります。 自律神経にはONの交感神経と、OFFの副交感神経があります。 交感神経ばかりが強く働いていてはからだは持ちません。 副交感神経のOFFの作用があることで無理をせずからだも気持ちも保つことができます。 つまり、ONもOFFもどちらも重要

        当院がヨガを推す理由。~運動否定派だった私を変えたもの~

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        • からだは許せば緩む。~腰痛・肩こりでお悩みの方へ~
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        記事

          【参加無料】8/4(日)当院にて「からだとこえのワークショップ」を行います!

          今回はコラムはお休みさせて頂きまして、宣伝です(笑) かなりもう近いのですが、今週の日曜日である8月4日の14時から16時の約2時間、『聞けてる?からだのこえ/知ってる?からだと声の関係』と題しまして、「からだとこえのワークショップ」を行います。 場所は東武アーバンパークライン「大和田駅」より徒歩7分の場所にあります私の院、「常月接骨院」にて行います。 講師は私、常月接骨院院長 鵜澤朋矢と、朗読詩人の石渡紀美さんの2人です。 私はいつもこのコラムで書いている「からだの

          【参加無料】8/4(日)当院にて「からだとこえのワークショップ」を行います!

          #19 「施術してもまた戻る」理由 ~自転車が漕げるようになるまで~

          施術後必ずと言ってもいいほど聞かれることの1つ、 「でもまたすぐ戻っちゃうんですよね…?」 お気持ち、とてもとても分かります。 どんなにいい施術を受けても、その時に勇気を出して自費施術で少し高めのお金を出しても、またしばらくすると元に戻ってしまう。 そんな経験をした人は沢山いらっしゃるのではと思います。 このことについて施術者側はいろいろな考えや理論をお持ちだと思いますが、私自身はこのように考えて理解しています、という事を今回お伝え出来たらなと思います。 根本を正さ

          #19 「施術してもまた戻る」理由 ~自転車が漕げるようになるまで~

          #18 「反り腰」のあなたに伝えたいこと

          よく相談を受けたり、患者さまの中でもとても多く出会う姿勢のひとつが「反り腰」です。 男性の方でももちろんいらっしゃいますが、女性に多い姿勢のように感じます。 身体の曲線もお尻にかけて出る姿勢ですし、モデルさんも意図的にポーズとしてとる姿勢でもあるので、なんとなく悪くないのかな、とも思えます。 今回は私がこの「反り腰」という姿勢をどのように捉えていて、どのように皆さんに知って頂きたいか、という事を書いていきたいと思います。 「反り腰」はダメなの…?「反り腰はダメですか?

          #18 「反り腰」のあなたに伝えたいこと

          #17 本当の「ありのまま」

          私は「ありのまま」という言葉を安易に使うことがあまり好きではありません。 ありのままでいいんだよ。 そのままのあなたでいいんだよ。 というものに、私の中でうまくピンとこないからです。 私は腰痛持ちだからしょうがない。受け入れよう。 私はこういうダメな人間だから仕方ない。受け入れよう。 というのは「ありのまま」なのでしょうか。 「そのまんま」ではあると思います。 魅力はあなたの中に私は人は「石」に似ていると思っています。 石にもいろいろな種類がありますが、はじめから

          #17 本当の「ありのまま」

          #16 私の仕事は「ゆるす」ことです

          私は接骨院の仕事をもう10年近く続けています。 この仕事は一般的なようでなかなかよく理解できている方も少ないですし、 古くからある仕事ですがそのカタチや状況はもう全く違うものになっていると言ってもいいと思います。 医療従事者として括られていますが、我々の業務は医療ではありません。 よって保険に関する解釈や制約も明確なようで現状は複雑かつ曖昧。 「治療」という文言も使うべきではない、などと厳しく言われています(“医療”とは医師だけのものであり、その業務と明確に区別するための

          #16 私の仕事は「ゆるす」ことです

          #15 ストレスで体調を崩してしまわないように

          さまざまな病気や症状の原因・要素に必ずと言っていいほど出てきます。 「ストレス」 現代社会において全くストレスなく生活するということは不可能な気がします。 それでも「万病のもと」といるのならばもうどうしようもないじゃないか!と落ち込んでしまいそうになりますが、だったら立ち向かおうではありませんか!と今回は気合いたっぷりで書いていきたいと思います。 ストレスとは?ひとくちに「ストレス」と言ってもいろんな種類があります。 不安や怒り、疲労、絶望などの精神的なもの。運転時の下

