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速習スティービー・ワンダー名盤『ファースト・フィナーレ』リアル70年代〜洋楽女子話番外編4

母の私の音楽好きが災いしたのか、子供2人がポップスの作曲家と、クラッシック演奏家を目指すようになったのか?…とちょっと後悔?もなくは無いけど。

70年代半ばから音楽が生きることを助けてくれたけど、黒歴史(?)を抜けて、真面目に、洋楽にハマる。笑

ノイズキャンセリングのイヤフォンも、注文した。笑
飛行機で寝られるか?
残り1週間で、こんなことしてる場合?はある。笑
でも、書き溜めてるから、大丈夫。

次もグラミー賞最優秀アルバムと、ベストポップボーカル賞アルバム。

『Fulfillingness' First Finale』74年リリース。

まだまだいきます!デトロイト前の、短期集中で。笑

穏やかなスティービーアルバム


前のアルバムと比べると、全体的に大人しいって言うか、静謐な、穏やかなスティービーの音楽の面が、詰まったアルバムかなぁな印象。
事故の後だし、心境にも変化があったのか?知らんけど。笑

頭から、静かな曲だし。
『Smile Please 』
(邦題やさしく笑って)邦題含めて、誰かの、ネスカフェのCM曲のタイトルみたい。笑
あまり、スティービー・ワンダーの曲を聴かないとか、賑やかな曲のイメージが強くて苦手な人には、おススメするアルバムかなぁ。
リズミカルな曲、強めの独特な音色の曲が少ないし、比較的ゆったり、穏やかに聴けるし。
もう一つの違いは、自分でガチガチに全部1人で作り込んだ、前のアルバムとは違って、まあまあ参加ミュージシャンがいること。
まあ、バックボーカルが多いけど。めちゃくちゃに。何人かわからない。笑
有名どころだけでも、何故かのポール・アンカ、ジャクソン5、無名時代のミニー・リパートンに、元嫁のシリータ・ライト。
ベースは2人で、アコースティックと、エレキのギターが各1人。コンガも何故か2人いる。笑
ギターが、マイケル・センベロ。
JAZZとかをやってて、何故か後にソロになってからは、毛色がちょっと違う曲がヒットした。
映画の「フラッシュダンス」のサントラになり、かなりヒットした曲『Maniac』の人。

タイトルは…だけど大好きな曲

『Heaven Is 10 Zillion Light Years Away 』(邦題1000億光年の彼方)
タイトルは、なんか宇宙な感じだけど。
実はこのタイトルの邦題は、どうやら正確ではないようで。
確かに、私も英語が出来ないなりには、
このZillionって、単位は聞いたことなかったし。数にも金の単位でも出て来ない。笑
実は造語みたいで、billion✖️100な感じで、無数とかめちゃくちゃ多いって言うことらしく。
だから、天国は遥か彼方の遠く、って感じ?ま、ある意味宇宙は、間違えてないかも?な感じ。笑
それぐらい、神様の存在は遠くなっているのか?みたいな内容で、信仰の話。
中身は、のんびり、まったりの曲。
途中からコーラスがたくさん入って、皆んなで歌える感じの、かなりポップス寄りな曲。
こう言う、やり過ぎてない曲は、メロディーの良さとか、歌の良さが出る感じで、こう言うのも好き。

A面は、ここまではお休み前に

次の曲、『Too Shy to Say』までは、穏やか、のんびりする。
3曲目のこの曲は、まさにお休み前にピッタリで。
1曲目からの、流れが凄い好きで。通してアルバムを流れで、聴いて欲しい感じ。
ピアノ弾き語りの、スティービーバージョンな感じ。意外にこう言うアレンジは少ない。ドラムもベースもナシ。
ストリングスが入りそうな感じの部分に、多分薄〜くシンセが鳴ってる。
今、聴いても古さがあまりないのも、ストリングスを当時風に、いっぱい入れてないからかも?な感じ。
ご本人も力ますに、ゆったり歌ってる感じ。そのまま寝ようかな?な雰囲気になる曲。
が、まあコレで終わらせずないのが、スティービー。笑
A面最後は、しっかり、賑やかな曲を入れてる。が、お休み前に聴いた時は、次が始まる前に、消したりしてたけど。笑

A面ラストは、らしい曲

最後まで、まったりしないのが、彼らしいっちゃあ、彼らしい。笑
『Boogie on Reggae Woman』
派手に賑やかに、スティービー色がいっぱいの感じでやる。イントロもカッコ良いしね。
ブギーと、ブギウギの違いも、イマイチわかってない私。笑
ノセてくるタイプの曲。サウンドも、スティービー好きが、好きなタイプの曲。
ベースラインみたいに、ずっと鳴ってる多分クラビネットの音のラインも、カッコ良いし。
ピアノもカッコ良いけど、間奏ではお約束な感じで、ハーモニカも吹いてくれるし。
なんか、ファンの好みを、熟知してるのか?感も、なくはない。笑
多分、考えずに、自分のやりたいように、やってるだけだろうけど。
ハーモニカはやっぱり良き、な感じ。

B面は始めは、
シングルのメッセージソング


そして、レコードだとB面。これが、前のアルバムに続いて、ニクソン大統領に関する、メッセージソング。
『You Haven't Done Nothing』
(邦題悪夢)
アルバムの2枚にまたがって、同じ人への文句?皮肉るって、まあかなり怒ってたんやなぁ…で。笑
「アンタは何もしてない」って、皮肉の感じで。

