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リアル70年代〜洋楽女子話⑨アース・ウインド&ファイヤー

なんだかんだで、音楽とは腐れ縁なのかもなぁ、と。
母の私の音楽好きが災いしたのか、子供2人がポップスの作曲家と、クラッシック演奏家を目指すようになったのか?…とちょっと後悔?もなくは無いけど。

63年の早生まれで、70年代半ばから音楽は生きることを助けてくれたけど、黒歴史(?)もある…。
今回は、大好きなアース・ウインド&ファイヤーについて。

ちょうど、この記事を何日か前から準備していたら、Mr.02さんのアースのアルバムの記事を昨日見て、「奇遇だなぁ!」ってなりました。笑
今、アースは熱いのか?笑
日本の今日は、暑いけど。笑

76年〜7年ごろのブラック系


中2、76年〜7年は、黒歴史時代だったけど、ちゃんとブラック系の音楽も聴いてました。
当時は、モータウンが色々と大ヒットを飛ばした時期から10年以上経って、ジャクソン5は停滞気味、スティービーは昔の曲が流れていたりと、そんな時期で。
そんな中チャートでも頑張ってたのが、アースで。あのリズム隊に、最強のホーンで、凄い歌。やられない訳もなく…。 

洋楽の柱ブラック

私のごちゃ混ぜ洋楽歴にも、一応柱はあって、一つはいわゆるチャートに登場するバンドや、曲。
二つ目は、ブラックミュージックや、ディスコ系。
後にファンクやってるアースが、ディスコ曲やるなんて…の批判もあったらしいけど、私の知る限り、77年後半以降の日本のディスコには、アースはもう絶対に欠かせないアーティストだったから、自然な流れだったかなぁ…と。
もう時効だけど、不良中学生だったから、行ってたんですよ。ディスコに。老けて見えたし。笑
中学3年の冬ぐらいから、高2の夏終わりぐらいまで。アルコールが体質的にダメで(消毒や化粧品でも受け付けない)お酒は飲んでなかったけど。幼く見える女友達とかと皆んなで一緒に入ってたから、当時の入場はユルユルだったな。笑
爆音で家でレコードは鳴らせないけど、アソコでは大音量で鳴るし、好きなだけ踊れたしね。

好きになったキッカケ


アース-ウインド&ファイヤーを最初に耳にしたのは、多分『Shining Star』。
リリースが75年だから、多分そう。
出だしがカッコ良いし、良いなぁとはなった。が、後のハマり具合からしたら、どハマリまではいかなかった。
その前のアルバムは、ラジオでは殆ど聴けなかったから、聴いたのは凄い後だけど。

好きになったのは『That's the Way of the World』(邦題暗黒への挑戦)この邦題は怖すぎる!こんなに甘い感じの曲なのに…。ま、映画のタイトルだから仕方ないかも?だけど。笑
そして、76年ごろから。どんどん好きになって。何なら、全曲のYouTube貼り付けたくなるぐらい、今も好きで聴いてる。笑

これはゆったりとした曲だから、ホーンは控えめ。ツインボーカルの魅力がよくわかる。何より、ずっと流れてるリズムギターの感じが好き。ベースラインも良くて。
あまりファンキーではない、アース。このアルバムは、映画のサントラだし、バンドも出てたらしいが、見られてないのは残念。

『Spirit』(邦題スピリット)もアルバムとして好き。『Getaway』が入ってるアルバム。
『Saturday Nite』(同じ時期に、違うサタデーナイトもチャートインしてたけど、こっちも好き)や、
『On Your Face』(邦題心模様)のテイストも好き。ちょっとゆったり目のリズムの曲でも、リズミカルで良いんですよね。ファンクなのか?ソウルなのか?でも聴いたら、すぐにアースとわかる、ここらへんの曲は大好き。
が、てっきり私はホーンの人たちも、バンドメンバーだと思い込んでいたけど、
(レコード持ってないし、ライナーノーツ読んでないから)この時期までは、クレジットさえされてなかったんだ…。
ホーン無しのアースは、なんか違う!派の私としては、残念な感じ。

『All 'N All』邦題、太陽神

77年に出たアルバム『All 'N All』(邦題太陽神)が抜群に良くて。A面一曲目から好き。これは言うまでもなく、名盤かつ、私の愛聴盤に。
この後のアルバムも、名盤揃いで。