          #15 ストレスで体調を崩してしまわないように

          #14 噛む

          今、あなたは奥歯を噛みしめていませんか? もしあなたがトレーニングをしていたり重たい荷物を持っていないのならば、本来今その必要はありません。 上下の奥歯は通常時1~2ミリ離れているのが自然で、 24時間中、奥歯を噛みしめている時間は1時間もなく、15分程度とも言われています。 そしてそんな「噛みしめ過ぎ」は肩こりや頭痛、顎関節症の原因にもなります。もっと言うとふくらはぎの緊張の元にもなりますし、腰痛などにも関連してきます。 それでもどうしても噛まずにいられない。 と

          #13 準備体操してますか?

          私達は大抵の場合、年々運動量が減っていきます。 小さい頃は「休み時間」に走り回り、「自由時間」に走り回り、 さらに体育や習い事、部活が始まれば毎日の練習に週末も大会や練習試合。 中にはプロやアマチュアのスポーツ選手になり、さらに本格的に運動が生活の一部となっていく方もいらっしゃいます。 ですがやはり大抵の場合、学生の時代を過ぎれば運動量は減り、筋力は二十歳をピークに落ちていきます。 そして「休み時間」に仮眠をして、「自由時間」に睡眠をとります。 そして「昔はこんな事全

          #13 準備体操してますか?

          #12 人は川に似ています②〜動きがカタチを作る〜

          川のカタチは長い時間をかけ変化します。 水の流れが川底や川辺を削り(侵食)、土砂が運ばれ(運搬)、それが溜まり(堆積)、長い時間をかけて、緩やかですが確実にカタチを変えていきます。 いわゆる「河川の三作用」と言われるものですが、これと似たような事が実はからだにも起こります。 前回の#11では「カタチが動きを作る」という内容でした。 カタチによって決定された動きは、さらにその動きによってまたカタチに影響を与えます。 「姿勢が悪いと何がよくないの?」 であったり 「痛く

          #12 人は川に似ています②〜動きがカタチを作る〜

          #11 人は川に似ています①~カタチが動きを作る~

          川を流れる水は、その川の「カタチ」に合わせて流れ、運ばれて行きます。 曲がりくねっているところ、滝のように落差のあるところなどで水の勢いや方向は変化しますが、 決して水自身が「ちょっと速くしてみよう」などと動きを変化させている訳ではありません。 川の「カタチ」がその水の流れ方を左右させています。 私達のからだに働く「動き」という「流れ」もまた同様です。 口の形で声が変わるように、姿勢や関節のカタチで動きの流れはほぼ決まってきます。 ここでいう「カタチ」というのは各骨や

          #11 人は川に似ています①~カタチが動きを作る~

          #10 ご飯が美味しくない時は

          私は施術中のやりとりや、大切な身内・友人との会話の中で 「最近ごはんが美味しく感じない」という声を聞くと、仕事であればぐっと意識を高めて身体を診るようにしますし、プライベートであればからだに気を遣ってあげるよう勧めます。 ひとはみんな、外からのものを「受け入れ」ながら生きています。 自分の中に入っていくものは必ずしも自分にとって優しいものであったり、フィットするものとは限らず、 刺激の強いものや、自分には合わないものも「受け入れる」必要がある場合もあります。 人間のから

          #10 ご飯が美味しくない時は

          #9 自分の弱点と付き合う

          人間はどうしても、「完璧であろう」とは思えどなかなかそうはいかないもので、どこかしらに綻びがあったり、苦手なところや弱いところがあります。 前回の#8でもお話しましたが、ほぼ必ずといっていいほど人間は弱点を持っています。 もちろん鍛えたり、施術をしたりして弱点を強くする、またはせめて正常レベルに持っていくということも目指してもいいと思いますが、 どうしたって弱点は弱点です。 いっそそれを「個性」として受け入れることも大切なことだと私は思います。 よく「一度ぎっくり腰に

          #9 自分の弱点と付き合う