雨に舞う
昨日の雷雨はすごかった。
バリバリバリバリ!!と、つんざくような雷鳴を轟かせ、重く熱く、まとわりついている大気を切り裂くように、大粒の雨で、辺りを一気に冷却してくれた。
久しぶりの雨。
せっかくだから、窓の外の雨模様を楽しもうと、普段プライバシーのために下げているカーテンまで全開にした。
昼過ぎの割に、薄暗い室内。
稲妻が映えるように、あえて電気はつけないようにした。
時折り光る空。雷鳴。叩きつける雨粒の音。
非常に激しい。今、外に出るのは怖いと感じた。
そのとき、
雨の中を舞うものがいることに気がついた。
それは、小さな燕たち。
何羽も、何羽も、雨の中を行ったりきたりしている。
雨宿りの場所を探してあせっているのかしら?
いや、そうではなさそうだ。
むしろ、わざわざ雨を求めて、はしゃいで飛び回っているように見えた。
気になって調べてみると、
燕は、雨で水浴びしたりするそうだ。
また、燕にとって雨の日は、余暇の時間なのだそう。
この地に雨が降ったのは、2週間ぶりだから、燕としては、久しぶりの余暇タイムだったのだろう。
喜びを爆発させて、雨に舞う燕たちを見ていたら、なんだか、こちらまで楽しくなってきてしまった。
最後までお読みいただきありがとうございました。それでは、また。
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