【子なし主婦】私にとって子どもを産むということは…
はじめに
私は妊活をしたことがない。
そろそろ妊活をしようかな、と思っていた20代後半に体調不良となり、妊活ではなく体を回復させることに時間とエネルギーを使うことになった。
体を回復させる過程の中で、自分の心や価値観とものすごく向き合った。
そうして気づいたのは、私にとって「子どもを産む」=「達成しなければならないこと」「頑張らなきゃいけないこと」だったということ。
だから、産まなくていいやとなったのだ。
体力ないのに、ワンオペになることが分かりきっているのに、頑張らなきゃいけない?
誰のために?
「結果を出さなきゃいけない」に取り憑かれていた
高校は進学校、大学受験はイマイチの結果だったけれど、イマイチだったからこそ、就活では結果を出さねば!と意気込み、なんとか大企業へ就職。
転職も第一希望の会社へ入社。
幸せになること=社会的にわかりやすい結果を出すこと
だと信じていた。
幼いころから。
良い母親とは?
私が勤めていた会社の上司たちは、子どもに幼稚園受験や小学校受験をさせている人が多くて。
私も将来は、子どもにそうしてあげなきゃ!と思うようになっていった。
限定的な思考になってしまっていたのは、かなりの脳疲労だったからだと思う。
結果的に、妊活前に体調不良で会社を辞め、専業主婦となった。
そのときに、自分と毎日ひたすらノートで向き合った。
怖かったのだ
SNSとか、ファッション雑誌に出ているキラキラ女性のようになれなければ、社会から後ろ指さされるんじゃないかって、怖かった。
子どもがいたら、胸を張って生きていける。
子どもに良い教育を受けさせられたら、胸を張って生きていける。
そう信じていた。
つまり、自分に自信がなかったのだ。
私が本当に欲しかったものとは?
自分と向き合って、29歳のときにようやく気づいたこと・・・
「今のままのあなたで素晴らしい」と、誰かに認めてもらいたかった。
「そんなに頑張らなくていいんだよ。」って誰かに声をかけてもらいたかった。
その言葉は、自分が自分にかけてあげるべきだったのだ。
私にとって子どもを産むということは…
冒頭にも記したように、子どもを産むことは、私にとって「しなきゃいけないこと」だった。
(だれかに、強制されたわけではないのだけれど)
「一人前の女性として社会から認めてもらうために、産まなきゃいけない。」
「自分を成長させるために、子どもを産み、育てなければいけない。」
自分で自分を縛っていた。
子どもを産む前に気づいてよかった
あのまま妊活をして、仮に産んでいたら…
「自分のため」を「子どものため」と勘違いした母親になっていたのではないかと思うのだ。
そういう大人にはなりたくない、と子どものときから思っていたことだったから
だから潜在意識があのときストップをかけてくれたのかな?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?