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2021年6月の記事一覧

近所の消化器科を訪れたら、夏フェスの会場になっていた

 こんなご時世になってから、久しく病院に行っていなかった。  まあ病院なぞ行かないに越したことはないのだが、先日、尿管結石を疑うほどの鈍痛が私の下腹部を襲った。これはまずい。ラジオでハライチの澤部氏がその痛みをさんざん訴えていたので、まさか自分も…? と恐ろしくなった。  近所のクリニックに電話をかけ、事情を説明する。電話に出た女性が「じゃあ一度来てください~」と明るく言うので、「おお、気さくそうな病院でよかった」と私は胸をなでおろした。気楽なカンジで家から徒歩3分の消化

ネットニュースのイントロドン!

 タイトルの通りである。  ここ最近、ネットニュースが面白くてたまらない。最高にキャッチィな見出しと、絶妙に締まりの悪い最後の1文。この2要素でサンドイッチされたネットニュースは、現代日本における至高のコンテンツだからだ。  ではこの投稿のシステムを説明する。  まず、私が目をひかれたネットニュースの見出しを書くので、その内容および「締めの1文」を導き出してほしい。ちなみに私は、ネットニュースの見出しを読むだけで「締めの1文」を当てることが出来る。これには熟練したテクニ

僕と公式LINEの700秒戦争

 人間は暇になるとロクなことをしない。  今の私がまさにそうである。特にやることもないのでスマホをポチポチといじっていたところ、LINEのおすすめアカウントにムーミンが現れた。これは暇をつぶせそうだ、と直感した私は、早速ムーミンにLINEを送ってみたのだ。以下やりとりの一部始終を晒す。ちなみにムーミンのプロフィール画面はこれだ。  どうやら最新情報をお届けしてくれるらしい。期待に胸が膨らむところである。  「ムーミン谷に住んでみたい。そう思った瞬間から、あなたはもうムー

フォントの本当の魅力

 おもしろい形の文字が好きである。  世の中には明朝体とかゴシック体など、誰でも一度は耳にしたことのあるフォントが数多く存在する。なかでも私は、「なにそれ?」と思わず聞きたくなるような、一風変わったテイストのフォントが好きだ。  たとえば、この記事の見出し画像にある「あ」。なんとも言えない幽霊みたいな雰囲気を持つこのフォントは、その名を「吐き溜」という。グラフィックデザインを作成するWebサービス上で発見した。なかなか味わい深い。作者の青春時代が気になるところである。

楽天王国の民として生きていく

 スマホデビューした。  いや、正確には再デビューだ。2011年に初めてスマホを買った私は、2018年にガラケーの世界へと舞い戻った。何度も割れるスマホ画面に嫌気がさし、頑丈な携帯電話が欲しいと思ったからだ。結果はガラケーにして大正解だった。落としても壊れない。濡らしても壊れない。とにかく電話がしやすい――。  私はガラケーと過ごす毎日に満足していた。LINEは標準装備されている。ネット関係はパソコンで事が足りる。何よりも、このスマホ時代に「逆に」ガラケーを使っているのが

スキンヘッドのトリセツ A to Z

女性1「久しぶり~。え、ちょっと待って。超バッサリいってんじゃん!」 女性2「うそ? 変かなあ」 女性1「ううん、可愛い。似合ってるよ」 女性2「ホント? ちょっと切りすぎたかな~って思ってたから嬉しい」 女性1「でもショートってラクそうでいいよね」 女性2「いや、意外とね、髪短いほうが手入れ面倒くさいよ」 **********************  先日、新宿駅の東口でこんな会話が聞こえて来た。私は信号待ちで立っていたのだが、その背後で、どうやら彼女らは待

3面記事

(平成2年2月22日 第2種郵便物認可 ©NEKO SHINBUNSHA all rights reserved) アメショーへの厚遇許さない「餌規制の撤回・体制整備を」八百屋前で抗議  2021年(令和3年)3月に商店街理事会で可決された「アメリカン・ショートヘアー促進法」を巡り、猫たちの間に波紋が広がっている。事の発端は1匹のアメリカン・ショートヘアー(=1歳・雄)だ。この猫が今年1月頃から商店街の八百屋で飼われ始めた。「それからは、全てがあっという間に変わった」と近所

ど忘れ de 438円

今の家に引っ越してから鍵を携帯しなくなった。玄関ドアがダイアル錠なのだ。 仕組みは至って簡単で、ドアに設置されたボタンをカチカチと押すだけ。それで解除できる。出かけるときに鍵を持たなくていいので、ラッキーだと思った。酔っぱらって無くす心配もない。 それがこの間、解除の番号をど忘れしてしまった。 解除番号は7桁で、いつも何となくリズムでボタンを押しているので、改めて「何番だっけ?」と思い返してみても、さっぱり浮かんでこないのだ。 一応当時の状況を説明する。私は既に缶ビー