#15 ストレスで体調を崩してしまわないように
さまざまな病気や症状の原因・要素に必ずと言っていいほど出てきます。
「ストレス」
現代社会において全くストレスなく生活するということは不可能な気がします。
それでも「万病のもと」といるのならばもうどうしようもないじゃないか!と落ち込んでしまいそうになりますが、だったら立ち向かおうではありませんか!と今回は気合いたっぷりで書いていきたいと思います。
ストレスとは?
ひとくちに「ストレス」と言ってもいろんな種類があります。
不安や怒り、疲労、絶望などの精神的なもの。運転時の下から突き上げるような衝撃や長期的な圧迫、または暴力などの物理的なもの。気温や気圧、湿度などの天候の変化や、気まずい職場や家族間のすれ違いなどの環境的なもの。または引っ越しや新生活などの生活の変化によるものなどもそうでしょう。
ストレスはほとんどの場合物質として目で見ることができるようなものではありませんが、決してそれは勘違いなどではなく、心身に負担をかけ、影響を与えます。
この世界にはすでに沢山のストレス要因で満ちており、「あらゆるストレスを0にして生きる」というのはほぼ不可能であると思います。
では私たちはどのようにしてこのストレスと向き合えばいいでしょうか。
余裕を作る
ストレスの中で無事生きるには、「余裕を作ること」だと私は思っています。
たとえば気圧の変化に負けてしまう人、または人間関係の悩みで体調を崩す人は、「これ以上ストレスを受ける余裕がない」というからだの声として症状が出ます。
実際気圧の変化も人間関係のイライラも、ひとつひとつは大したストレスではないはずです。気圧の変化はみんな等しく受けているはずですし、上司や身内の嫌味も、自分と同じ人間から出た薄い戯言とも言えます。
ですが、状況が変わればその小さな力は大問題となります。
普通の地面を歩いている時に横から"わっ!”と声をかけられるのと、
地上500メートルのところで、両手を荷物で塞がれた状態で綱渡りをしている時に横から"わっ"と声をかけられたのでは、当然訳が違います。
そこで落ちれば命もありません。
つまり、そんな些細なストレスでからだに不調を感じてしまっているのであれば、自身の思っている以上に心身に余裕がない状態だということです。
先程の綱渡りの例を使うとしたら、まずは両手の荷物はすぐに捨てられるかもしれない。次は綱を少し強くピンと張る。
徐々に高さを低くして、綱の横幅をどんどん増やして、細い橋にしたら、また高さを下げて、だんだん狭くても道に変えていく。これを繰り返すことで最終的には荷物も持たず、しっかりした大地の上でどう歩いても落ちたり転ぶ不安なんてない状態になれば、どんなに横から脅かされようが、押されようが引かれようがへっちゃらです。
あなたはその大地の上を踊るように歩くことができます。
それが「余裕」です。
心と身体は深く繋がっています。
そして私は施術家として人の身体を扱うのが仕事ですので、余裕を作れない方はまず身体からアプローチすることをおすすめします。
心から変える方が難しいからです。
気圧が下がる時になると毎回体調を崩す方がいらっしゃいます。
ですが、当院で施術を受けるようになってからその数が減った、ということは、からだが余裕を発揮できないマイナスの状態から正常の状態に整ったのであれば、当然の結果だと思っています。
もし自分で余裕が作るのが難しいのであればこのように専門の人間に頼ることも正解だと思います。
一度ストレスの波に乗ってしまうと、負のスパイラルに巻き込まれてしまいどんどん余裕は作れなくなります。
どうか自分に「余裕」を持つことを許可してあげてください。
綱から落ちてしまう前に。
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