メッセージはあっても、曲は良いし、ホーンもカッコ良いし、好き。
曲は当時彼が多用してたリズム、なんかちょっと日本の民謡とかの「えんや〜とっと」な感じ?笑のあのリズムの曲。
このリズムが、「えんや〜とっと」に聴こえるあたりが、「私ってホンマに中身は、日本人やわ〜」って、自分で感じるけど。笑
民俗音楽は、似通ってる部分かあるのか、何だかわからないけど、昔はそう感じることが、どこまでいっても、「ダサい日本人なんやわ〜」って、ちょっと絶望感があったけど。笑
まあ、今さらブラックにもなれないから、受け入れるしかないわね、な感じ。 

精神世界を扱った曲


で、一旦静かな曲が続いて。
オシャレな感じの『It Ain't No Use 』
(邦題愛あるうちにさよならを)
次の『They Won't Go When I Go 』
(邦題聖なる男)。

この曲は「スティービー・ワンダーがこんな暗い感じの曲を作ってた?」って、なりそうな、昔からある感じの讃美歌風の匂いがある曲。全体的に、落ち着いたを通り越して、暗い雰囲気が漂う曲。
が、内容が宗教的な感じだから、讃美歌をわりと知ってる私には、馴染みはある感じ。
親の命令で、小学1年生から、毎週、教会の日曜学校に行かされて、毎週讃美歌も複数歌ってたし。笑
前のアルバムをリリースした直後に、事故で生死を彷徨ったせいか、このアルバムには、信仰や神などをテーマにした曲も、かなり入ってる。
やっぱり、転生したのかも?スティービー笑。
真摯に向き合ってる感じが、曲からは感じたかなぁ。当時は、理由も何も、知らんかったけど。笑
今なら、彼レベルの人が、事故で昏睡してたら、日本でもニュースになりそうだけど、全くそんな時代じゃなかったし。聴いたのも、大学生になってからだし。

大好きな曲
『Bird of Beauty』

一転して次は、明るいラテン?カリプソ?的な匂いがする曲。
『Bird of Beauty』(邦題美の鳥)
テーマも深刻な感じではないけど、鳥の美しさを語るのも、ちょっとスピリチュアル寄りな感じもするけど。
美しいメロディーとコーラス、楽しげなアレンジ。サビ後?の最後のメロディーが好きだなぁ。笑
穏やかだけど、しっとりじゃなく、サウンドの派手さも控えめ。オリジナルなサウンドがある人だけに、全面に出すかと思いきや、意外に引き算してる感じがして。アルバム全体で。
コレが、24歳のセルフプロデュースか?ってなると、人生何周目?な感じは、何回もする。笑
なかなか、若いと控えめとか、抑え目って出来ない人が、何やるにしても多いと感じるだけに。
20代前半の自分を振り返ってみても。やっぱりもっと自分が!とか、主張する時期かなぁって。
ま、私じゃあ人間が、経験が、違い過ぎるから、比べてもわからないけど。笑 
で、この曲も先にJAZZプレイヤーが演奏したのを聴いてた。
この記事の話。↓コレ。

この時に聴いたバージョンが、誰のだったかは、わからずじまいだったけど。笑
が、JAZZマン達に、ずっと愛される曲であって欲しいかなぁ。キレイな曲だし。

アルバム最後は、
静か目のスティービーサウンド

アルバム最後は、静か目だけど、スティービーって聴いたらわかるサウンドの曲。前の曲とも雰囲気も合う。大好きって言うか、飽きないかなぁ。回数聴いても。地味目だけど、スルメ曲。笑
が、間奏にハーモニカ、歌も後半はかなり節回しもあって、力を入れて歌ってて。静かに、穏やかに閉めよう!なんて、全く考えてない感じ。笑
正に、アルバムの締めくくりとして、色々な曲の特徴が、少しすつ入ってる感じもするかなぁ。

タイトルが、ファーストフィナーレってね。まだ24歳だけど。リリース時で。
その年齢で、フィナーレってね。笑
別にバンドで、解散する訳でもないし。
一般的に人生で、青春が終わるのはいつか?みたいな議論がよくあるけど、彼は事故のせいかも?だけど、この時期に、それを感じてたのか?
それとも、75年に生まれた初の娘の妊娠を知り、大人にならなくては…ってなったのか、彼の心中は私なんかにはわからないけど。
まだ、このアルバム発売後の時期も、事故の後遺症で、頭痛に悩まされてたりしたようだから、このアルバムも、そんな時期に作られたって考えると、大変だったろうな…はある。

あと、当時は特にシンセを使うには、シンセのプログラミングするエンジニア的な人が必要だったけど、アシスタントプロデューサーもやってて、プログラミングをやってた盟友の2人が、このアルバムを最後に去るんだけど。
この時期にはそれも、決まってたのかも知れないし。
改めて、またレコード会社との契約問題もあり、モータウンから離れるかも、多分考えていた時期だろうし。
彼の心の中では、諸々のことで、一区切りだったのかも?

本当には、どんな思いを込めたのか、他人にはわからないだろうけど。
インタビューしても、全部を話すとは思えないし。昔の気持ちは、人は忘れることもあるし。笑

で、次が大ヒットアルバム。
2枚組みのやつです。笑

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