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ときめきとのdistance


先週の日記。
渋谷Bukamuraミュージアムで「マリー・ローランサンとモード」展。

「絵が綺麗なので見たかった」というだけで、それ以外の前知識や情報を何も入れずに行ったんですが、あんなに全力でモード界隈の作家だったとは知りませんでした。「おしゃれな感じする〜」と思ってたけど“感じ”じゃなくて、本物だったのか…。

淡い色と微妙なフォルムが優雅で幻想的。社交界やモード、装飾など華やかな世界を描いていながら、ふんわりとした画風は、現代の言葉を使うなら「ぬけ感がある」と言う感じ。

撮影OKな場もあり。
これは一番気に入った作品…


 ローランサン作品だけではなく、交友関係のあった作家や、彼女が手がけた舞台の映像など、幅広く紹介されていて興味深かったです。
しかし展示としては散漫な印象だったかな…。
ローランサン展と言うには数が少なく、モードや文化背景も紹介程度で,掘り下げているわけではなかったので…。
もう少しローランサン作品を見られると思っていたので物足りず、何周かじっくり見てきました。



住まいが郊外に移ってから、以前ほどフットワーク軽くイベントや展示などに行けていません。
しかし、いつでも行けるわけではない分、逃したくない!という執着が強くなりました…。

思うんですけど、行きたい場所に行くかどうかって、家の近さとか時間の制約じゃなく“特別感”の有無な気がするんですよね。
特別感は「行きたい」という欲を加速させるけど、家の近所だったりすると、いつでも行けるが故に特別感が削がれ「どうしても行きたい」という気持ちが弱くなる。

実際、前の住まいは近所だけでいろんな催しがあったんですが、あまり積極的に開拓していませんでした。今思うと惜しいことをした…。
でも、ちょっと離れた美術館にはせっせと行っていたんですよね。あれはやはり「行かないと」という切迫感があったからだと思います。

なので引っ越してからは、いつでもいけそうな近所のお店とかをなるべく開拓するようにしています。そうしないと多分、店の前を通るたびに「ここ気になってるんだよね〜」と言い続けるに違いないのです。きっと何年も、何年も…。
楽しみたい、私は、暮らしを…人生を…。


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