ソクシンブツ・アンダー・ザ・ブリッジ
橋の下で、人間にしては不自然に頭身の低い男が、座禅を組んで座っている。服装は地味で特徴の薄い出で立ちだが、特筆すべきはレインボーマーブルサイケデリック色に輝くアフロヘアである。
右側にはりんごの山、左側にみかんの山が、高さ1メートル程のピラミッドとなって築かれている。供物の類であろうか。
背後のコンクリート壁面には、錆び果てた自転車ホイールが飾られており、ちょうど後光のような雰囲気を醸していた。
その身はピクリとも動かず、呼吸や脈があるのかも分からない。
生死不明。
頭身から推察するに、人間型の着ぐるみであろうか。周囲の朽ち果てた様子からすればボロボロになっていそうなものだが、どこにも汚れはなく、逆にツヤツヤとしている。これが噂に聞く光触媒というものか。
-その肌艶は、超然としていた。
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