この『Serpentine Fire』(邦題太陽の戦士)は、もう私の好きなアース感が詰め込まれてるかなぁ、って曲。とにかく、聴いてて楽しい。ノリながら歌ったり、演奏したりしてる姿も楽しい。
当時はマーチングバンドは見たことなかったから、楽器を動きながら吹くのが、超カッコ良い。振り付けじゃなく、音楽とシンクロしてる感じで。
皆んな楽しそうで。音楽をやれる楽しさを、全身で表現してる感じ。今見ても、そう思う、「音楽って、楽しい!」を伝えてくれるし。

映像は見つけられなかったけど、雰囲気がわかる、Liveアルバムから、『Africano』からの『Power』のメドレー。
『Africano』は、モーリス作曲じゃなくてJAZZテイストだけど、Liveバージョンは彼ららしい。カッコいい!そして、盛り上がる!暑さも吹っ飛ばしてくれるゼ!って感じ。笑
幼少期編①に出てくる叔父さんに、散々JAZZの洗練は受けてたので、こう言うのは、抵抗もなく…。笑
カッコいいなぁ!ってなってた。

音楽を楽しみながら

当時も、何故かアースが出てる映像を見た記憶があるんです。多分「ソウルトレイン」かなんかで。番組名は、定かじゃない。「ソウルトレイン」で検索しても映像ないけど。
だいたい、当時は洋楽がテレビで流れるって、ド深夜帯が定番。懐かしい人には懐かしい「イレブンPM」なんかのもっと後の時間帯で。だけど、居間にあるテレビの横の部屋には親が寝ていて、襖一枚だから、なかなか深夜にテレビは見られなかった。
寝静まった後に、何回かこっそりと見た記憶があるし、「ソウルトレイン」は何回か見た。毎週見たかったけど。
踊りも日本とは全然違うので、カルチャーショックはあったなぁ。こんな世界があるんだ…って。
盆踊り的なのが基本!で育った世代だから、「同じ人間とは思えない」彼らの身のこなしに、ビックリで。笑
手足も超長いし。

KISSなんかとは違うワールドだけど、アースもライブの衣装とか、見せ方もわりと早くから意識してたバンドかなぁ。
アフリカ風あり、キラキラありで、観てても楽しい。

『Love's Holiday』も大好きだったけど、『Brazilian Rhyme』はガラケー時代の私の初の着メロでしたね〜。ジャクソン5の『I Won’t You Back』に変えるまで。
つい聴いてしまい、電話に出るのが遅くなるから、粘ったけど変えたんだけど。笑
短いけど、ベースラインもカッコいいし、歌のハモリも気持ちいい。早い曲、バラードや、こう言う箸休め的な曲を織り交ぜた、アルバム構成も良かった。

『I Am』邦題、黙示録

次のアルバム『I Am』(邦題黙示録)は、当時は知らなかったけど、後に好きになる人がいっぱい参加してて、ビックリした。デイヴィッド・フォスター(名プロデューサーとして有名になる)、ビル・チャンプリンとかTOTOのメンバーとか。
確かにちょっと洗練されたなあ…はあったかなぁ。『Boogie Wonderland』が入ってるアルバムだし、曲もデビッド・フォスターとかとの共作が多い。
ストリングスがわりと増えたと言うか、目立つ感じになったから、何か変えたんだろうなぁ…とは感じてた。

で、このアルバムも、A面一曲目、
『In the Stone』(邦題石の刻印〜間奏曲)が、頭の入りがやっぱり良い!。アルバム構成が好きなので、アルバムを流れで聴くのを、おすすめしたいかなぁ。
始まると、一気にアースの世界、ワールドに入る感じ。
つい今まで、お茶漬け食べてようが、焼き魚齧ってようが、その人も、居る空間も、別世界に連れて行ってくれる感があって。あの頃の日本じゃない世界に。

