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愛おしい日々

娘が生まれてから、私と娘は7時までには寝室に行き、夫と息子は遅れて寝るのだけど、昨日は私がまだ起きている時間に息子が来たので、布団の中で息子を抱きしめた。
「大好きだよ」と言うと、「ぼくもお母さんだーいすきだよ」と言ってくれて、とても幸せな気持ちで眠りについた。
あとどれくらい、こんな風に息子を抱きしめることができるんだろう。

以前は私にぴったりくっついて眠っていた息子。
寝付けなかったり、夜中に目が覚めたりすると小さな声で抱っこ〜と言うのがかわいくて、どんなに眠くても応えていた。
今はその役割は夫に代わって、夫が息子の抱っこに応えるのを微笑ましく思う反面、元に戻れない時間があることを寂しくも感じていた。

娘を見ていても、日々の成長が嬉しい反面、あっという間に月日が流れていくのが寂しくて、もっと今のかわいい姿を見ていたい、時間がゆっくり進んだらいいのに、と思ってしまう。
娘の姿を赤ちゃんの頃の息子に重ねて、息子もこうだったなぁと思い出すことが多くて、それを忘れてしまっていた自分にショックを受けたりする。
あの頃も、この一瞬一瞬を目に焼き付けておこうと必死で過ごしていたはずなのに。
どんどん上書きされていく記憶。
子どもたちは毎日、今が一番かわいいと思わせてくれるけど、昨日の姿にはもう会えないのだと思うと、寂しくて仕方がない。

そんな風に思えるほど、愛おしい日々をありがとう。
他の誰でもなく、あなたたちの母になれて私は幸せです。

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