ウナーゴン

うなぎ概念の一形態。絵描き系クリエイターだがなぜか文章記事の投稿がやたらと多いので覚悟しなさい。【画廊1】 www.instagram.com/unargon 【画廊2】www.deviantart.com/unargon 【連絡先】 unargon2030m@gmail.com

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      突如電子の海より出土した、過去の日記群からチョイスした文章を収録してゆきます。

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      メインコンテンツ。絵と写真はここに収録されてゆきます。

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      唐突に思いついたらなんか書くかもしれない。

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      日記とかコラムとか感想文とかはここに纏めています。

    • 【石の街】攻防記

      幻想風味の謎めいた作風。予測のつかない展開! 9000字程度の短編になりました(全5セクション完結済)。

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      • 妖怪諜報部

        河童族の最後の末裔である僕は、山中より転び出るや、濡れそぼったアスファルトに無様に倒れ伏し、腹這いの姿勢で、しばらく動かずにいた。 雨上がりの曇天の下、湿った風が吹き抜けるたび、竹林がさわさわと揺れる。 顔のすぐ横の側溝を、水がちろちろと小気味良い音を立てて流れている。 それは、あの薄暗くて心地良い鍾乳洞——『河童の隠れ里』を出立し、三日にわたる行軍の末、ようやく人里に辿り着いた朝の事であった。 30分程そうしていただろうか。傍で黙って膝を抱えて座っていたジェミが口を開

        • スタンド使い、ニンジャ、ウマ娘

          この記事は2021年10月2日に、現在の拠点であるpixivFANBOXに掲載した日記と同じ内容です。pixivFANBOXは、雑記や月報、ドネートしてくださる方への新作情報早期公開の場として利用しています。雑記は基本的にnoteと同じく基本無料記事ですが、たまに全体公開に適さない内容の場合は111円のサブスク記事として投稿しています。こっちでは無料公開ゾーンを設定できるので、再掲してみました。 絵とかの創作物は今後、pixivで公開してゆく予定です。またpixivFANB

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            サイバー抹茶羊羹

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          • R.E.T.R.O.=/Q: SECRET FILES
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            CANADA THE TRUE NORTH WILDERNESS

            【日記】20061123

            kiss 60日。 その日、僕たちは、自分たちに残された寿命があとそれだけであることを知った。 この地下世界に閉じ込められてから、どのくらいの時間が経ったのだろう。 色とりどりの巨大な積み木が組み合わさってできたような、この薄暗闇と深い静寂の世界で、僕たちは静かに呼吸しながら、おのおの物思いに耽っていた。 僕は、むこうの淡いピンク色の三角柱の陰で膝を抱えて座っている女性を見た。 23/11/2006

            信頼できる真の男がサジェストする「みんなのオススメ記事」は消せるようになっていても消そうとは思わないが、自我のない運営システムが自動サジェストしてくるあほみたいな「閲覧履歴からのおすすめ」はいつまで経っても消せるようにならない。果たしてnote運営に生身の人間はいるのだろうか。

            【日記】20060212

            部分的にしか覚えてないや 険しい山道を、赤い服を着た邪悪な小人が跳梁している。 目の前を通るとき、狙いをつけて煉瓦大の石をぶつけると、すさまじい叫び声をあげて死ぬ。 調べると、暗号指令文書を携えている。 12/02/2006

            (日記)『【石の街】攻防記』作品解題

            本記事は9,000字弱の短編小説『【石の街】攻防記』について、内容に関する記述を含んでいます。興味のある方は本編を先に読まれることをオススメします。 ▢▢▢▢▢ 連載版(全5セクション完結済。冒頭記事に飛びます) ▢▢▢▢▢ 全セクション版(一つの記事にまとめたもの) 2018年10月に逆噴射小説大賞というものがありました。 第一回は小説の冒頭400字を応募するというレギュレーションで、私は3つほど応募してみたところ、『R.E.T.R.O.=/Q』と『【石の街】攻防記』

            【石の街】攻防記(全セクション版)

            1・序 ▢▢▢▢▢ その日、大量の水が街を襲った。 呪術結界が施された強固な石の外壁が、轟音と共に押し寄せた水流によって破壊された。 外部からの攻撃だ。 やつら、とうとうここまで力をつけやがったか。自治会のおじさんがぼやいた。度重なる攻撃が段々と威力を増しているのは、僕も感じていた。 ひとしきり荒れ狂った濁流は、昼前には収まった。幸い死者は出なかったが、街中が水浸しになった。 誰しもが異変に気づいたのはその頃だ。水が一向に引かない。 広場で僕はとても奇妙な光景を

            【日記】20060802

            目玉 目玉が取れた。 机の上に転がった球体を、残った方の目で眺める。 舐めかけの飴玉のような光沢だ。 しかし、目玉とはこんな模様だったろうか。白と黒とが半分ずつ、緩やかに波打つ境界線によって、分けられている。 指でそっと球体をつまみ、鏡を見ながら、顔の本来あるべき位置に戻す。 と、その瞬間、眼窩の中で、二つの目玉がぐるりと回転した。 そして両の眼に現れたのは、白と黒とが互いに咬み合う、陰陽のシンボルだ。 02/08/2006

            【石の街】攻防記(4後編・明朝、巳の刻)

            【前のセクションへ戻る】 ▢▢▢▢▢ 街を4分の3周もすると、流石にうどんを啜るペースも落ちてくる。 だが、僕らは絶妙な連携と各々の沈着なペース配分によって、全体の作業バランスを一定水準以上に維持し続けていた。 靄は、高速で巻き戻された時間を辿るかのごとく、みるみるうちに凝固し、路面へ、階段へ、壁面へ……それぞれのあるべき位置へと戻ってゆく。 古びた集合住宅が、公共施設が、街灯が。 経年劣化や傷の具合すらもそのままに甦る。 石の街が、元の姿を取り戻している。 修

            【日記】20060319

            4~5年前の(記録による) 部屋の壁に、一辺25センチ四方、奥行き3センチくらいの額がかかっており、その中には、白菜のキムチが縦横等間隔に並べてピンで留められている。 不意にあたりがカタカタと小刻みに振動し始め、額の下の隙間からなにやら濁った色の液体(キムチの汁だろうか?)が流れ出てきたかと思うと、振動はガタガタといよいよ激しくなり、額のガラスにビシッと音を立ててひびが入る。 パリーン!とガラスが砕け飛び、ボコッ!と音がして、壁から破片が飛び散り、直後にドーン!と壁がこ

            【石の街】攻防記(4前編・明朝、巳の刻)

            【前のセクションへ戻る】 ▢▢▢▢▢ 翌朝、街は異様な空気に包まれていた。 僕たちの目の前には、呪術防護を施された真新しいレールが敷かれていた。朝の光を反射してピカピカと輝くそれは、縦横無尽に無数のカーヴを描いて、広場から街のあちこちへと伸びている。この広場からスタートし、街中を隈なく巡るコースとなっているのだそうだ。街の住人の半数以上が駆り出され、夜を徹して行った工事の賜物だ。 街の其処此処で、すでに靄の様に曖昧に溶け合った状態になっている箇所も出始めていたが、そうし