あの時代は、日本はまだ発展途上な部分もあったし、そこら辺でブラック系の人を見かけなかった。今は近所の商店街でも、まあまあ見かけるけど。
だいたい、生まれて初めてブラックの人を直接見た、会ったのは70年の万博の時。私は小学2年生。
アフリカのパビリオンの前で民族衣装を着た、本当に目以外は真っ黒に見える男性と出会った。フレンドリーな人で、幼稚園児だった妹を、イキナリ抱き上げたから、妹はビックリして、泣きかけて、もがいてた。笑
アフリカの人じゃなくても、さすがに知らない人に抱き上げられたら、子供はビックリするよね。
それ以降、観光地なんかで、欧米の人はよく見かけたし、道を聞くのに度々話しかけられた。日本人にも、よく道なんかを聞かれたし、今も時々聞かれるから、私になんかあるのかも?だけど。笑
が、ブラック系の人には、その後も殆ど遭遇しなかったけど、音楽のおかげなのか、親近感はずっとあって。
パリのメトロのホームにいたスーツ姿の男子は、立ち姿が超カッコ良かった。笑
例のJAZZの叔父さんの部屋には、サッチモ(ルイ・アームストロング)とか、ブラック系のJAZZミュージシャンの写真が、何枚も貼ってあって、親しみがあったせいなのかも?

で、この頃は、長岡秀星さんとかの、アースのあのカッコいいジャケを何枚も揃えて、壁に並べるのが夢だったけど。
聴き始めた頃から凄いアルバムが毎年出る状況だったから、あの時代にいたことを感謝したくなる。

『Boogie Wonderland』はやっぱり好き。何せ、踊りたくなる度は一番だし。(断定)エモーションズも良い。
歌詞の初っ端が「ダンス!」って叫んでるんだし、もう踊るしか無いでしょ!の世界で。笑
アースらしさも残しつつ、ポップも流行りのディスコも取り入れて、合体させて、上手く組み合わさった感じ。ホーンもまだ健在な曲だし。
今、聴いても、全然違和感は無い。

2017年のライブ

7、80年代にライブに行けなかったけど、モーリスが亡くなってしまい、いつまで彼らが観られるか…なので、2017年5月に、息子とライブに参戦しました。実は法事の帰りだった。着替えたけど。笑
インストのオープニングでメンバーが出て来て、そこでもう総立ちで。始まったのが、最初に演奏したのが、
『Boogie Wonderland』で、爆盛り上がり!ホーンとか全員のノリが超カッコいい!動くアース、生のアース最高!ってなりました。
やっぱり奮発して、一番良い席を確保するべきだった…後悔はある。ずっと、ずっとノリノリで踊ってたから、疲れはあった。笑
メンバー側もわかってるからか、電子音満載の後期の曲は少なく、私の好きなアース感がいっぱいの選曲だったかなぁ。
これも、アルバム頭の曲で、好きな人が多い『Let's Groove』。
ホーンが好きだなぁ。

にしても、フィリップ・ベイリーとか、昔からいる人は、当時も70歳近かったけど、高音は相変わらずだし、動いてるし。
動きながら歌うのって、やっぱりハードじゃない?若いダンスグループでさえ、ハアハアなってたりするし。笑
関節炎とか無いんか?コンドロイチンは必要無いのか?ってなる。笑
実感してるけど、60歳過ぎたら、1時間半ただ立ってるだけでも大変。
演奏する側も、観客側も高年齢化したら、そうなるよね。笑

客席は息子世代が少数派で、私の前後世代で満員でした〜。
特に真ん中の前あたりは、タイムスリップしたような、ボディコン風や、キラキラした派手目な服装のおばさん(私もだけど)や、派手なシャツをはだけたようなおじさんが、いっぱいいた。ちょっとここはどこ?いつ?な雰囲気を出してたなぁ。笑
俄かディスコ状態ではあったけど、めちゃくちゃ楽しい、音楽を楽しめたライブでしたね。他にも親子で行った人もいたかも?
ライブのセットリストには入ってないけど、この曲もお気に入り。
『Let Your Feelings Show』
(邦題天空に捧ぐ)この曲と、
『Africano』は当日聴けなかったけど、他は全部やってくれた❤️

モーリスが亡くなって、ライブ中も写真なんかが、スクリーンに写されて、時の流れを感じたけど、メンバーにはフィリップ・ベイリーの息子さんがいたり、アースのイズムは繋がっていくのかなぁ…感はあったかも?
他の人たちは、フィリップ・ベイリーよりは若い年代中心だったから、やっぱりあの時代のメンバーのライブを見たかったなぁ、とはなった。
だから、今観たい人は、迷わずライブに行くべき!って言いたくなる。

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