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嫌なことは克服するまで繰り返される

 ここに書く文章は、ただの言い訳にしかならないだろう。

 今の仕事に転職して、10ヶ月程度になる。そして、あと2年~3年で辞めることを検討している。
 表向きの理由は、人間関係と睡眠不足。ハラスメント気質のある人の配下で、早朝から深夜帯手前までの業務を行う。間に断続的な長い休憩時間をはさむが、下準備しつつ待機といった状態になり、気が抜けない。

 人間関係がうまくいかない。真面目に仕事をすると残業が増えて疲弊する。似たような状況を過去に何度か繰り返している。都度、どうにかしようとするが、上手くいくことは少ない。そして、これらは逃げても繰り返す。私が何かしらを克服しないかぎり、何度でも同じ状況が目の前に現れる。

 今の仕事に就いて以降、私は自分の人間関係の癖をいくつか理解した。そうしたら、他人の言動があまり気にならなくなった。結果、他人を不快に思うことが減り、環境が改善されてきた。多分、私が気が付かなければいけないことの一部がクリアできたのだろう。

 仕事を辞めることを検討し始めたのは結構早い時期だ。好きだと思っていたことを仕事にしてみたら、好きなのではなく、人よりは意識的な努力をせず一定のレベルに到達できる、”得意なこと”や”できる”ことだった。好きだと思っていたことなので仕事自体は嫌いではない。ただ、事実上の拘束時間や業務量を今の環境の中で継続するには、私が相当無理し続けなければならない。

 業務量と好ましくない環境の根っこには、上長にあたる人の言動がある。ハラスメント気質で、とにかく自分が正しいと思っている言動をする人だ。
 いろいろなことを言うが、真面目に真正面から答えようとすると疲弊する。なので、その場限りの気分的と思われる言葉を発したら、適当に受け流すことにした。その結果、業務上何かが問題になったわけでもないし、それ以上に私の精神的な負荷が減った。その程度のことだったのかと、目から鱗が落ちた気分だった。

 私が目論んでいるのは、こういった環境を引き起こす自分自身からの卒業だ。何か原因があって、それを克服しなければ同じことを繰り返す。
 現時点で降参して退職するのは簡単だ。でも、その次の仕事についても、同じようなことが起こるだろう。避けたければ何が原因かを理解して、対処方法を身に着ける必要がある。
 思考を変えることで、この環境が変化していけばよいとは思う。そうでなければ、最長で資格取得まで頑張って区切りとする予定だ。

 私は他人から真面目そうに見られる。また、自覚もあるが完璧主義的な傾向がある。仕事に関しては、仕事に注力し自分の割合をゼロに近づけて考える癖があった。だが、今回切り替えた部分は、仕事は程々にすること、基本的には自分優先という内容だ。これは完全に私の主観ではあるが、仕事には全力を尽くさない。今の私にはこれが結論だ。

追記:
 安全や品質維持のために定められた規則や手順などについては適当にすべきではない。なぜなら、いざ問題が発生したときにリカバリーすることに膨大が時間とコストがかかるからだ。
 別種のものとして、例えば清掃のようないくらでも丁寧にできるものであれば、程々が成立すると思っている。私の業務は後者に属する部分が多く、上記に記載した全力を尽くさない対象はこちらになる。
 
 上記は、あくまでも私が自分の性質を前提に、現在従事している仕事に対して思うことであり、これを読んだ皆さんにお勧めするものではない。

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