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【うつ病心境】27:勤務時間の長さとメンタル疾患発症は関係するか?(うつ病休職中)

私見は「度を超えない限り、与えられた仕事に見合う時間、条件を確保できるかによる」です。

今回も体験談を通じてお話ししたいと思います。


入社からメンタル不調を抱えるまでの約15年、
仕事のフェーズにより勤務(残業)時間は
マチマチです。

リーマンショックや働き方改革導入時は
ピークもなく残業ゼロ。
一方、出図前のピークでは制限ギリギリの
月70時間台も何度か経験しています。
70時間台になると毎日3時間+休出2,3回と
肉体的、メンタル的にハードです。

では、勤務時間の長い、短いでメンタルへの影響を見ていきましょう。


【①勤務時間が長くてもメンタル疾患にならない】

出図前に勤務時間が長くなることは当たり前の
ようにあります。
その中でもメンタル的にきついものの、疾患
までに至らなかった例。

「設計審査やり直し事件」です。

出図の際、部長から「このオプション品の
存在は聞いていない」と審査やり直し指示があり
会社を辞めることを考えるほど頭にきました。

このときはOJTでお世話になっていた先輩と
連日制限ギリギリの残業時間7日(休出込み)で
出図に間に合わせたというお話。

今思うと先輩とマンツーマンで仕事できていた
安心感(自己肯定感)があったこと

メンタル不調に陥ることなく済んだ要因だと
思います。


【②勤務時間が短く、負荷が低くても(本人は高いと思ってて)メンタル疾患に至った】

一方、自分がうつ病を罹患した例です。

ある先輩が型手配図面を出した後、その先輩を含むチームメンバーが次々に異動しました。
結果、自分にこの仕事が振ってきました。
嫌な予感…

は、的中しますよね。

型試作品を耐久試験にかけると、壊れちゃいけない
ところが壊れたのです。それを皮切りに出るわ出るわ不具合の嵐。

量産日程は決まっています。

残業時間は増加されましたが、働き方改革やコロナ
の影響で①の頃の半分の時間…。
しかも増員なし(結局1人に手伝ってもらいました)
①より問題多いのに?

周囲からは「こんな案件に何悩んでるの?」と
叱責にも似た激励。

本当にこれでいいの…?
本当に自分の責任なの?

そんなある日、2時間近くかけて仕入先に
説明・依頼した案件が1ヶ月後の納期近くに
なって進捗ゼロが判明。

ここでこころがポッキリ折れました。
頭痛、腹痛、フラつきの始まりです。


以上から、「度を超えない限り、与えられた
仕事に見合う時間、条件が確保できるかによる」
という私見を持った次第です。

もちろん個人差(体力、精神力、上司との相性等)が
あります。


【追伸】

教訓としては、仕事量の見積りをしっかりした上で、問題があれば早めに応援要請など声を上げる
くらいでしょうか。

音を上げるのは甘えだ、お前の実力不足だ、と
言われればその通りかもしれません。

しかし、一度メンタルの限界を超えてしまった
ので「頑張り」で乗り越えることはできないと
思います。
できるのは、頑張らないでできる範囲を拡げること。努力と時間が必要ですね。

そこまでやるの、本当に幸せにつながるかな?


本記事を読んでいただき感謝申し上げます。

by とことこてー

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